HULFT Transfer App

HULFT Transferアプリケーションの転送機能を使用する場合、HULFT Transfer Appでサービスを作成する必要があります。

HULFT Transferアプリケーションの転送機能は、HULFT Transferサービスよりも詳細な設定で転送ができる機能になります。業務に合わせて使いわけてください。

HULFT Transfer Appサービスの設定は、ナビゲーションメニューの > サービス > HULFT Transfer Appから設定できます。

ここでは、HULFT Transfer Appサービスの作成および設定時のキーポイントについて解説します。

 

設定のポイント

実行が必要なグループに権限付与を行います。HULFT Transfer Appサービスの動作環境を、使用するシステムの環境にあわせて変更してください。

注意

HULFT Transfer Appの設定を行うには、以下のいずれかの権限が必要です。

  • AppTransferServiceFullAccess

  • AppTransferServiceAdminAccess

ここでは、HULFT Transfer Appページからの画面遷移と、HULFT Transfer Appの作成、再起動、および削除などの機能について説明します。

= 備考 =

HULFT Squareの基本的なUI要素などの名称や働きについては、以下のトピックを参照してください。

HULFT Transfer App

ナビゲーションメニューの > サービス > HULFT Transfer Appを選択すると表示されます。

(1) 追加

HULFT Transfer Appサービスを新規作成して設定するには、このアイコンを選択します。

HULFT Transfer Appサービスの設定については、、「HULFT Transfer App> 新規作成」を参照してください。

(2) 設定リスト

作成済のHULFT Transfer Appサービスの情報が表形式で表示されます。

サービスが起動していることを示します。

サービスが停止中であることを示します。

サービスが起動中であることを示します。

サービスが読み込み中であることを示します。

(3) アクションメニュー

作成済のHULFT Transfer Appサービスに対して操作を実行するには、このアイコンを選択します。

を選択すると、以下の操作メニューが表示されます。

情報

選択中のサービスに関する詳細情報が表示されます。表示されているHULFT Transfer Appサービスを編集、再起動、および削除することができます。

選択すると、「HULFT Transfer App> HULFT Transfer Appサービス名」が表示されます。

再起動

選択中のサービスを再起動します。

削除

選択中のサービスを削除します。

注意

HULFT Transfer アプリケーションを削除する前に、HULFT Transfer Appサービスを削除してください。

HULFT Transfer App> 新規作成

HULFT Transfer Appページで追加を選択すると、このページが表示されます。

ウィザード形式のページで、情報を順番に設定してHULFT Transfer Appサービスを新規作成します。

全般

名前

HULFT Transfer Appサービスの名前を指定します。

説明

設定するHULFT Transfer Appサービスに対する説明コメントを指定します。

CPU

ドロップダウンリストからHULFT Transfer Appサービスに使用するCPUリソースの割り当てを選択します。

メモリー

ドロップダウンリストからHULFT Transfer Appサービスに使用するメモリーサイズを選択します。

ドロップダウンリストの選択肢は、CPUの設定に応じて変わります。

スケーラビリティー

HULFT Transfer Appサービスンのスケーラビリティー(Pod数)を表します。

HULFT Transfer Appサービスのスケーラビリティは1です。変更できません。

割り当てるグループ

このサービスの操作権限を付与するグループを指定します。

 

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項目一覧

表2.1 システム動作環境設定一覧

項目値

タグ名

初期値

設定値

備考

ネットワーク

 

集信ポートNo.

rcvport

30000

1~65535

 

要求受付ポートNo.

obsport

31000

1~65535

 

インバウンド

 

セキュア接続タイプ

 

VPN

VPN、PrivateLink

 

セキュア接続

 

 

VPNサービスまたはPrivateLinkで設定した値

 

アウトバウンド

 

セキュア接続タイプ

 

VPN

VPN、PrivateLink

 

セキュア接続

 

 

VPNサービスまたはPrivateLinkで設定した値

 

起動

 

配信プロセスの多重度

sndpsnum

10

1~9999

 

集信プロセスの多重度

rcvpsnum

0

0~9999

0:無制限

コード変換

 

転送コードセット

cs4trnsfr

インストール時に設定した値

EUC-JP

SHIFT-JIS

UTF-8

GB18030

 

日本語規格

jistype

83JIS

78JIS

83JIS

 

タブの処理

tabchange

スペースコードとして扱う

スペースコードとして扱う

タブコードとして扱う

 

