「HULFTプリセールスが語る」シリーズ5
成果の見える化が自発的な改善につながる!

~日報✕見える化✕自動化のすすめ~

こんにちは、HULFTプリセールス 製造業担当です。

私は製造業のお客様を担当しており、データ連携の観点から生産性改善、品質向上のお手伝いをさせていただいております。

そんな中で、今日は日報にフォーカスしてお話いたします。

日報の活用はうまく行っていますか?

工場内で例えば生産業務を担当する方なら生産日報、保全業務を担当する方なら点検記録や保守記録をつけられていると思います。その記録はExcelであったり、記録簿に手書きで記入したり、システムへ直接入力したりしているかと思います。

いろいろなお客様と会話させていただく中で、日報が記録の積み重ねだけで分析されず埋もれてしまっているケースがあると伺います。

よくよく話を伺うと以下のような課題が挙げられます。

日報に限らず、Excelや手書き帳票のよくある業務課題ではないでしょうか。

せっかくの現場の生データですから、そのまま寝かせておくのはもったいないです。

課題解決のアプローチ

IoTやデジタル化といった取り組みが叫ばれる中、日報を有効活用しやすくするため、入力の電子化や、ツール化を行います。

まずは特定領域で効果を検証し、効果が認められれば他にも展開するのが王道な導入パターンでしょう。

しかし、いざ検証し始めると以下のような声が聞こえてこないでしょうか?

新しいモノやコトには少なからず抵抗感が生まれてしまうのはしょうがないですね。

この最初の抵抗感を乗り越えられるかが改善の肝で、いくら良いツールだとしても定着しないと残念な結果となります。

抵抗感を生まないアプローチとは?

冒頭でお話した日報がうまく活用されない理由をもう少し深堀りしてみましょう。

日報の入力方法が問題ではなく、集計/加工・活用などの後工程の問題に起因していることがわかります。

日報入力そのものは変更せずに後工程を変えることで、抵抗感が少なく改善に取り組むことができるのではないでしょうか。

入力はそのままで後工程を変えて日報の有効活用をする

例えば以下のようなユースケースがあります。

  • 報告資料作成に時間を要している(Excelを手作業でマージしているため)
  • 現場の出来事が週次でしか把握ではない
  • 日報内のデータをフル活用できていない

これらの問題点を日報入力の入り口を変えるのではなく、後工程で自動化とダッシュボード化で解決すると以下の通りになります。

すると以下の効果が生まれます。

  • 報告資料作成に時間を要している(Excelを手作業でマージしているため)
    報告資料作成時間がゼロに
  • 現場の出来事が週次でしか把握ではない
    ダッシュボードにリアルタイムに反映されるように
  • 日報内のデータをフル活用できていない
    ダッシュボード上でフィルタをかけ多角的なセルフ分析が可能に

あるお客様のケースでは、現場ライン内で発生していたちょこっと停止(いわゆるチョコ停)を日報ダッシュボードから原因を分析し工程の組み換えを行うことでチョコ停時間削減に繋げていらっしゃいます。

このように目に見える効果があると日報を入力する現場のメンバの皆さんもより精度の高い日報入力を心がけるようになります。不思議なもので成果が見えると自発的な工夫が生まれ、それが自然と改善活動に繋がっていきます。

これからはいかに「つなげる」かがキーワード

今回は日報に着目してお話いたしましたが、日報以外にも装置の稼働ログや生産計画といった多種多様なデータがあると思います。その一つ一つの単体だけではあまり意味のないデータでも、つなげて横断的に可視化するとことで思わぬ発見やひらめきがあります。(木を見て森を見ずとはよく言ったものです。)

また、機械学習やAIといった少し前までは敷居が高すぎた技術も「つなぐだけ」でその価値を教授できるようになってきています。次回その点をお話できればと思います。

ちょっと話が大きくなりましたが、皆さんもぜひ今ある日報から新しい「ひらめき」を得て、更なる生産性・品質向上を目指されてみてはいかがでしょうか。

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