FTP

HULFT Squareでは、VPNを経由したFTP接続でのファイル転送ができます。

注意
  • FTP接続を行うためには事前にVPN サービスを作成する必要があります。VPN サービスの作成については、「VPN」を参照してください。

  • Windows標準ではWindows PowerShellのFTPコマンドはパッシブモードに対応しています。

    WindowsのコマンドプロンプトのFTPクライアントはアクティブモードにのみ対応のため、ファイル転送できません。

FTPは有償オプションです。FTPサービスを作成するには、App Squareからアプリケーションをインストールする必要があります。

FTPでは、FTP サービスの作成、再起動、および削除と接続可能なユーザーを管理します。

FTPの操作は、ナビゲーションメニューの > サービス > FTPから実行できます。

ここでは、FTPサービスの作成および設定時のキーポイントについて解説します。

設定のポイント

実行が必要なグループに権限付与を行います。FTP サービスを作成する際には、取り扱うデータに応じて、CPUリソースの割り当て、メモリーサイズを決定します。

注意

FTPサービスの設定を行うには、以下のいずれかの権限と「ViewVPNService」が必要です。

  • FTPServiceFullAccess

  • FTPServiceAdminAccess

ここでは、FTPページからの画面遷移と、FTPサービスの作成、再起動、および削除などの機能について説明します。

= 備考 =

HULFT Squareの基本的なUI要素などの名称や働きについては、以下のトピックを参照してください。

FTP

ナビゲーションメニューで  > サービス > FTPを選択すると、このページが表示されます。

FTP サービスの管理はここで行います。サービスの作成、詳細情報の表示、再起動、および削除などの操作を実行できます。

(1) 追加

FTP サービスを新規作成して設定するには、このアイコンを選択します。

FTP サービスの設定については、「FTP > Add New」を参照してください。

(2) 設定リスト

作成済のFTP サービスの情報が表形式で表示されます。

サービスが起動していることを示します。

サービスが停止中であることを示します。

サービスが起動中であることを示します。

サービスが読み込み中であることを示します。

(3) アクションメニュー

作成済のFTP サービスに対して操作を実行するには、このアイコンを選択します。

を選択すると、以下の操作メニューが表示されます。

情報

選択中のサービスに関する詳細情報が表示されます。表示されているFTP サービスを編集、再起動、および削除することができます。

選択すると、「FTP > FTP サービス名」が表示されます。

再起動

選択中のサービスを再起動します。

削除

選択中のサービスを削除します。

注意

FTP アプリケーションを削除する前に、FTP サービスを削除してください。

FTP > Add New

FTPページで追加を選択すると、このページが表示されます。

ウィザード形式のページで、情報を順番に設定してFTP サービスを新規作成します。

名前

FTP サービスの稼働環境の名前を指定します。

説明

設定するFTP サービスに対する説明コメントを指定します。

CPU

ドロップダウンリストからFTP サービスに使用するCPUリソースの割り当てを選択します。

メモリー

ドロップダウンリストからFTP サービスに使用するメモリーサイズを選択します。

ドロップダウンリストの選択肢は、CPUの設定に応じて変わります。

スケーラビリティー

FTP サービスのスケーラビリティー(Pod数)を表します。

FTP サービスのスケーラビリティは1です。変更できません。

割り当てるグループ

このサービスの操作権限を付与するグループを指定します。

ポート番号

FTPサーバーにアクセスするためのポート番号を指定します。

重複しない番号を指定します。

パッシブポート範囲

パッシブFTPポート範囲を指定します。

FTPサービスはパッシブモードで動作します。データ転送用の待ち受けポート番号を指定します。

最大40ポートを指定できます。

ルートディレクトリ

FTPサーバーのストレージと同期するHULFT Squareのストレージをルートディレクトリーとして指定します。

Browseを選択するとHULFT Squareストレージのディレクトリーが表示されます。

セキュア接続

接続に使用するVPN サービスを選択します。

注意

FTP接続を行うためには事前にVPN サービスを作成する必要があります。VPN サービスの作成については、「VPN」を参照してください。

保管先ワークスペース

ログを保管するワークスペースを選択します。

= 備考 =

事前にログ出力用のワークスペースを用意し、保管先ワークスペースに指定してください。

オーナー

保管先ワークスペースで指定したワークスペースに登録されているユーザーの中からログファイルの作成者となるユーザーを選択します。

次へ/完了

次のページを表示します。

FTP > FTP サービス名

FTPページで、設定リストのアクションメニューから情報を選択すると、このページが表示されます。

選択中のFTP サービスに関する詳細情報を確認できます。

(1) サービス名

サービス名に、FTP サービスの名前が表示されます。

(2)エンドポイント

生成されたURLが表示されます。

を選択すると、URLをコピーできます。

(3) External FTP User

FTPサーバーにアクセスできる外部ユーザーの数が表示されます。

リンクを選択すると、「FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー」が表示されます。

(4) サービス

保管先ワークスペースに、ログを保管するワークスペースが表示されます。

オーナーに、ログファイルの作成者が表示されます。

(5) ステータス

FTP サービスのCPUのステータス情報が表示されます。

(6) 編集

表示中のFTP サービスの情報を再設定して更新します。

注意

FTPサービスの設定を変更した場合、設定がサービスに反映されるまでに数分かかる場合があります。

(7) 再起動

表示中のサービスを再起動します。

(8) 削除

表示中のFTP サービスを削除します。

FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー

FTPページで、アクションメニューから情報 > External FTP Userのリンクを選択するとこのページが表示されます。

(1) 追加

外部ユーザーを新規追加するには、このアイコンを選択します。

選択すると、「FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー > Add New」が表示されます。

(2) 設定リスト

作成済の外部ユーザーの情報が表形式で表示されます。

(3) アクションメニュー

作成済の外部ユーザーに対して操作を実行するには、このアイコンを選択します。

を選択すると、以下の操作メニューが表示されます。

情報

選択中の外部ユーザーに関する詳細情報が表示されます。表示されている外部ユーザーを編集および削除することができます。

選択すると、「FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー > 外部ユーザー名」が表示されます。

削除

選択中の外部ユーザーを削除します。

FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー > Add New

FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザーページで、追加を選択すると表示されます。

ウィザード形式のページで、追加する外部ユーザーの情報を順番に設定できます。

名前

追加する外部ユーザーの名称を指定します。

注意

外部ユーザー名は大文字小文字を区別します。

Authentication

認証方法を選択します。パスワードによる認証のみ選択できます。

Password

パスワードを追加します。

Generate Passwordを選択すると、ランダムなパスワードを生成します。

次へ/完了

次のページを表示します。

FTP > FTP サービス名 > 外部ユーザー > 外部ユーザー名

(1) 外部ユーザー名

外部ユーザーの名前が表示されます。

(2) 編集

表示中の外部ユーザーの情報を編集します。

(3) 削除

表示中の外部ユーザーを削除します。