データ活用やDXがどんどん解る用語集   
2025年の崖

「2025年の崖」

2025年の崖の意味を解説します。

2025年の崖とは

2025年の崖とは、2025年以降、年間で最大12兆円の経済損失が生じるとされる問題のことです。経営者の多くがDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性について理解しているにもかかわらず、実現するためには解決すべき課題が山積しており、それらを克服できない場合にこの問題が生じるといわれています。経済産業省が2018年9月に発表した「DXレポート ~ITシステム『2025年の崖』の克服とDXの本格的な展開~」の中で指摘されました。

問題の要因は複数あります。まず既存の基幹システムが老朽化していたり、複雑化・ブラックボックス化していたりすることが挙げられます。次に挙げられるのが、そのレガシーシステムに多くのコストや人的リソースが費やされ、新しいデジタル技術の発展の足かせになっていること、その上でIT人材不足が2025年には約43万人に拡大することなどです。

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