HULFT7 for i5OSへの転送時に発生する問題について
2009年06月01日
(改訂日:2009年07月15日)
※改訂履歴は最後尾に記載
お客様各位
株式会社セゾンテクノロジー
HULFT事業部
拝啓 貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
HULFT7 にて不具合が発見されましたのでご報告いたします。HULFT7 for UNIX/Linux/zLinux またはHULFT7 for Windows からHULFT7 for i5OS への転送において問題が発生する場合があります。内容のご確認をお願いいたします。
敬具
記
1. 発生現象
HULFT7 for UNIX/Linux/zLinuxまたはHULFT7 for Windowsから、通信タイムアウト防止機能を設定しているHULFT7 for i5OSへ転送速度優先モードを使用して転送する際、転送中に無通信状態となりタイムアウトする場合があります。
2. 対象製品・バージョン
- HULFT7 for UNIX/Linux/zLinux Ver.7.0.0
- HULFT7 for Windows Ver.7.0.0~Ver.7.0.2
3. 発生条件
システム動作環境設定にて、下記の設定をすべて行っている場合に発生します。システム動作環境設定については「4. 回避方法」の〈備考〉を参照してください。
配信側(HULFT7 for UNIX/Linux/zLinux、HULFT7 for Windows)
- 電文転送タイプ(proctranstype)にAまたはSを設定
集信側(HULFT7 for i5OS)
- HULFT7 for i5OS Ver.7.0.0 以上にて集信
- パケット送信(SENDPACKET)に1を設定
- 電文転送タイプ(PROCTRANSTYPE)にAまたはRを設定
4. 回避方法
転送速度優先モードと通信タイムアウト防止機能のいずれかのみを使用するよう変更してください。使用する機能により回避方法が異なりますので、下記のようにシステム動作環境設定を設定してください。
1)転送速度優先モードを使用しつつ回避する方法
HULFT7 for i5OS のパケット送信(SENDPACKET)に0を設定
-
※
当設定により、HULFT7 for i5OSにて通信タイムアウト防止機能が無効となり、通信の待機状態が発生する際にタイムアウトする場合があります。
2)通信タイムアウト防止機能を使用しつつ回避する方法
下記のいずれかを設定してください。
HULFT7 for i5OS の集信に転送速度優先モードを設定しない(異常検知優先モードに設定する)
HULFT7 for i5OS の電文転送タイプ(PROCTRANSTYPE)にSまたはNを設定
HULFT7 for UNIX/Linux/zLinux およびHULFT7 for Windows の配信に転送速度優先モードを設定しない(異常検知優先モードに設定する)
HULFT7 for UNIX/Linux/zLinux およびHULFT7 for Windows の電文転送タイプ(proctranstype)にRまたはNを設定
備考
システム動作環境設定についてパケット送信(SENDPACKET)
- 0:パケットを送信しない
- 1:パケットを送信する
電文転送タイプ(proctranstype/PROCTRANSTYPE)
- N:異常検知優先モード
- S:配信速度優先モード
- R:集信速度優先モード
- A:集配信速度優先モード
-
※
詳細につきましては各機種マニュアルを参照してください。
以上
改訂履歴
2. 対象製品・バージョン
HULFT7 for i5OS Ver.7.0.0~Ver.7.0.0Aの削除
3. 発生条件
集信側「・HULFT7 for i5OS Ver.7.0.0 以上にて集信」を追加