KEIS全角スペースモード

keisspmode

全角スペースコードを0x4040に変換

全角スペースコードを0x4040に変換

全角スペースコードを0xA1A1に変換

 

集配信

 

集信オープンモード

rcvfilewait

ロックが解除されるまで待つ

集信ファイルがロックされている場合エラー

ロックが解除されるまで待つ

 

転送グループチェック

tgrpchk

しない

しない

転送グループが登録されている時だけチェックする

必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする

 

集信多重度オーバーリトライ

rcvover_rty

リトライせず、エラーとなる

リトライせず、エラーとなる

接続リトライを行う

 

配信転送後異常時の処置

enderrmode

異常終了とし、異常時ジョブを実行

異常終了とし、異常時ジョブを実行

正常終了とし、正常時ジョブを実行

 

再配信待ちキューの削除条件

resenddel

ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除

ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除

ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除

 

集信ファイル最大サイズ

rcvmaxfilesize

0

0~(*1)

0:無制限

自ホスト名

myhostname

このサービスを識別するホスト名を指定します。このホスト名を通信先HULFTの詳細ホスト情報として登録してください。

 

(*2)

通信

 

ソケット接続リトライ回数

retrycnt

5

0~9999

 

ソケット接続リトライ待ち時間

retrytime

20

0~9999

 

自動再配信リトライ回数

sockerr_autoretry

0

0~9

 

ソケット通信応答待ち時間

socktime

3600

10~259200

999999:無限

ソケット送信バッファサイズ

sndsocksize

0

0,4096~2147483647

 

ソケット受信バッファサイズ

rcvsocksize

0

0,4096~2147483647

 

要求受付応答待ち時間

obssocktime

86400

10~259200

999999:無限

電文転送タイプ

proctranstype

集配信速度優先モード

異常検知優先モード

配信速度優先モード

集信速度優先モード

集配信速度優先モード

 

セキュリティ

 

高強度暗号強制モード

strongkeymode

Off

Off,On

(2025/4/20から有効)

その他

 

ジョブ終了待ち時間

jobwtimeout

999999

10~259200

999999:無限

ログ切り替え値

logdelcount

0

0~999999

 

ログ

 

トレース出力バージョン

tlogver

トレースログ(V8ヘッダ)を出力

(*3)

 

ログ縮小モード

logreduction

すべての項目を出力する

すべての項目を出力する

共通ヘッダ部分のみを出力する

 

トレースログへの出力

tracelog

インフォメーション

(*3)

 

サービス

 

保管先ワークスペース

 

 

 

 

オーナー

 

 

 

 

HULFT Squareでは設定できない項目

起動

 

ワークファイル作成パス

tmpdir

 

 

 

配信デーモン通信方法

sddrequestmethod

 

 

 

配信要求受付ポートNo.

sddport

 

 

 

pidファイル作成パス

piddir

 

 

 

コード変換

 

外字テーブル使用

gaijifile

 

 

 

外字未登録時処理

gaijierr

 

 

 

コード変換モード

codechangemode

 

 

 

簡易転送コード変換

insttranscodcnv

 

 

 

属性変換

 

パック・ゾーン変換

pschg

 

 

 

ASCII用符号部

psascii

 

 

 

EBCDIC用符号部

psebcdic

 

 

 

Xタイプの変換

xmode

 

 

 

集配信

 

 

 

暗号化方式

ciphertype

 

 

 

動的パラメータ指定

dynparam

 

 

 

メッセージ動的パラメータ指定

msgdynparam

 

 

 

通信

 

使用するIPのバージョン

ipversion

 

 

 

セキュリティ

 

管理画面のセキュリティ

admcheck

 

 

 

HULFT Managerパスワードチェック

passwdcheck

 

 

 

操作ログ出力選択

oplselect

 

 

 

操作ログ自動切り替えサイズ

oplchangesize

 

 

 

操作ログ切り替え世代管理数

oplgenerationcount

 

 

 

未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可

allowsndreq

 

 

 

未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可

allowpostrjobrslt

 

 

 

未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可

allowjobrsltntfy

 

 

 

未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可

allowrmtjobexe

 

 

 

未登録ホストからの簡易転送受付許可

allowinsttrans

 

 

 

簡易転送集信許可ルートディレクトリ

insttransroot

 

 

 

グローバル関連設定

 

HULFT動作言語

hullang

 

 

 

日付形式

datefmt

 

 

 

転送テスト

 

転送動作モード

ttmode

 

 

 

