ファイル転送、データ連携ならHULFT

ジェコー株式会社様 導入事例

Excelでのデータ収集・加工に時間をかける時代は終わり。
徹底的な自動化で、データの分析・活用に集中できる環境を実現

業種・業態
製造
導入製品
HULFT / DataMagic
キーワード
データ加工 / Excel代替 / 見える化

創業以来60年以上にわたり、各種自動車部品の開発・設計・製造を手がけてきたジェコー株式会社(以下、ジェコー)。「基本・創造・成長に挑戦し続ける」という経営理念のもと、電動化・自動運転など大きなパラダイムシフトが起こる自動車業界からのニーズに迅速かつ柔軟に対応し、新たな価値をもつ商品を提供。顧客からの信頼も厚く、「モノづくり力」を高く評価されている。

その同社が、大きなシステム改革に乗り出した。Excel頼みの状況を脱し、BIツールで必要なデータをスムーズに確認できる環境を目指した。これにより、「データを集めること」に時間を取られていた状況から、「集まったデータを元に分析・検討・アクションする」といった本質的な業務に時間をかけられるようになる。RPAやIoTといった最新技術も積極的に取り入れ、データ収集・加工を自動化することで、大きな成果を出したこのプロジェクト。きっかけはホストコンピュータの移行だった。

お客様の課題

親会社のホスト(基幹システム)から取得したデータを加工しようにも、固定長かつ大量で処理しきれない。

導入効果

DataMagicとBIツールを組み合わせ、売上データなどをグラフィカルに表示、 ドリルダウンも可能に

データ加工はすべてノンプログラミングで実装できるDataMagicで実施し、引継ぎも容易に

働き方改革関連法対応の勤怠管理も自動化し、 作業時間を8割以上削減

300種類に及ぶ固定長データを、どう加工するか

自動車部品の製造を手がけるジェコーは、長年基幹システムを自社のホストコンピュータで稼働させていた。しかし、ホストやCOBOLに精通した技術者の確保は難しく、今後も維持し続けることはできないと、基幹システムを親会社が提供するシステムへ全面移行すると決断したのが2年前のことだ。当時、同社で情報システムを担当していた塩田氏は「今思えば、この決断が業務改革の第一歩でした」と振り返る。「親会社のホストで稼働している基幹システムは、複数のグループ会社が利用するため、私たちの業務や要望にあわせた機能が提供されるわけではありません。以前は現場から要望があれば、情報システム部門でその都度開発して必要なデータなどを提供していたため、これが一切できなくなるのでは現場業務にも影響します」そこで塩田氏は、親会社の基幹システムが管理するデータをすべて提供してもらい、社内で加工し、現場の要望にあわせて提供しようと考えた。しかし、「データは約300種類に上り、しかも独自の用語を用いた固定長のデータで送られてきます。しかも1回のデータ量が大きく、Excelでは到底処理できないレベルでした」という。日々送られてくるこれらのデータは当然蓄積する必要がある。さらにデータをそのまま保管するのではなく品番などでまとめた状態で管理したい、とも考えていた。「最初は既存のDBアプリケーションを利用しようと思ったのですが、プログラムがかなり複雑になってしまううえ、処理も遅く、使いものになりませんでした」困り果てていたところで出会ったのが「DataMagic」だった。

データ加工が簡単、しかも精度が高く、処理が早い

親会社のホスト環境とのデータ転送にHULFTを利用するため、知識を深めるべく参加したセミナーで紹介されたのがDataMagicだった。「DataMagicはホストの考え方に近く、簡単に固定長のデータを分割できました。しかも仕様書が自動で生成されるため、引継ぎも容易です。実際に使ってみると、精度が高く、処理も早い。大量のデータを日々加工し続けるためにも、スピーディに処理できることは大きなメリットであり、これで大丈夫だと確信しました(塩田氏)」また、データが対象フォルダに保存されたら処理を実行するといったトリガー設定も、HULFTでチェックボックスに設定するだけで完了する。データのマージや項目結合も簡単な設定で、完璧に実現できたという。

もうひとつ、HULFTとDataMagicで高く評価しているのがサポートだ。24時間サポートサービスを利用しており、いつ電話しても対応が早く、満足していると話す。「通常サポートより高額ではありますが、基幹システムを動かしていることもあり、24時間対応してもらえる安心感には変えられません。特に20時~21時に発送する“夜便”にあわせてデータを送る必要があるため、そこでのトラブル時にも電話でサポートいただけるのは、本当に助かります」

DataMagicとBIツールを組み合わせ、理想形を実現

大塚商会のサポートを受け、DataMagicを導入した同社が、あわせて導入したのがBIツール「Qlik Sense」だった。「これまでは売上などもすべてExcelで管理しており、役員会のたびに毎回同じ作業を繰り返して報告資料を作成していました。しかも、いざ報告すると『この数字の詳細は?』と聞かれて、また別のExcelを探すことになります(塩田氏)」これではあまりに非効率だ。BIツールを活用すれば、データをグラフィカルに表示し、ドリルダウンでの分析も可能になる。

