ファイル転送・超入門

簡単! Bluetoothでデータ転送する方法
ブルートゥース(Bluetooth)を使えば、パソコン、スマートフォン間やスマートフォン同士でスムーズにデータ転送できます。どんなメリットがあるのでしょうか。簡単な使い方も合わせてご紹介します。
1. ブルートゥースでデータ転送するメリット
ブルートゥースは、近距離間のデジタル機器同士を無線通信する技術の一つです。最近では、パソコンやスマートフォンだけでなく、ヘッドフォンやスピーカー、キーボードなど多くのデジタル機器がブルートゥースに対応しています。
ブルートゥースでの通信は、Wi-Fiなどのインターネット接続環境が不要です。ワイヤレスでiPhoneの音楽を聴いたり、ワイヤレスキーボードで文字入力をしたりと、活用方法はさまざまです。ケーブルが不要なので、外出の際などでもわずらわしさがなくて便利。消費電力が少ないこともメリットの一つです。
2. ブルートゥースが使える端末かどうか調べる方法
ブルートゥースは、現在出回っている多くのパソコン、スマートフォンで使うことができます。では、自分の持っている端末がブルートゥース対応かどうかは、どのように調べたらいいのでしょう。パソコンでは、Windowsなら設定から「デバイスマネージャー」を選んで調べられます。Mac OSでは、X以上のほとんどのバージョンでブルートゥースを標準サポートしています。ただし、WindowsでもMacでも、機種によってブルートゥースの対応バージョンが異なることがあるので注意が必要です。ブルートゥースバージョンの組み合わせによっては、通信できないことがあります。ブルートゥースバージョンまでしっかりチェックしましょう。
3. ブルートゥースでのデータ転送方法
3-1. パソコンとスマートフォン
パソコンとスマートフォンでブルートゥースを使いデータ転送するためには、まずペアリングの作業が必要です(パソコンによっては、「ブルートゥース共有」の機能を事前に「入」や「オン」にしておく必要があります)。最初に、パソコンとスマートフォンを近距離に置き、スマートフォンの設定画面からブルートゥースをオンにします。すると、周辺にあるデバイスを検出してくれるので、通信したいデバイスを選び、ペアリングすればOKです。機器によっては、ペアリングを完了させるまえに、双方の機器に表示されている番号が同じかどうかを確認するように求められることがあります。これによって、想定しないデバイス同士のペアリングを防ぐことができます。
ペアリングがうまくいかないときには、双方の機器のブルートゥースがオンになっているかを確認しましょう。また、一度ブルートゥースをオフにしてからオンにしてみたり、機器の再起動を行ったりしてみましょう。バッテリーが弱かったり、周囲に家電製品や鉄道架線など干渉があったりすると、うまくいかないことがあります。
ペアリングが完了したら、スマートフォンからのデータ転送であれば、スマートフォン上で送りたいデータを選び、共有機能でブルートゥースを選択して送信します。Windowsパソコンからの送信であれば、「送る」から「ブルートゥースデバイス」を選択します。Macパソコンからの送信であれば、ブルートゥースメニューから「ファイルをデバイスに送信」を選び、ファイルを選択して送信しましょう。OSによってこれらの文言は異なる場合があります。
ブルートゥースでのデータ転送は、一度ペアリングしてしまえばその後の設定が不要で手軽です。しかし、通信速度はWi-Fiに劣るため、大きなファイルの送信には時間がかかることがあります。初めての場合は、データサイズの小さなファイルを転送して、成功するかまず試してみましょう。
3-2. スマートフォン間
スマートフォン間でも、同じようにペアリングの設定が必要です。パソコンと同じように、設定メニューなどからブルートゥース画面を開いて周辺デバイスの検出を行い、ペアリング設定を行いましょう。ファイル送信も、パソコンとスマートフォン間と同様にファイルを選択してブルートゥース共有を行えばOKです。
まとめ
インターネット接続をすることなく、近距離間のデバイスでの無線通信を可能にするブルートゥースを使いこなせば、たとえば写真ファイルなどのデータ転送が便利になります。お手持ちの端末のブルートゥースバージョンを確認し、パソコンとスマートフォン、スマートフォン同士などでペアリングしてみてはいかがでしょうか。アプリや電話帳のバックアップなどにも応用できますので、ぜひブルートゥースでのデータ転送を活用してみてください。
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