集信結果制御

ttrcvomit

 

 

 

集信ファイル出力

ttrcvfiloutput

 

 

 

配信前ジョブ実行

ttpresndjob

 

 

 

配信後ジョブ実行

ttsndjob

 

 

 

集信後ジョブ実行

ttrcvjob

 

 

 

転送履歴出力

ttsndrcvlog

 

 

 

その他

 

ユーティリティ応答待ち時間

utlwait

 

 

 

HULFT ScriptポートNo.

hsport

 

 

 

状況表示選択

statusdisplay

 

 

 

HULFT識別文字

hulcharacter

 

 

 

トレース出力ファイルサイズ

tlogsize

 

 

 

ログ

 

トレース出力ファイル名

tlogfile

 

 

 

システムログへの出力

syslog

 

 

 

HULFT製品間共有設定

 

ローカルファイルロックモード

localfile_lockmode

 

 

 

HULFT製品間共有環境設定パス

hulsharepath

 

 

 

*1

:

9,223,372,036,854,769,999

*2

:

HULFT for NSKでは初期値はありません。

*3

:

項目の詳細は、「ログ」を確認してください。

注意

タグの値が不正、またはタグが省略されている場合は、原則として初期値を採用します。ただし、表2.2 に記載されているタグは、表中の省略値を採用します。

表2.2 システム動作環境設定 省略値一覧

項目名

タグ名

省略値

集信ポートNo.

rcvport

なし

要求受付ポートNo.

obsport

なし

転送コードセット

cs4trnsfr

なし

自ホスト名

myhostname

自ホスト

トレース出力バージョン

tlogver

トレースログ(V8ヘッダ)を出力

 

ネットワーク

集信ポートNo.(rcvport)

集信デーモンが他ホストからのデータ送信を待ち受けるためのポート番号を指定します。

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号や他のHULFTのデーモンが使用するポート番号と重複しないように注意してください。

注意

OSがエフェメラルポート(短命なポート)に設定している範囲のポート番号は設定しないでください。

要求受付ポートNo.(obsport)

要求受付デーモンが他ホストからの要求を受け付けるためのポート番号を指定します。

このポート番号は、オペレーティングシステムが予約しているポート番号や他のHULFTのデーモンが使用するポート番号と重複しないように注意してください。

注意

OSがエフェメラルポート(短命なポート)に設定している範囲のポート番号は設定しないでください。

セキュア接続タイプ(インバウンド/アウトバウンド 共通)

セキュア接続のタイプを指定します。

  • VPN

  • PrivateLink

セキュア接続(インバウンド/アウトバウンド 共通)

セキュア接続タイプVPNを選択した場合、作成済のVPN設定を選択します。

セキュア接続タイプPrivateLinkを選択した場合、作成済のPrivateLink設定を選択します。

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起動

配信プロセスの多重度(sndpsnum)

配信デーモンから同時に起動される配信プロセスの最大値を指定します。

配信処理では、同時に配信する数が多いほど、システムや回線の負荷が大きくなります。

現在使用しているシステムの状態に合わせて適切な値に設定してください。

集信プロセスの多重度(rcvpsnum)

同時に起動する集信プロセスの最大数を指定します。

設定した値を超える集信は受け付けません。

0を指定すると無制限扱いとなります。

現在使用しているシステムの状態に合わせて適切な値に設定してください。

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コード変換

転送コードセット(cs4trnsfr)

使用しているシステムの文字コードを指定します。

  • EUC-JP

  • SHIFT-JIS

  • UTF-8

  • GB18030

日本語規格(jistype)

使用しているシステムの文字コードの日本語の規格を指定します。

表2.3 日本語規格

日本語の規格

設定値

JIS78

78JIS

JIS83

83JIS

タブの処理(tabchange)

MF-IBMi系機種に対してテキスト転送を行う時にタブコード(0x09)をスペースコード(0x20)として扱うか、タブコード(0x09)として扱うかを指定します。

  • スペースコードとして扱う

  • タブコードとして扱う

注意

変換後のコードはEBCDICセットの変換規則に従います。

KEIS全角スペースモード(keisspmode)

KEISの全角スペースコードの変換規則を指定します。

  • 全角スペースコードを0x4040に変換

  • 全角スペースコードを0xA1A1に変換

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集配信

集信オープンモード(rcvfilewait)

集信ファイルの排他制御の処理を指定します。

  • 集信ファイルがロックされている場合エラー

  • ロックが解除されるまで待つ

転送グループチェック(tgrpchk)

