DataMagic 技術コラム Vol.21
〈DB移行編〉
はじめに
今回のTIPSでは、DBのデータ移行作業にDataMagicを利用したときのメリットについてご紹介します。
データ移行の課題
既存システムから新システムへの移行に伴い、既存システムのデータを別のDBへ移行するケースは多いです。また、データ移行が同一RDBMSのDBではなく、他社RDBMSのDBへの移行というケースもよくあります。このような場合、データ型やサイズを意識する必要があり、SQLの知識なしには容易にデータ移行ができません。そのため、多大なコストをかけてデータ移行作業を行っているケースも散見されます。
こうしたデータ移行作業の課題をDataMagicが解決します。
データ移行時の課題
簡単なDBのデータ移行設定
DataMagicを使用することで、データ移行の課題を解決することができます。
DataMagicは画面操作でDBのデータ移行設定を行うことが可能です。また、設定はSQL文を意識することなく作成することが可能です。DataMagicの機能でテーブル情報を参照し、テーブルの項目情報を取得できます。DBのテーブル情報の設定が簡単に行えます。
テーブル情報取得時の課題
DBテーブルの項目情報の読み込み
DBテーブルの項目情報を一括で画面に反映
また、移行先DBへの連携設定も画面上で行えます。DBの初期設定から、移行の設定までを画面の設定だけで完結させることが可能です。
DBのデータを移行させるときの課題
データ加工処理のマッピング設定
項目の関連付けを画面で容易に行える
DB間で文字コードに差異がある場合もあると思います。そのような場面では、DataMagicのコード変換機能を活用することで、文字コードの差異を吸収しながらスムーズにデータ移行を行うことができます。
文字コードに相違がある場合
画面の設定で文字コードの変換が可能
DataMagicを利用することの利点
- ノンプログラミングで移行設定が実現できるため、SQLの知識なしでDBのデータ移行作業を実現することが可能です。DBのデータ移行作業の効率化が期待できます。
- DataMagicはOracle、SQL Server、PostgreSQL、DB2、またODBC経由でAccessやFile MakerなどのRDBMSと連携することが可能です。DataMagic一つでさまざまなRDBMSとの連携を実現することができます。
- DataMagicはデータ移行時に、不正なデータを取り除くフィルタリング処理や、入力書式が不統一なデータを統一するデータクレンジング処理を行うことが可能です。
- DataMagicにはマッチング機能があります。この機能は、複数ファイルを照合する機能になります。マッチング機能により、移行前後のテーブルを比較してデータの完全移行を確認できます。
- DataMagicには仕様書出力機能があります。この機能は、DataMagicの設定情報をエクスポートする機能になります。設計ドキュメントを作成するコストを削減することができます。仕様書が出力できるため、データ加工情報の管理、保守性も向上します。
仕様書出力処理のイメージ
仕様書で設定情報の詳細を確認できる
おわりに
DBのデータ移行作業に関心のある方は、ぜひ、DataMagic評価版をダウンロードしてお試しください。
もちろん、データ移行後に新しいDBを運用するシーンでもDataMagicが活躍します。他の技術コラムもあわせてご覧ください。
- 評価版は無償で60日間ご利用いただけます。
- 評価版のお申し込み後、90日間の技術サポートを無償でご利用いただけます。
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