リリースノート
2025.1(2025/7/27)
2025.1 hotfix(2025/7/31)
重要なお知らせ
- アプリケーションのアップデートおよびサービス再起動のお願い
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アップデート時の挙動改善のために、内部的な構造を一部変更しました。
これに伴い、ネイティブアプリケーションモジュール(NAM)を含むアプリケーション(SFTP、FTP、VPN、HULFT Square リンク(PrivateLink)、HULFT Transfer App、HULFT Transfer 設定移行ツール)が更新されています。
アプリケーションが更新されるまでは設定項目が表示されず、アプリケーションの更新を促すメッセージが表示されたり、一部設定項目が(N/A)と表示されたりする場合があります。
以下の詳細手順を確認して、各アプリケーションの更新をお願いします。
- HULFT Transfer アプリケーションとHULFT Square リンク(PrivateLink)の組み合わせを更新する手順
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App Square から HULFT Transfer アプリケーションをアップデートする
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Deploy済みのHULFT Transfer App をUndeployする
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App Square から HULFT Square リンクをアップデートする
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> サービスから HULFT Transfer App サービスを再起動する(完了するまで待つ)
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手順2.のアプリケーションの画面に移動し、Reconfigureを選択する
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Testを実行する
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Applyをして Reconfigureを確定させる
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Deployする
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- SFTPサービスとHULFT Square リンク (PrivateLink) の組み合わせを更新する手順
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App Square から HULFT Square リンクをアップデートする
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App Square から SFTPサービスをアップデートする
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> サービスから SFTP サービスを再起動する(完了するまで待つ)
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- HULFT Transfer アプリケーションとVPNサービスの組み合わせを更新する手順
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App Square から HULFT Transfer アプリケーションをアップデートする
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Deploy済みのHULFT Transfer App をUndeployする
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App Square から VPN サービスをアップデートする
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> サービスから VPN サービスを削除し、再度作成する
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HULFT Transfer アプリケーションのセキュア接続設定を新しく作成した方のVPNサービスに切り替える(サービスが再起動されるので、完了するまで待つ)
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手順2. のアプリケーションの画面に移動し、Reconfigureを選択する
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Testを実行する
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ApplyをしてReconfigureを確定させる
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Deployする
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- FTP サービスとVPNサービスの組み合わせを更新する手順
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App Square から FTPサービスをアップデートする
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App Square から VPNサービスをアップデートする
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> サービスから VPN サービスを削除し、再度作成する
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FTPサービスのセキュア接続設定を新しく作成した方のVPNサービスに切り替える(サービスが再起動されるので、完了するまで待つ)
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- SFTPサービス を更新する手順
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App Square から SFTPサービスをアップデートする
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> サービスから SFTPサービスを再起動する(完了するまで待つ)
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- HULFT Square リンク(PrivateLink)を更新する手順
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App Square から HULFT Square リンクをアップデートする
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新機能
- 所有権の変更
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プロファイル、ワークスペース、ストレージ、ジョブ、リソース(プロジェクト、コネクション、データ形式、変数、スキーマ、カレンダー、集信管理情報、配信管理情報、詳細ホスト情報、転送グループ情報)、APIプロジェクト、APIクライアントの所有権を他のメンバーに変更できるようになりました。リスト画面や詳細画面から変更をしてください。削除済みのメンバーからも変更が可能です。
所有権の変更をするにはChangeOwnershipの権限と、対象への参照権限が必要です。
機能改善
- HULFT Transfer アプリケーションの改善
