私たちの考えるDX推進とは
DX(デジタルトランスフォーメーション)とは
企業が外部エコシステム(顧客、市場)の劇的な変化に対応しつつ、内部エコシステム(組織、文化、従業員)の変革を牽引しながら、第3のプラットフォーム(クラウド、モビリティ、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を利用して、新しい製品やサービス、新しいビジネスモデルを通して、ネットとリアルの両面での顧客エクスペリエンスの変革を図ることで価値を創出し、競争上の優位性を確立すること(総務省令和2年版情報通信白書)
私たちの考えるDXとは
DX化を実現するには、各業務間で発生するバラバラなデータをスマートに連携する必要があります。すなわちDX化のポイントは「データ連携」と考えます。
各社のDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組み状況
各社DXの取り組みは始まっているものの成果につながっているケースはまだ決して多いとは言えない状況です。
出典:ITR「IT投資動向調査2022」DX専任部門の設置状況:DX実践度スコア別
DXを推進する専任部門が設置されている企業が
前年から5ポイント上昇し 20% 超え
DXを推進するために何らかの組織体を有する
企業は、調査開始以降初めて 70% 超え
DXテーマで何らかの成果を上げているケース(50点以上)は、全体の 20% 超に過ぎない
ITから見るDX(デジタルトランスフォーメーション)の段階
DXはその状況に応じたテーマや打ち手があり各社がそれぞれの段階で取り組みを行っています。
一部の部門 | 特定の仕入先・ 得意先 |
複数部門~全社 | 顧客・市場 | 社会全体 | |
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概況 | 一部の部門または特定のシステムでデジタル化の取り組みを開始している | 既に付き合いのある仕入先・得意先との取引データのデジタル化を検討している | 国内または海外を含む企業グループ全体でデータ利活用を進めている | DXを活用し事業の変革や顧客体験の変革に取り組んでいる | DXを活用し社会全体の変革に取り組んでいる |
テーマ |
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備考 | 特定業務でSaaSを利用するケースが拡大 | 既にEDIを導入していてもINS終了に伴い見直しが必要となっている | SFA/CRM導入検討の際データ利活用(BI等)が見直されるケース頻発 | コロナ禍の影響を受けて製品·サービスまたはビジネスドメインを見直す企業あり | 社会全体に影響を及ぼす企業あり(Uber/AirBnB) |
DX(デジタルトランスフォーメーション)が進まない5つの理由
当社がお客様と解決してきた「DXが進まない理由」をパターン化すると大きく5つにわけることができます。 それぞれの課題に関して、ご参考になるユースケース事例をご紹介します。
データが散在していて利活用が進まない
~経営の見える化からデータ利活用推進~
1. 当初の問題点(2015年当時)
事業毎にExcelで作った経営会議資料による報告でビジネスの状況が即座いに理解できない。
報告資料づくりに時間がかかり、ミスも発生する。やり直しにまた時間がかかる。
2. 経営ダッシュボードの作成による改革
事業毎にバラバラだった経営会議資料の形式を統一し、ExcelからBIに変更。
さらに、ETLツールでデータを自動収集し、正しい数値をリアルタイムに見える化。
3. データドリブンの全社展開
データの見える化を各部門に展開し、それぞれが必要なダッシュボードを構築。
データ(事実)に基づく経営・オペレーションを遂行し、風通しのよい組織文化醸成と経営刷新に取り組みました。
次の段階として、ユーザがいつでも、好きな時に自分でデータを確認・検証できる仕組みを作り、日々の業務の中で“ひらめき”や“仮説立案”に役立てております。
業務改革にSaaSを利用したいが導入に不安がある
~財務経理部門のDX化~
1.財務経理部門を取り巻く環境(2018年当時)
2.チャレンジテーマ
3.具体的施策の検討
4.経理業務デジタル化による在宅決算の実現
経理財務自動化ソリューション「BlackLine」と弊社製品のデータ連携ミドルウェア「DataSpider Servista」を組み合わせ、2020年3月期の本決算を完全在宅で実現しました。
弊社は経理業務改革のためにSaaSとデータ連携基盤を組み合わせ、人手作業・紙運用を極力廃止しております。
老朽化したシステムが足かせになっている
~レガシーシステム脱却とデジタルエコシステム構築~
1.社内システム化方針の転換(2015年当時)
2.弊社DX化・デジタル化の歩み
3.守りの情シスから攻めの情シスへ
Before
- 基幹システム(ERPパッケージ)の維持保守中心
- 維持コストが増大し予算のほとんどが維持に割り当て
- 運用が属人化・ブラックボックス化
- 新しいことをやろうにも費用も工数も技術も無い
After
- 基幹システムを塩漬けし、外部サービスを利用
- 高額な維持費を削減し新たな領域に投資
- クラウドシフトにより運用コスト削減
- ビジネス状況やユーザリクエストに応じた変化対応型へ
DX戦略が不明確でどこから着手するかわからない
~その他部門でのユースケース~
DXの着手は各業務部門から小さく始めることも可能です。
当社の各部門でのDX事例をまとめました。クリックしてユースケースにお進みください。
DXを推進するリーダーや技術者が不足している
~お客様のDX推進を強力にご支援するセゾンテクノロジー~
当社では、以下の実績をもとに数多くのお客様のDX実現をご支援しています。