集信時の転送グループのチェック処理を指定します。

配信側のホスト名と集信管理情報の転送グループID(GRPID)に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。

  • しない

    チェックを行いません。

  • 転送グループが登録されている時だけチェックする

    集信管理情報に転送グループID(GRPID)が設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はチェックを行いません。

  • 必ずチェックし、転送グループが登録されていないときはエラーにする

    集信管理情報に転送グループID(GRPID)が設定されている場合はチェックを行い、設定されていない場合はエラーとします。

集信多重度オーバーリトライ(rcvover_rty)

自ホストから相手ホストの集信プロセスへソケット接続時、相手側の集信多重度オーバーでエラーとなった場合に、接続リトライを行うかどうかを指定します。

  • リトライせず、エラーとなる

  • 接続リトライを行う

再接続のリトライ回数と待ち時間は、ソケット接続リトライ回数(retrycnt)ソケット接続リトライ待ち時間(retrytime)を使用します。

配信転送後異常時の処置(enderrmode)

配信ファイルのクリア、または配信ファイルの削除が異常終了した場合の配信結果の扱いを指定します。

  • 異常終了とし、異常時ジョブを実行

  • 正常終了とし、正常時ジョブを実行

以下の場合にこの項目での設定内容が適用されます。

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)クリアを指定し、クリアが異常終了した場合

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)削除を指定し、削除が異常終了した場合

再配信待ちキューの削除条件(resenddel)

再配信待ちキューに存在しているファイルIDと同じファイルIDで配信が要求されたとき、および転送が異常終了したときに、再配信待ちキューから再配信待ちレコードが削除される条件を指定します。

  • ファイルID、ホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除

  • ファイルID、ホスト名、ファイル名が一致する再配信待ちレコードを削除

集信ファイル最大サイズ(rcvmaxfilesize)

集信処理で集信できるファイルの最大サイズを指定します。

注意
  • 配信側ホストのバージョンがHULFT5未満の場合、またはMainframeからダイレクト転送した場合は、設定は無効になります。

  • コード変換によって集信ファイルのサイズが配信ファイルより大きくなる場合があります。

    このとき、ここで指定した集信ファイル最大サイズを超えても集信が正常終了する可能性があります。

    コード変換によってサイズが大きくなる条件については、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

自ホスト名(myhostname)

通常はお使いのUNIX/Linuxシステムのノード名(ホスト名)を使用しますが、相手ホスト側での管理上の問題などで、ホスト名として別の名称を使用したい場合に指定します。

初期値は設定されていません。

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通信

ソケット接続リトライ回数(retrycnt)

ソケット接続に失敗したとき、再接続を試みる回数を指定します。

0を設定した場合、再接続は行いません。

ソケット接続リトライ待ち時間(retrytime)

ソケット接続に失敗したとき、再接続を試みるまでの待ち時間を秒単位で指定します。また、自動再配信を行うまでの自動再配信待ち状態の時間を指定します。

自動再配信リトライ回数(sockerr_autoretry)

配信処理中または集信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数を指定します。

0を設定した場合、自動再配信は行いません。

ソケット通信応答待ち時間(socktime)

ソケット通信中に相手ホストから応答がない場合のタイムアウト時間を秒単位で指定します。タイムアウトした場合は、通信異常と判断して通信を切断します。ネットワークの異常を検知するための時間なので、ご使用のネットワークに適した値を設定してください。

ソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)

ソケット通信を行うときの、送信サイズを指定します。

0を指定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。

注意

配信デーモン起動後にOSの最大ソケットバッファサイズ上限値をHULFTのソケット送信バッファサイズ(sndsocksize)より小さい値に変更した場合、配信処理が異常終了します。

ソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)

ソケット通信を行うときの、受信サイズを指定します。

0を指定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。

注意

配信デーモン起動後にOSの最大ソケットバッファサイズ上限値をHULFTのソケット受信バッファサイズ(rcvsocksize)より小さい値に変更した場合、配信処理が異常終了します。

要求受付応答待ち時間(obssocktime)

要求受付処理で、要求に対する応答のタイムアウト時間を秒単位で指定します。

タイムアウトした場合は、無応答と判断して要求受付処理を終了します。

電文転送タイプ(proctranstype)

データ転送方法を指定します。

  • 異常検知優先モード

    配信および集信時ともに、異常検知優先モードで動作します。データ転送方法、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングは、HULFT Ver.7未満のHULFTと同じです。

