FileMakerの付加価値をさらに高める「DataMagic」「DataSpider Servista」活用指南
FileMaker Proを業務システムとして効率よく活用するためには、ファイル連携や他システムとの連携が欠かせません。しかし、連携するシステムによってはデータ加工や変換作業が必要なケースもあり、集めたデータを手作業で投入するなどシステム連携部分に多くの時間と手間をかけている企業も見受けられます。そんなときに役立つのが、データ加工・変換ツール「DataMagic」やEAIツール「DataSpider Servista」です。FileMaker Proの価値をさらに高めることができるDataMagicやDataSpider Servistaが果たす役割について見ていきます。
【シーン1】複数のExcelファイルを集約してFileMaker Proに格納したい
入力が手軽で管理が容易なExcelは、多くの企業で日々の業務フローの中に取り入れられています。例えば流通・小売業などでは、各店舗の売上データをExcelで管理し、メールに添付して本社に報告したり、医療業界では医局ごとに購入する備品をExcelに記入し、月末に本社に報告するなど、Excelを日々の業務に活用しているケースは多く見られます。確かに現場にとって入力しやすいExcelですが、FileMaker Proを基盤に情報管理している部門では、集めたExcelデータの加工やマージ、変換などを実施したうえでFileMaker Proに取り込まざるを得ないケースも少なくありません。
そんなときに役立つのが、データ加工・変換ツール「DataMagic」です。データ加工や変換処理をGUIによるノンプログラミングで実装でき、なおかつ高速な処理でFileMaker Proに取り込むことができます。Excel専用のアダプタを利用することで、Excelに対する読み取りや書き込みが容易に行えるだけでなく、複雑なExcelフォーマットとの連携も実現、処理にかかる負担を大きく軽減できます。

【シーン2】異なるシステム間のデータ連携を実現し、FileMaker Proで管理したい
複数のシステムから情報を収集し管理している例はさまざまな業界で見られます。例えば、多くの取引先との間でEDIをはじめとした受発注業務を行う流通業では、FileMaker Pro上で顧客情報や受発注データを管理していたり、医療業界では看護システムや医事システムをはじめ、病理や放射線など診療科目ごとに個別システムを持つ複数の異なるシステムから情報を集め、FileMaker Proで構築された診療情報データベースで情報管理を行っているケースもあります。システムが異なれば改行コードや文字コードも変わってくるのが一般的。複数の仕組みをうまく連携させるには手間がかかるものです。
これら異なるシステム間のデータ連携を容易に実現するのが、ファイルやDB変換に長けた「DataMagic」であり、クラウドサービスも含めた多様なデータ連携を可能にする「DataSpider Servista」です。システムが多岐にわたるほどシステム同士のデータの受け渡しに時間がかかるものですが、DataMagicやDataSpider Servistaを使えば、豊富に用意されたアダプタを活用してノンプログラムで安全かつ簡単にデータ連携が可能になります。また、DataSpider ServistaではAPIを使ったシステム連携やデータ連携の自動化も実現できます。

【シーン3】FileMaker Proとクラウドサービスを連携させたい
最近ではさまざまなシステムがクラウドサービスとして利用できるようになりました。業務アプリケーションの基盤であるFileMaker Proとの連携も当然求められてくるはずです。しかし、オンプレミス上のFileMaker Proとクラウドサービスを連携させるのは困難を伴います。
そんなときに便利なのが、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Google Apps, kintone など主要なクラウドサービスとのアダプタを標準で備えているDataSpider Servistaです。多種多様なデータソースと容易に連携できるだけでなく、スケジューラやファイルの到着通知、REST APIの呼び出しなど、自社に最適な自動運用の設定も行えるようになります。

FileMaker Proの周辺業務を強力に支援し、その付加価値を高めることにつながる「DataMagic」と「DataSpider Servista」。ぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。
DataMagicとDataSpider Servistaの詳しい製品紹介と最新活用事例をぜひ御覧ください!