「ISDN(INS)」終了に伴う、大規模なシステム変更
代替手段の選定に苦慮する企業を救った新サービスとは?

2024年1月にサービスが終了するISDN(INS)。各企業では、ISDN回線は受発注、出荷、請求、支払いといった重要な取引で活用されており、約213万回線(2018年度末時点 NTT東西公表)の契約がある。そのため、この回線の終了は企業間取引を行う多くの企業に多大な影響があると予測される。
課題
次期システムをどうするか。社内外からは問い合わせが相次ぎ……
D社では、取引先企業との間の受発注、決済代行、給与振込、印刷業務などの業務データについて、ISDN回線を利用してHULFTで受け渡しをしていました。しかし、2024年にISDN(INS)のサービスが終了するにあたり、次期システムを検討せざる得なくなったのです。
担当のS氏の元には、社内の各部署からだけではなく、関係する取引先企業からも今後の回線や継続方法について問い合わせが相次いでいました。
「企業間取引のシステムを入れ替える際、最も大きな課題となるのは、各社との調整に他なりません。システムの入れ替え時は双方の立会いが必要であり、そのスケジュールを決めて順番に接続テストを実施しなければならないからです。」(S氏)
もちろん、接続先企業が多ければ多いほど、調整の煩雑さは膨らむ一方となります。S氏は予測される業務量に、戦々恐々とする日々を送っていました。
コスト増が許されない中、代替手段の選定に苦戦
さらに、課題はそれだけではありません。S氏は代替手段の選定にも苦慮していました。
そもそも通信手法を変更するとき、既存システムにも修正を加えなければならないため、多大なコストや手間がかかります。しかしD社では通信費用をこれまで安価に抑えてきたため、コスト増は許されない状況でした。
ISDNの代替手段としてNTTが用意しているメタルIP電話はデータ通信には向かず、通信にかかる時間は従来方式と比較して最大で10倍にもなるとも言われていました。それ以外の安価な手段を検討すると、インターネット方式しか選択肢がありません。しかしそれでは、十分なセキュリティーを担保することができませんでした。
「せめて、HULFTがインターネットに対応していればよかったのですが…。八方ふさがりの状況で、どうすればいいか頭を抱えていました」(S氏)
課題のポイント
- NTTが用意しているメタルIP電話はデータ通信には向かず、従来方式と比較して通信にかかる時間が4〜10倍になるとも言われていた
- D社では通信費用を安価に抑えてきたため、コスト増は許されない状況
- 安価な手段としてはインターネット方式しかなかったが、それでは十分なセキュリティーを担保することができないと考えた
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