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HULFT Transfer アプリケーションおよびHULFT Transfer 設定移行ツールアプリケーションが正式リリースになりました。
以下の改善を行いました。
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高負荷時のパフォーマンスが改善されました。それに伴い、設定値の上限を見直しました。
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ログ切り替え値(logdelcount)100,000に固定となります。
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集信プロセスの多重度(rcvpsnum)最大20多重までとなります。
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各種管理情報の登録件数は10,000件までとなります。
詳細は「HULFT Transfer App」を参照してください。
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HULFT Transfer アプリケーション用のリソース(配信管理情報など)を編集する際、紐づいているプロファイルに設定があり、そのいずれかの設定値を変更した後、プレビューを選択した際に以前の設定値も併せて表示されるようになりました。これにより、変更箇所を確認するのが容易になりました。旧設定はグレイで表示されます。
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動作中の HULFT Transfer アプリケーションに対して、Undeployなどの停止をすることなしに、配信管理情報と集信管理情報の追加ができるようになりました。追加分の集信・配信に必要な転送グループ情報、詳細ホスト情報は自動的に追加されます。この機能をRedeploy と呼びます。この配信管理情報と集信管理情報の追加差分については画面に表示されます。
また、管理情報の設定内容変更をアプリケーションに反映する際には、UndeployからDeployで反映できていましたが、今後は削除と同様にUndeploy後に一度 Reconfigureが必要になり、これらの操作が統一されました。
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- 前回リリースまでの機能概要
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HULFT Transfer アプリケーションおよびHULFT Transfer 設定移行ツールアプリケーションについて
従来の HULFT Transferサービスと比較すると、よりHULFTに近い多くの設定がサポートされるようになります。それぞれの違いについての詳細は、「HULFT Transfer機能」を参照してください。
設定項目の詳細については 「HULFT Transfer App」を参照してください。
HULFT Transfer アプリケーションをインストールするには、有償アドオンのHULFT Transfer アプリケーションが必要です。HULFT Transfer 設定移行ツールアプリケーションをインストールするには、無償アドオンのHULFT Transfer 設定移行ツールに加え、有償アドオンのHULFT Transfer アプリケーションが必要です。
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App SquareからHULFT Transfer アプリケーションのインストール時に、HULFT Transfer App関連のパーミッションがHULFT Squareに追加されます。適宜設定してご利用ください。
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詳細な設定方法については、「シナリオ一覧」のB.26からB.28を参照してください。
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- アプリケーション
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アプリケーションが改善されました。
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アプリケーション作成手順
アプリケーションのトリガー条件を設定する際に、既存スクリプト選択に加えて、新規スクリプト作成を選べるようになりました。今までは実現したい処理をプロジェクト作成で行い、その後トリガー条件や実行サービスなどを選んでアプリケーションを作成する、という手順でした。今後は初手からアプリケーションを作成するというやり方が可能になりました。
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スケジューラー
アプリケーションのトリガー条件において、週・月・年の設定が増えました。これにより、既存のスケジュールジョブからの移行が容易になりました。詳細な手順は「作成済みのジョブからアプリケーションを作成してみよう」を参照してください。
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- App Square
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App Square が改善されました。
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検索ボックスの検索対象が増えました。アプリケーション名に加え、タグ名や発行者名も検索できるようになりました。
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ソート(並べ替え)メニューが追加されました。公開日順や、名前順などを切り替えられるようになりました。
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タグが数多く設定されている場合に対応しました。はみ出して表示されることがなくなりました。
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アプリケーションが更新されてから 30日の間は、UPDATED のアイコンが表示されるようになりました。
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- ストレージ
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ストレージで Personal 以外のワークスペースを選択した際、該当ワークスペースを参照できるユーザー・グループリストを表示できるようになりました。ファイル一覧の右上にあるアイコンのうち、〈を選択してください。
オーナー、変更、読み取りなどの情報も併せて表示されます。編集を選択すると、当該ワークスペースの編集画面に移動します。
- 通知
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以下の通知機能が追加されました。
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メール通知
アプリケーションの実行失敗が通知されるようになりました。
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ブラウザー通知
ワークスペースの所有権変更が通知されるようになりました。
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- フィルター機能
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以下のページにおいて、フィルタリング条件を保存できるようになりました。
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> ジョブ > アプリケーション
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> アプリケーション > 全て
