つながる価値、ひろがる未来。 ファイル転送、データ連携ならHULFT

住友重機械工業株式会社様 導入事例

SAP HANA Enterprise Cloud上で稼働するグローバル共通基盤
オンプレシステムとの連携にHULFTを標準採用

業種・業態
製造
導入製品
HULFT / DataMagic
キーワード
運用負荷軽減 / 開発工数削減

最先端の精密制御機械・コンポーネントをはじめ、各種産業機械、船舶、大型プラントなどをグローバルに展開している住友重機械工業株式会社では、グループ共通基盤を整備するべく、SAP HANA Enterprise Cloud 上にSAP Business Suite powered by SAP HANA(以下、ERP on SAP HANA)を利用した基幹システムの刷新を実施した。この基幹システムと周辺システムをつなぐ仕組みに、ファイル連携ミドルウェア「HULFT」およびデータ加工・変換ツール「DataMagic」が採用されている。

お客様の課題

ERP on SAP HANAと全国の支社、研究所が持つ様々な会計システムを、安定かつ確実に連携する共通インターフェースの検討

解決

  • データ欠損の検証機能により確実なデータ連携をHULFTにより実現
  • 異なるシステム間連携に必須のファイルレイアウト変換をDataMagicで高速に処理

導入効果

SAP HANA Enterprise
Cloudとの
確実な連携

I/Fツール標準化による
システム監査の
負荷軽減

レイアウト変換は
GUI設定で
短期開発

背景
グループ共通基盤への刷新に必要なインターフェースの切り替え

1888年に機械・器具の製作と修理を担う「工作方」として創業、現在は減速機などの機械コンポーネントからプラスチック加工機械をはじめとした最先端の精密機械、さらに建設機械、船舶、環境・プラント機器までをカバーする総合機械メーカーとして、グローバルにビジネスを展開する住友重機械工業株式会社。世界中に製造販売拠点を展開しており、170を超える子会社・関連会社を傘下に持つ巨大なSHI(Sumitomo Heavy Industries)グループを形成している。

住友重機械ビジネスアソシエイツ株式会社
情報システム部 品川情報システムG 主査 吉崎 正則 氏

そんなSHIグループでは、SAPが展開するクラウド基盤「SAP HANA Enterprise Cloud」上で稼働するERP on SAP HANAを利用し、グループ共通基盤の整備を進めており、2015年からは国内を中心に会計システムの統合を実施。「国内だけでなく、海外拠点での会計業務以外の利用も視野にして、SAPへの刷新を行いました」と語るのは、SHIグループ全体のシステム開発および運用保守などを手掛けている住友重機械ビジネスアソシエイツ株式会社 情報システム部 品川情報システムG 主査 吉崎正則氏だ。

このグループ共通基盤を整備する際に課題になったのが、全国に点在する支社や研究所、生産拠点の各種会計システムとのつなぎ込みだった。「インターフェースを全てSAP対応に切り替えるべく、新たな仕組みを検討することになったのです」と同G 技師 風間晋吾氏は当時を振り返る。

導入
監査の面からもHULFTを高く評価 高速処理可能なDataMagicにも注目

そこで同社が注目したのが、長年社内で利用してきたファイル連携ミドルウェア「HULFT」だった。「もともと周辺系のシステムではHULFTを利用していたことから、自然な流れでした」と風間氏。また、データが欠損しているかどうかの検証機能がHULFTに備わっている点も、監査の面から評価されていたという。「データの欠落は許されないため、以前から社内で評価していたHULFTであれば監査対応が可能で、メリットが大きい」と吉崎氏。また、検討の際は、DBに直接連携する議論もあったが、それではいつのデータがどこに取られたか把握できなくなるため、HULFTによるバッチ処理だとシステム間のデータの整合性を保証する上でも利点があったという。

住友重機械ビジネスアソシエイツ株式会社
情報システム部 品川情報システムG 技師 風間 晋吾 氏

実は、各システムへの対応プログラムをSAP上に作成する手間を軽減するため、接続のためのインターフェースレイアウトを事前に決定したが、文字コードについてはUTF-8を標準にしたという。「ここで、AS/400(現在のIBM i)などで使われているEBCDICなどの文字コードを変換する必要が出てきました。そこでHULFTとの親和性が高く、短期で作り込みが可能な仕組みを検討することになりました」と風間氏。

そこで同社が選んだのが、GUIによる変換設定が可能なデータ加工・変換ツール「DataMagic」だった。「月次のタイミングで10万件を超える処理件数が発生するため、大容量処理にも対応できる仕組みが求められたのです」と風間氏。結果として、既存システムとSAPを連携するための仕組みとして「HULFT」が、高速な文字コード変換が可能な仕組みとして「DataMagic」が採用されることになる。

効果
円滑にシステム間を連携 HULFTがなくなると運用が回らない

現在、HULFTはほぼSHIグループの標準I/Fツールとなっている。SAP HANA Enterprise Cloud上に展開するERP on SAP HANAの会計システムに情報を受け渡すための各種システムにHULFTが実装されており、インターフェース数だけでも300を超えている。マスター管理システムも含めた多くの仕組みがHULFTを利用してSAPと安全なデータ送受信を行っており、文字コード変換については、SAP側に導入されたDataMagicが実施している状況だ。具体的な使い方について一例を挙げると、SAPに対して取引先登録を実施すると、共通のマスター管理システムに情報が受け渡され、その後マスター追加の情報が各現場のシステムに配信される。これらシステム間の連携は全てHULFTによって行われている。また、実際の運用のなかで通信上のエラーが発生した場合は、詳細に記載されたエラーコードによって迅速に問題特定できるようになっている。

「HULFTは、今や“水道”のような社会インフラみたいなもの。なくなると運用は回りません。監査の面でも重要なソリューションであり、HULFTをやめるとなると大騒動になるのは間違いありません」と吉崎氏はその重要性について説明する。「過去、連携先のシステム都合で伝送ツールを変えたことがありましたが、相手システムの構成情報等を知る必要があり、手間もかかるうえ、監査の観点からも課題がありました。HULFTなら共通のID名を決めるだけ。相手システムの情報を隠蔽してくれるようなところが有効に働いています」と風間氏は高く評価する。

 

SAP HANA Enterprise Cloudとのファイル連携

今後については、会計以外にもERP on SAP HANAが持つロジスティクス機能の実装を一部進めており、基幹システムの機能拡充を続けていくという。また、現状は国内を中心に展開している基幹システムを、グローバルにも展開していく計画だ。「海外にもAS/400が多く動いており、HULFTはもちろんDataMagicによるコード変換が必要になってくる場面があるため、さらに活用していきたい」と吉崎氏。また、今回の会計に限らず、AWSをはじめとしたクラウド連携や調達先となる取引先との連携などのニーズも出てきているため、その部分にも安心安全なデータ連携が可能なHULFTを活用していきたいと風間氏。

 

なお海外は、国内の様にSAP用のインターフェース仕様を順守させることが難しいケースもあるため、一部SAP側での作り込みも発生する可能性も出てくる。そこでは、SAPアドオン開発の工数を削減する手段として、GUIによる直感的な操作で連携が可能なDataSpiderには期待しているという。

会社紹介:住友重機械工業株式会社

1888年に別子銅山で使用する機械・器具の製作と修理を担う「工作方」として創業、現在は減速機などの機械コンポーネントからプラスチック加工機械をはじめとした最先端の精密機械、さらに建設機械、船舶、環境・プラント機器までをカバーする総合機械メーカーとして、グローバルにビジネスを展開。「動かし、制御する」確かな技術を駆使することで、豊かな社会づくりに貢献している。

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