  • 配信速度優先モード

    配信は転送速度優先モード、集信は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。集信側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。

  • 集信速度優先モード

    集信は転送速度優先モード、配信は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。配信側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。

  • 集配信速度優先モード

    配信および集信時ともに、転送速度優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信および集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、キャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。相手側のHULFTが転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードで動作します。

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セキュリティ

高強度暗号強制モード(strongkeymode)

高強度暗号強制モードを有効にするかどうかを指定します。

  • Off

    高強度暗号強制モードを無効にします。

  • On

    高強度暗号強制モードを有効にします。

 

高強度暗号強制モードは、以下の2つを強制するモードです。

  • AESを使用して暗号化する

  • 暗号キーに64桁の16進数を指定する

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その他

ジョブ終了待ち時間(jobwtimeout)

ジョブの終了待ち時間を秒単位で指定します。

この設定は、配信前ジョブ、集信完了通知(JOBWAIT)正常時ジョブ完了の場合の集信正常時ジョブ、リモートジョブ実行、およびファイルトリガ機能から起動されるジョブで有効です。

その他のジョブ実行に関しては、無制限にジョブの終了を待ちます。

ログ切り替え値(logdelcount)

配信履歴、集信履歴、および要求受付履歴を自動的に削除する場合、その削除を行うタイミングを件数単位で指定します。

それぞれの履歴ファイルが指定件数に達した場合、履歴を切り替えます。

0を指定した場合は、履歴の切り替えを行いません。

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ログ

トレース出力バージョン(tlogver)

配信・集信・要求受付の動作状況を出力するログのバージョンを指定します。

  • トレースログ(V8.4ヘッダ)を出力

  • トレースログ(V8ヘッダ)を出力

  • トレースログ(V7ヘッダ)を出力

  • トレースログ(V6ヘッダ)、メッセージログを出力

共通ヘッダ部については、「HULFT8 UNIX/Linux エラーコード・メッセージ」の「3.2.1.1 共通ヘッダ部」を参照してください。

ログ縮小モード(logreduction)

トレースログへメッセージを出力する際、すべての項目を出力するか、共通ヘッダ部の項目だけを出力するかを指定します。

  • すべての項目を出力する

  • 共通ヘッダ部分のみを出力する

共通ヘッダ部については、「HULFT8 UNIX/Linux エラーコード・メッセージ」の「3.2.1.1 共通ヘッダ部」を参照してください。

トレースログへの出力(tracelog)

ログ(メッセージ)をトレースログへ出力するかどうかを指定します。指定したログ(メッセージ)を出力します。

  • インフォメーション

  • インフォメーション、ワーニング

  • インフォメーション、ワーニング、エラー

メッセージの種類については、「HULFT8 UNIX/Linux エラーコード・メッセージ」の「3.2.1.1 共通ヘッダ部」を参照してください。

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サービス

保管先ワークスペース

ログを保管するワークスペースを選択します。

= 備考 =

事前にログ出力用のワークスペースを用意し、保管先ワークスペースに指定してください。

オーナー

保管先ワークスペースで指定したワークスペースに登録されているユーザーの中からログファイルの作成者となるユーザーを選択します。

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HULFT Transfer App> HULFT Transfer Appサービス名

HULFT Transfer Appページで、設定リストのアクションメニューから情報を選択すると、このページが表示されます。

選択中のHULFT Transfer Appに関する詳細情報を確認できます。

(1) サービス名

サービス名に、HULFT Transfer App サービスの名前が表示されます。

(2) 設定メニュー

HULFT Transfer Appサービスの作成時に設定した内容が表示されます。

メニュー名を選択すると、それぞれのカテゴリの設定内容が表示されます。

(3) External HULFT transfer app User

HULFT Transfer Appのサーバーにアクセスできる外部ユーザーの数が表示されます。

リンクを選択すると、「HULFT Transfer App > HULFT Transfer Appサービス名 > 外部ユーザー」が表示されます。

(4) ステータス

HULFT Transfer AppサービスのCPUのステータス情報が表示されます。

(5) 編集

表示中のHULFT Transfer Appサービスの情報を再設定して更新します。

注意

HULFT Transfer Appサービスの設定を変更した場合、設定がサービスに反映されるまでに数分かかる場合があります。

(6) 再起動

表示中のHULFT Transfer Appサービスを再起動します。

(7) 削除

表示中のHULFT Transfer Appサービスを削除します。