基幹システムなどから取得したデータをDataMagicで加工し、BIツールに取り込むことで、売上管理、経費管理、電力管理を実現。さらにIoTを活用し、損障(製造ラインでの不良品)管理もおこなっている。「損障管理はこれまで、不良品として箱にまとめていたものを手書きでカウントしている状態でした。これを検査機などのエラーデータをもとに、DataMagicとBIツールを使い、簡単に確認できるようにしました(塩田氏)」損障費の計上も正確になり、どのライン、どの商品で損障が増えているのかも一目瞭然だ。的確な対策にもつながるうえ、対策後の効果まで検証できる。現場の業務も、これにより大きく変わってきたという。

次に手がけたのは「人事のIT改革」

働き方改革関連法が施行され、時間外労働の上限や有給休暇取得が定められた。違反すれば罰金もあるため、役員会でも大きな課題になり、親会社からも厳守するよう通達された。「本来なら勤怠管理システムで対応すべきだと思うのですが、ベンダーから現在利用しているバージョンは対応が遅れると言われてしまったのです(塩田氏)」システムが対応しないからといって、管理しないわけにはいかない。かといって、残業時間管理をExcelでおこなうのは限界がある。実はこれまでは現場の管理職がExcelで管理していたが、部署によっては100人規模での管理が必要になる。「基本的には係長が部下の勤怠をExcelにまとめ、上長に提出していましたが、この集計に毎日1時間はかかり、大きな負担となっていました。製造現場は製造品質などを考えるべきなのに、労務管理に時間が取られている状況は問題視されていました(塩田氏)」

解決策を模索するなか、塩田氏はこの点も勤怠システムのデータをもとにDataMagicとBIツールの組み合わせれば実現できると気づく。早速、36協定に基づいた時間外労働時間の上限を超えないよう、社員ごとに月ごと・年間の残業時間を表示。さらに、「複数月の平均が80時間を超えてはいけない」という規制に対応すべく、複数月平均残業時間の表示にも対応した。「複数月の平均を計算する場合、すべてBIツール側で実装するとかなり複雑なプログラム開発が必要です。そこで、DataMagic側で平均の計算まで行い、その結果をBIツールで表示するというフローにしました(塩田氏)」こうすることで、引継ぎのしやすさはそのままに、必要な情報を一目で把握できる環境を実現した。「残業状況によって、青、黄、赤と色が変わり、黄色になったら注意、赤はこれ以上残業できない、と見ただけで部下の状況が分かるようになりました(塩田氏)」

勤怠システムからのデータ取得はRPAを活用している。「システムから自動で出力することができなかったのですが、毎朝9時にデータを揃えることを目標にしていたため、手作業での対応は避けたいと考えました」という塩田氏が目をつけたのがRPAだった。そこでRPAツール「WinActor」を導入し、すべて簡単に自動化できる体制を整えた。新しい技術やツールも積極的に活用することで、手作業を極力残さずに、属人化しない環境を維持している。

勤怠管理のExcel作業を8割以上削減

導入効果も大きい。年間1920時間もかかっていた勤怠管理の作業が、わずか320時間にまで減少。8割以上もの削減だ。塩田氏も「データの集計が不要になり、朝出社して画面を見るだけでよくなったと現場からもかなり好評です」と話す。休暇取得が足りない人、残業が多い人への対応に集中できるうえ、BIツールでグラフィカルに表示されるため、部下にも伝えやすい。「労働基準監督署からの監査に対しても、ただ『データがあります』だけでは説得力がありませんが、このような仕組みを見せれば、きちんと管理できていることを証明できます(塩田氏)」

これからは集めたデータをもとになにを考え、どう活かすかこそが重要になる。RPA、IoT、BI、そしてそれらを連携させるためのデータを整えるDataMagic……これらにより、データの収集・加工に時間が取られていた状況を脱し、データ活用からスタートできる環境へと大きく舵を切ることに成功した。「最近では、現場から『これもBIツールで見られるようにできないか』という要望が来るようになりました」データを徹底的に活用する環境を手に入れた同社はどんな未来を描くのだろうか。

会社紹介:ジェコー株式会社

自動車時計をはじめ、自動車計器類、車軸用モータ類および応用製品など幅広い製品を手がける。なかでもモニタ系、センサ系に加え、時計やマルチディスプレイ、エアコンパネルなどの表示系製品を強みとする。車社会が大きな変化を遂げるなか、安心/快適を提供できる商品、環境に配慮した省エネ部品など新たな価値を創造する企業を目指して挑戦を続けている。

ジェコー株式会社 総務人事部 人事グループ リーダー 塩田 浩 氏

販売パートナー:株式会社大塚商会

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