HULFTコラム ネットワークスペシャリストが語る!あきみちさんがHULFTの中の人に聞いてみた

著者プロフィール

小川 晃通 氏

Geekなぺーじ」を運営するブロガー。
慶應義塾大学政策メディア研究科にて博士を取得。ソニー株式会社において、ホームネットワークにおける通信技術開発に従事した後、2007年にソニーを退職し、現在はブロガーとして活動。
著書多数「アカマイ知られざるインターネットの巨人」など。アルファブロガーアワード2011受賞。

あきみちさんがHULFTの中の人に聞いてみた コラム一覧

第1回
業務システムに不可欠なファイル転送機能を実現するHULFT

HULFTとは、元々はHarmonious Universal Link File Transferの略で、日本で最も使われている日本生まれのMFT(Managed File Transfer)ソフトウェアです(*1)

これまで8000社以上の企業がHULFTを導入しています。全国銀行協会の会員企業の100%、日本自動車工業会の100%、その他多くの企業がHULFTを日々利用しています(*2)
日本国内でお住まいの方であれば、何らかの形で気づかずにHULFTとの関わりがあるかも知れません。
たとえば、銀行での手続きが行われる時にもHULFTが使われているかも知れませんし、店頭に並んでいる製品を作るときにHULFTが利用されていたかも知れません。

ミッションクリティカル領域で20年以上の経験 全国銀行協会会員銀行:導入率100%(一般社団法人全国銀行協会ホームページ掲載の全銀協会員(正会員)に基づく) 日本自動車工業会会員企業:導入率100%(一般社団法人日本自動車工業会ホームページ掲載の会員に基づく) 導入実績:8,400社、181,000本(2016年3月末現在) 日本国内市場シェア:13年連続第1位、市場占有率79%(富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2016年度版」)

実は奥が深いファイル転送

  • 同期転送と非同期転送
  • 同報配信
  • ジョブ機能
  • 圧縮転送
  • 集配完了通知
  • 制御範囲や管理権限
  • 世代や履歴の管理
  • データ形式や文字コードの変換
  • 整合性検証
  • 複数ファイルの結合
  • 間欠転送
  • その他各種機能

HULFT採用による工数削減と品質向上

HULFTが採用され続けている理由のひとつに、工数削減と品質向上を同時に実現できる点があげられます。

誕生から20年、HULFTは非常に多くの業務システム開発や改善に関わってきました。
業務システムを実現するうえで必要な機能や、それらの機能を実現する際に発生しがちな問題点を数多く発見し、解決してきたのです。
それは、様々なお客様の業務システムに関わっているということであり、日本のエンタープライズ環境で求められる機能に関する知見の蓄積でもあります。

業務システムを実現するとき、内部で情報のやり取りが必要になりますが、ファイルという形でデータ転送を行うときに必要となる現場のノウハウが含まれるHULFTを利用することで、陥りがちな落とし穴を避けることができます。
HULFTを採用することで、ゼロから自作すると踏みがちな地雷を避けることができるのです。

HULFTは、20万項目のテストを行い、品質に細心の注意を払っています(*3)
HULFTは、Javaなどの言語を使わずにC言語で実装し、ミドルウェアなども極力使わずに他者が作ったソフトウェアが原因となるバグに悩まされないように作られています。

JAPAN QUALITY:お客様の業務システムを支える高い品質 製品品質:障害発生率0.085%(障害件数/出荷本数 2014/12-2016/3 HULFT8製品)、リリース後3ヶ月障害0件(出荷してから3ヶ月以内 お客様環境での不具合 2015/01-2015/12 リリースしたHULFT8製品) サービス品質:お問い合わせ発生率10.6%(お問い合わせ件数/出荷本数 2015/1-2015/12 HULFT製品)、解決率90.4%(1次問い合せ時解決率 2015年度 HULFT製品)

HULFTの概要

  • [hulobsd]
    画面などからの要求を受け付けるデーモン
  • [hulsndd]
    送信側のデーモン。配信を行う。
  • [hulrcvd]
    受信側のデーモン。集信を行う。
配信側ホストのアプリケーションがultsendを利用してhulsnddに対して命令を発行すると、集信側ホストに常駐しているhulrcvdにファイル転送される
集信側ホストでアプリケーションからultrecvを利用して配信側ホストに常駐しているhulobsdに送信要求をだすと、配信要求がhulsnddにむけて発行される。そのhulsnddが集信側ホストに常駐しているhulrcvdにファイル転送を行う。
  • (*1)
    株式会社富士通キメラ創建「2004-2010パッケージビジネスソリューションマーケティング便覧」「ソフトウェアビジネス新市場2011-2014年度版」〈パッケージ・金額ベース〉
  • (*2)
    2016年6月現在
  • (*3)
    HULFT 8のリリース前テスト実施数

Change Location

Are you visiting HULFT.com (Japanese language) outside Japan ?
When connecting "HULFT" to Japan from overseas, please select "HULFT8".

日本国外からHULFT.com(日本語)にアクセスされようとしています。
海外から日本の「HULFT」と接続する製品をお探しの場合、「HULFT8」をお選びください。