クラウドファーストな時代に
「DataSpider Servista」が適しているワケ
多くの企業が初期投資を抑えながら運用負荷を軽減できる “クラウドファースト”なシステム構築の考え方を採用するようになりました。ただし、クラウドを活用するためには、既存システムからのデータ移行やオンプレミスとのデータ連携が必要となり、連携のためのアプリケーションを新たに開発せざるを得ないケースも出てきています。しかし要件ごとに個別開発していると、多くの時間と手間が発生するだけでなく、市場の変化に柔軟に対応することが難しくなります。そんなクラウドの採用によって発生する課題を解決するのが、EAIツールとして多くの企業に採用されているデータ連携ソリューション「DataSpider Servista」です。クラウドを使ったシステム作りにおいてDataSpider Servistaがどう生かせるのか、その活用例を見ていきます。
【活用シーン1】オンプレミスからクラウドへのデータ移行
Salesforce.comやAmazon Web Services(AWS)などクラウドを利用する場合、顧客データや販売管理情報など既存データをオンプレミス環境から移行する必要があります。そのためには、既存業務に影響することなく既存DBから情報を抽出し、クラウド側にあるDBへ安全に移行させるためのプログラムを開発しなければなりません。データ移行には必要な作業ではあるものの、そのためだけに時間と手間をかけることは避けたいところでしょう。
そこで便利なのが、異なるデータやアプリケーション間をノンプログラミングで連携できるDataSpider Servistaです。AWSやkintone、Salesforce.com、Windows Azureをはじめとした各種クラウドサービスと連携するためのアダプタが標準で備わっており、GUIの簡単な設定だけでオンプレミス内にある業務システムのデータをクラウド上のDBに移行することができます。新たにプログラム開発することなくクラウドへのデータ移行を実現できるため、移行にかかる時間と手間を大幅に削減、業務への影響を最小限におさえることができます。

【活用シーン2】オンプレミスとクラウドのハイブリッドなデータ連携
調達や運用管理の手間がかからないパブリッククラウドの活用が急速に増えている反面、個人情報や商品開発に関連した設計データなど秘匿性の高い情報をクラウド環境に移行できず、一部既存のオンプレミス環境を使い続けるというケースもあります。 その場合、アプリケーションごとに異なるインターフェースを使った個別の連携が必要な上に、利用するクラウドサービスが複数存在すると、すべての連携を自前で開発していくこと自体が大変困難です。
データ連携ツールであるDataSpider Servistaを使えば、オンプレミス環境と各種クラウドサービスを手間なく柔軟に連携できるようになります。各種クラウドサービス用アダプタはもちろん、SAPやLotus Notes、固定長、Excel、各種RDB、メールなど多種多様な連携用アダプタを装備。これらのアダプタを活用してGUIで設定するだけでクラウドとオンプレミスをつなぐハイブリッドなデータ連携を手軽に実現でき、柔軟なシステム運用が可能になります。

クラウド活用におけるデータ連携事例
アウトドア用品メーカーのスノーピークのオンラインストアでは、当初はハウジングを利用して自前でオンラインストアの構築、運営を行ってきましたが、今ではAWS上にオンラインストアを展開し、ポイント管理システムや商品発注システムはすべてパブリッククラウドで運用しています。ただし商品の在庫管理や生産状況を把握するための生産管理システムはオンプレミス環境にあるERPを使用しており、AWS上のオンラインストアに対して出荷状況や生産在庫の通知を行うなど、クラウド環境とオンプレミス環境とのデータ連携を行っています。
このデータ連携を実現しているのがDataSpider Servistaです。GUIだけで簡単に開発できることで開発生産性が向上し、個人スキルに依存しない標準化を実現。コーディングでのミスを減らすだけでなく、テストもボタン1つで可能になるなど、開発期間の短縮やプログラム品質向上にも大きく貢献している状況です。

オンプレミス環境の各種アプリケーションに対応するだけでなく、オンプレミス~クラウド間連携、そしてクラウド同士の連携など、さまざまな環境のデータ連携を強力に支援するDataSpider Servista。ぜひ一度お試しいただければと思います。