DataMagic 技術コラム Vol.9
〈全角⇔半角変換編〉
はじめに
業務システムには、カナ/英数字を全角で入力するタイプ、半角で入力するタイプと、業務システム毎に入力タイプが異なるケースがあります。特に、顧客データ等で電話番号や郵便番号、番地などに全角・半角が混在するケースが目立ちます。
DataMagicであれば、使いやすいデータマッピング画面を用意してありますので、インプットの全角フィールドとアウトプットの半角フィールドを紐づけるだけで、全角から半角(半角から全角)への変換がノンプログラミングで開発することが可能となります。さらに、フィールド単位だけでなく、レコード単位でも変換が可能です。
本TIPSでは、カナ・英数字・記号について混在するCSVデータを各種統一した文字に変換した出力データを作成する例を紹介します。なお、本TIPSを利用するには、DataMagicがコンピュータにインストールされていることが条件となります。DataMagicの入手先やインストール方法などについては、別稿の「DataMagicをインストールする」を参照してください。
操作方法
手順1 - 変換元データを用意する
まずは、変換元データとなる全角半角文字が混在するCSVデータを用意します。データが用意出来たら、DataMagicが導入されているPCの下記のフォルダに保存します。
C:\work\SAMPLE9\(“in”というファイル名で保存)
変換元データのダウンロード (注:サンプルファイルはzip形式となります。解凍してからご利用ください。)
手順2 - DataMagicのスクリプトファイルをダウンロードし設定する
下記のスクリプトファイルをダウンロードして、DataMagicがインストールされているフォルダに保存します。
C:\work\SAMPLE9\(“sample9.igen”というファイル名で保存)
DataMagic の管理画面を起動し、ダウンロードしたスクリプトファイルをDataMagicに取り込みます。取り込みはスタート画面の[ツール]にある[管理情報インポート]アイコンをクリックします。管理情報インポート画面においてダウンロードしたファイルを指定し、インポートボタンをクリックします。取り込みが成功すると、データ加工情報一覧画面にSAMPLE9というIDが登録されます。
スクリプトファイルのダウンロード (注:サンプルファイルはzip形式となります。解凍してからご利用ください。)
手順3 - DataMagicを実行する
手順2において登録したSAMPLE9というデータ加工情報IDをダブルクリックし、入力設定および出力設定のファイル名が正しく設定されていることを確認します。画面から、SAMPLE9のデータ加工情報IDを開き、画面上部にある「実行」ボタンから行います。
手順4 - 実行結果を確認する
手順3において実行が完了すると、出力設定において指定されたC:\work\SAMPLE9\に“out”というファイルが出来ているのでメモ帳等のエディタで確認して下さい。
最後に
今回はファイル全体でカナ=全角、英数字=半角、記号=半角に統一しましたが、各項目単位で全角半角の設定をすることができるため、項目Aは全て全角に、項目Bは全て半角に、項目Cはそのままという設定も可能です。
ぜひ、DataMagic評価版をダウンロードして、技術コラムの解説をお試しください。
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