保存されたフィルタリング条件はナビゲーションメニューのカテゴリ名(ジョブやアプリケーション)配下に表示されます。なお、保存したフィルタリング条件は作成者自身の保存したブラウザー上のみで表示されます。異なるデバイスやブラウザー、または別のアカウントでは表示されません。
削除をする際にはナビゲーションメニューのカテゴリ名(ジョブやアプリケーション)にカーソルをあてると表示されるエディットアイコンを選択のうえ、該当フィルタリング条件の×を選択してください。
また、これに併せて、フィルターを追加機能のアイコンが変更されました。
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- メッセージウィジェット
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ダッシュボードのメッセージウィジェットにおいて、掲載されたのがどのくらい前のものかという情報が表示されるようになりました。なお、カーソルをあてることで日時が表示されます。
- アップデート時の挙動改善
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HULFT Square のメンテナンスにおいて 一部のサービスをアップデートする際にアプリケーションやジョブへの影響を最小限に留めるようになりました。
メンテナンス時に停止しなくなるサービス・アプリケーション・ジョブ
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HULFT Integrate サービス
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HULFT Transfer サービス
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HULFT Transfer App サービス
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HULFT Transfer App アプリケーション(トリガー:Transfer)
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アプリケーション(トリガー:スケジュール、ファイルイベント、HTTP REST)
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ジョブ(スケジュール、ファイルイベント、HTTP REST)
メンテナンス時に停止を伴うジョブ・サービス
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HULFT Transfer ジョブ
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SFTP サービス
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FTP サービス
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VPNサービス
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本リリースに含まれるExperimental 機能
本リリースでは Experimental 機能はありません。
使用感をお試しいただくための試用機能となります。現時点では品質および使用感の検証が十分に行われておりません。それにより、今後のリリースにおいてUI/UXを大きく変更する可能性があり、互換性は担保されません。試用機能につき、該当機能の保証およびサポートは対象外となります。
お気づきになった点につきましてはサポート窓口にフィードバックをいただけると幸いです。
修正された問題
以下の問題が修正されました。
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カテゴリー |
修正された課題 |
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1 |
スクリプト依存関係 |
とあるスクリプト内に、別のスクリプトの同バージョンを呼び出すオペレーションが複数存在するとき、スクリプトの依存関係のチェックが適切に動作しない場合があります。 例:
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2 |
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REST APIジョブからアプリケーションを作成した際に、Configureを行わずに削除をしようとすると、Internal Server Errorが発生する場合があります。 |
3 |
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アプリケーション編集において、既存のコネクターを新規に配置して適用すると、コネクターの依存リソースがNo valueと表示される場合があります。この状態でもデプロイは可能です。 また、アプリケーションで指定されていた既存のコネクターを置き換えると、適用できなくなる場合があります。 |
4 |
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アプリケーションの新規作成時にトリガー条件を設定しても、概要表示時に表示されません。アプリケーションを作成完了すると、アプリケーションページに表示され確認可能になります。 |
5 |
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SFTP、FTP、HULFT Transferアプリケーションなどのネイティブアプリケーションモジュール(NAM)を作成したユーザーを削除してしまうと、サービスのリストが参照できなくなります。 |
6 |
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以下の条件をすべて満たす場合、ストレージを表示する際に、504 Gateway Time-outエラーが表示される場合があります。
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7 |
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レコード長が非常に大きなログがあったとき、表示に非常に時間がかかる場合があります。 その際画面の操作ができなくなり、フリーズしたように見えます。 |
8 |
![]() |
異常終了したログをCSVにエクスポートすると、Time列の日付フォーマットがYYYYMMDD形式ではなく、13桁のUnixtimeで表示される場合があります。 1970年1月1日から何ミリ秒経過したかという数値になります。 |
9 |
![]() |
REST APIジョブが1ページしか表示されません。→を選択しても次のページが表示されません。 |
10 |
OAuth2.0 利用コネクター |
OAuth2.0認証を利用しているコネクターで1つのコネクション設定を複数同時に使用すると、該当コネクション設定のクライアントIDが削除されて空欄になる場合があります。 クライアントIDが空欄になってしまった場合には再設定してください。 |
11 |
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最後にSFTPログが出力されてから 24時間以上経過すると、それ以降のログが出力されない場合があります。 注意
この修正を適用するには、SFTPサービスの再起動が必要です。 |
12 |
RESTコネクター |
RESTコネクターの認証設定でAuthコネクション利用を設定している場合、スクリプトやジョブの実行時にエラーが発生します。 (2025/07/31) |
13 |
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HULFT Transfer Appで集信管理情報や配信管理情報を非常に多く指定すると、Test後のApplyのバックエンド処理がタイムアウトする場合があります。 (2025/07/31) |
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