HULFTイベントレポート:第9回
FIT2019
(金融国際情報技術展)に出展しました!

マーケティング部の渡辺です。

2019年10月24日~25日の2日間、東京国際フォーラムで開催された「FIT2019 (金融国際情報技術展)」に出展しました。金融機関向けの展示会ということで、金融機関が現在抱える課題を「HULFT」「DataSpider」により解決する展示をいたしました。早速その内容について紹介をさせていただきます。

FIT2019 (金融国際情報技術展)

FIT展(Financial Information Technology:金融国際情報技術展)は、国内最大の「金融機関のためのITフェア」です。弊社製品のファイル転送ミドルウェア「HULFT」は、長年に渡り金融機関で広くご利用をいただいてきた製品であり、今年も引き続いて出展をいたしました。

展示会の性質上、ご来場いただく方々は基本的に金融機関の方々です。そこで現在、金融機関が抱える課題について、弊社製品の「HULFT」「DataSpider」により解決できることを意識して、展示および紹介をさせていただきました。

ただし、展示内容はどの業界のIT利活用でも課題となりうることだと思います。

会場は、東京駅と有楽町駅の間にある、東京国際フォーラムでした。

当日は、台風接近による豪雨もあるなど天候に恵まれなかったのですが、大変ありがたいことに、それでも多数の方に展示ブースにお立ち寄りいただくことが出来ました。

自動化による業務効率改善、働き方改革実現
「DataSpider」により、GUIだけで様々な業務自動化やデータの利活用を実現

現在、金融機関各社様においても、ITの利活用により業務を自動化し効率化することが強く求められる時代となりました。しかし、なかなか成果が出せずに苦労なされているお客様も多いようです。

そこで、DataSpiderを活用いただくことにより、「実際に」金融機関様で業務効率化の成果を上げている取り組みを紹介させていただきました。

当日も、RPAを導入してみたけれども開発や保守に想定外の工数がかかって成果が出せていない、お客様へ提案型の取り組みをしたいが行内に様々なデータが散在して有効活用ができない、そもそもエンジニアや担当できる人が確保できないなど、実際の現場では様々な悩みがあるようでした。

DataSpiderは「GUI上の操作だけ」で様々なデータやシステムを連携できます。実際、エンジニアでない業務の現場の方々に自ら活用いただいていることもあります。

例えば、Excel業務の自動化はRPAでは煩雑になりがちですが、専用機能で効率的かつ確実な動作に自動化できることや、OCRでの手書き帳票の電子化で問題になる「その前後の処理」も含めた自動化、さらにはRPAロボットそのもの呼び出しや、Webサイトからの情報取得や、クラウドサービスへの連携、AIやBIサービスの呼び出し、社内に散在する様々なデータへのアクセスと活用など、様々な活用事例を紹介させていただきました。

DataSpiderのようなツールが存在すること自体をご存じないお客様もまだまだ多い状況で、そんなものがあったのかと驚きの声を頂くこともありました。なんとか、成果が出せずに苦労なされているお客様の一助となればと思っております。

既存の「HULFT」により、懸案の「クラウド活用」がすぐに進められる

「HULFT」はファイル連携ミドルウェアのデファクトスタンダードとして、日本の銀行のほぼ全て(全国銀行協会の会員銀行様の全てなど)で導入いただいているなど、ご支持を頂いてきました。

どうしてもHULFTはメインフレームやUNIXなど、既存のITで活用するイメージがまだあります。でも実はそれだけじゃないのですね。今では、クラウド連携など新しいITの利活用でもご利用を頂くようになっています。

クラウド活用を進めなければいけない、しかし人材の確保が難しい。なにしろ既存技術とクラウド側の両方が解るエンジニアが必要になってしまう。実は、そういう悩みは「導入済みのHULFT」で「すぐに解決できるかもしれない」のですね。

従来のHULFTのファイル転送の使用感そのまま、既存のHULFTインフラも技術者のスキルも従来のまま、簡単な設定をするだけで「クラウド側にファイルが届く」、具体的にはAmazon S3のようなAWS・Azure・Googleのオブジェクトストレージに転送できるのです。

クラウド側のデータ活用の中心であるオブジェクトストレージに届いてしまえば、データ活用、例えばBIでの分析やAIでの活用なども容易に行うことができます。 また、昨今災害が相次ぐなど、データのバックアップの重要性が再認識されつつありますが、マルチクラウド・世界規模での地理分散の高度なバックアップ体制を、「HULFTでいつも通りファイル転送する使用感」で実現できてしまいます。しかもクラウドですし、既存のHULFTインフラ+α程度で済みますから、低コストかつ早期に実現ができます。

再度になりますが、HULFTは既存のITで活用するイメージがまだあると思います。でも実はそれだけではありません、その一例を展示・紹介させていただきました。

ISDN(INS)終了の課題など、インターネット回線経由での「取引先とのセキュアなデータ連携」を実現する

最後に紹介させていただく展示は、2024年に期限が迫っているISDN廃止の問題など、取引先とのデータ連携、「企業間でのセキュアなデータ連携」の実現についてです。

企業間のデータ連携では、単にデータが送信出来ればいいわけではありません。簡単に転送エラーやデータ破損が起こらず、しっかりとデータが届き、届いたことが確認できることも必要になります。さらには、企業間をまたぐ転送のどこでエラーが起こったか切り分けが出来ることも求められます。

一般的なFTP/SFTPによる転送では、どうしても不十分ないしは煩雑なことになってしまうことがあります。HULFTは銀行において長年、ファイル連携基盤として利用されており、これらの課題をしっかり解決できるよう作られています。

また、企業様ごとの様々なニーズへの対応も必要です。現在、ITの利活用において、セキュリティはとても大きな問題となっています。しかし一方で、より利活用の利便性が高いことや、低コストであることが求められることもあります。さらには、従来にない多数の企業とのスムーズなデータのやり取りの実現が求められるなど、企業間のデータ連携でのニーズは多様化しています。

そこで、専用線やVPNによる安全性や確実性を重視したデータ連携だけでなく、低コストで済む一般のインターネット公衆回線を用いつつクラウド経由で安全安心確実にデータ連携が出来るサービスや、多数の取引先とのスムーズなデータ連携を実現できる機能など、様々なニーズに対応できる手段の整備も進めています。

次は、ぜひ実際の会場で弊社ブースをご覧ください

昨今、銀行業界を取り巻く状況は厳しいものがあります。ITの利活用に期待されることも、また、時代の変化によりITで実現が求められる様々な新たなことも、ますます大きくなっています。

しかしながら、現場は予算も時間も、人材の面においても、十分な状況にあるわけではありません。新しい取り組みが必要なことは当然わかっていても、しかしクラウドが解るエンジニアの確保だけでも現実的に大変な状況にあります。

今回は、金融機関向けのセミナーでの展示でしたが、このような問題はどの分野でもあることだと思います。弊社製品の「HULFT」「DataSpider」は実際の現場で実現したいことが出来る製品としてご利用を頂いてきました。本当に必要なことを提供するサービスを目指し、今後も引き続き改良と強化を続けてまいります。

セゾン情報システムズは今後も様々なイベントや展示会へ出展します。次の機会には会場にご来場いただき、弊社の製品やサービスを実際にご覧いただければと思います。

それでは、またイベントでお会いできることを楽しみにしています。

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