ファイル転送・超入門

TeamViewerのファイル転送に関するよくある質問集
近年、在宅勤務やモバイルワークなど、場所や時間に捉われない働き方が注目されています。それに伴い、離れた場所からパソコンを遠隔操作することができるリモートコントロールソフトウェアのニーズが、高まってきました。 本記事では、リモートコントロールソフトウェアのマーケットシェア№1を誇るTeamViewerのファイル転送機能についてご紹介します。
1. TeamViewerとは
1-1 TeamViewer の実績
TeamViewerは、マーケットシェア№1のリモートコントロールソフトウェア。
アメリカ合衆国のフォーチュン誌が年1回編集・発行する世界企業ランキングリスト「Fortune 500」に掲載されている企業500社のうち、実に9割がTeamViewerを利用しています。
また、アメリカだけではなく、200ヵ国におよぶユーザーが、30以上の言語で利用しています。
1-2 TeamViewer が選ばれる理由
なぜTeamViewerは、こんなにも世界中の人に選ばれているのでしょうか。
その主な理由は、以下の3つです。
- (1)
設定が簡単だから
インストール後、すぐに利用開始することが可能です。
- (2)
使い方が簡単だから
IPアドレスの公開など、面倒な手続きは不要。相手のアカウント情報さえわかれば、デバイスを共有することができます。
- (3)
個人の非商用利用が無償だから
商用利用の場合も非常にリーズナブル。しかも、サポート費用込みの買い切りタイプです。
2. TeamViewerのファイル転送 操作例
TeamViewerでよく利用される機能のひとつである「ファイル転送」。
いくつかやり方があるのですが、ここではiPhoneからパソコンをリモートコントロールしてファイルを転送する場合の基本的な操作をご紹介します。
(1) パソコン側:TeamViewerを起動します。

(2) iPhone側:TeamViewerアプリを起動します。

パソコン側に表示されているIDを入力して「リモートコントロール」をタップすると、パスワード入力が求められるので、パソコン側に表示されているパスワードを入力します。たったこれだけの操作で、接続完了です。
(3) iPhone側:画面下の「ファイル」のアイコンをタップすると、「パソコン内のファイルの送受信」「iPhone内のファイルの送受信」どちらもできるようになります。

3. TeamViewerのファイル転送 よくある質問集
TeamViewerのファイル転送に関するよくある質問にお答えします。
- (1)
TeamViewerのファイル転送 スピードは?
2016年11月30日(日本時間)に正式公開された最新版「TeamViewer 12」では、ファイルの転送速度向上が図られ、従来比で最大20倍の200MB/秒を実現しています。
- (2)
TeamViewerのファイル転送 容量は?
TeamViewerは、公式サイトに「あらゆるサイズのファイルを共有できます。」と明記しています。
- (3)
TeamViewerのファイル転送 ファイル形式は?
TeamViewerは、公式サイトに「どんなファイルでも転送が可能。」と明記しています。
- (4)
TeamViewerのファイル転送 デバイスは?
「マルチプラットフォーム」は、TeamViewer の特徴のひとつ。
Windows、macOS、Linux、Chrome OS、iOS、Android、Windows Universal Platform、およびBlackBerryに対応した、クロスプラットフォームのPC間、モバイルとPC間、PCとモバイル間、さらにはモバイル間接続を実現しています。 - (5)
TeamViewerのファイル転送 セキュリティは?
暗号化やコードの署名により、安心して利用できる環境を実現しています。
そのセキュリティ品質は、「ドイツIT鑑定士査定人協会」("Bundesverband der IT-Sachverständigen und Gutachter e.V.": BISG e.V.) から5つ星の認定を受けています。 - (6)
TeamViewerのファイル転送 みんなに送りたいときは?
オンラインミーティング中にみんなで共有したいファイルがあるときは、OneDrive for Businessクラウドストレージにファイルをアップロードすれば、オンラインミーティングに参加している全員が、そのファイルにアクセスできるようになります。
この機能を使うには、Business以上のライセンスが必要です。
4. TeamViewerのセキュリティを強化する3つの方法
TeamViewerは非常に使い勝手のいいリモートコントロールソフトウェアですが、それだけに万が一アカウント情報が漏れてしまうと、重要なデータを削除されたり、持っていかれてしまったり、改ざんされてしまったりという危険性もあります。
リスクを最小限にとどめるために、ぜひ以下の方法でセキュリティの強化を図ってください。
(1) 自動起動を無効にする。
[Windowsと同時にTeamViewerを起動]がオンになっていると、会社のパソコンをつけっぱなしで帰宅してしまった場合に、アカウント情報を知っている人に勝手に遠隔操作されてしまう危険性があります。自動起動のオプションをオフにしておきましょう。

(2) パスワードの桁数を長いものにする。
TeamViewerを起動するたびにランダムに生成される仮パスワードの桁数は、初期は4桁に設定されています。これを8桁または10桁に変更することにより、安全度が高まります。

(2) ホワイトリストまたはブラックリストを設定し、リモート接続できる相手を限定する。
ホワイトリスト(許可リスト)またはブラックリスト(拒否リスト)を設定することにより、不特定のアカウントからのアクセスを防ぎます。

まとめ
TeamViewerがあれば、外出先からスマートフォン経由で、自宅や会社、あるいはクライアントのパソコンにログインして、必要な情報にアクセスすることができます。
「働き方改革」を後押しするツールのひとつとして、これからますます利用者が拡大していくことでしょう。
便利さと、そこに潜むリスクの両方を知った上で、賢く活用していきましょう。
- ※
本記事は、TeamViewer公式サイト および 公式動画を元に制作しておりますが、内容を保証するものではなりません。TeamViewerの機能等についてのご質問は、TeamViewer社に直接お願いたします。
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