HULFT Transfer機能
HULFT Squareで提供しているHULFTのファイル転送機能は、HULFT TransferサービスおよびHULFT Transferアプリケーションの2種類があります。
HULFT Transferサービスではミニマムな設定で、HULFT Transferアプリケーションではオンプレミス版のHULFTに近い設定でファイル転送ができます。
HULFT Transferサービスを使用した転送の手順については、以下を参照してください。
HULFT Transferアプリケーションを使用した転送の手順については、以下を参照してください。
用途に合わせて、HULFT TransferアプリケーションかHULFT Transferサービスかを選択してください。
HULFT Transferサービスを使用した転送機能、HULFT Transferアプリケーションを使用した転送機能、およびHULFT8の転送機能の比較は以下のとおりです。
機能 |
HULFT Transferサービス |
HULFT Transferアプリケーション |
HULFT for Linux Ver.8.5.2 (オンプレミス) |
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配信側機能 |
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全体 |
転送タイプはバイナリとテキストのみに対応 (フォーマットとマルチフォーマットには非対応) |
転送タイプはバイナリとテキストのみに対応 (フォーマットとマルチフォーマットには非対応) |
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配信要求と再配信要求 |
-
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- |
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チェックポイント再配信 |
- |
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自動再配信 |
△
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同期転送と非同期転送 |
△
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-
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同報配信 |
- |
△
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間欠転送 |
△
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△
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圧縮転送 |
△
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配信多重度 |
△ 多重度は10固定です。 同時に配信可能な数(配信多重度)は、1つのHULFT Transferサービスにつき10個までとなります。 |
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優先度と配信待ち処理の設定変更 |
- 転送優先度(TRANSPRTY)は50固定です。 |
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集信側機能 |
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送信要求と再送要求 |
-
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-
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チェックポイント再送 |
- |
- |
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単一集信と複数集信 |
△
|
△
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世代管理 |
- 世代管理はできません。 以下の手順でオンプレミスのHULFTのメッセージ機能を使用することで、同一ファイルIDで連続して配信されたファイルを別々のファイルとして集信することができます。
集信ファイルが上記1、2の設定により置換されます。 |
- 世代管理はできません。 以下の手順でオンプレミスのHULFTのメッセージ機能を使用することで、同一ファイルIDで連続して配信されたファイルを別々のファイルとして集信することができます。
集信ファイルが上記1、2の設定により置換されます。 |
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集信多重度 |
△ 多重度は、10固定となります。 同時に集信可能な数(集信多重度)は、1つのHULFT Transferサービスにつき10個までとなります。 |
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集信完了通知 |
△
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(*1) |
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受信可能通知 |
- |
- |
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配信および集信で使用する機能 |
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ネットワークファイルの配信および集信 |
- |
- |
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コード変換 |
△
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△
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データ転送方法(電文転送タイプ)の選択 |
△
転送の方向にインバウンド(集信)を選択した場合
転送の方向にアウトバウンド(配信)を選択した場合
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キャンセル |
△
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- |
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動的指定 |
△ 配信時
集信時
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- |
配信時
集信時
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簡易転送 |
- |
- |
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要求受付機能 |
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HULFT Managerからの接続要求に対する処理 |
- |
- |
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システム管理機能 |
||||||
管理情報 |
△
|
△
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管理情報のリスト出力 |
- |
- |
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システム動作環境設定 |
- |
- |
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履歴の管理 |
- HULFTと同形式ではなく、HULFT Squareのイベントログとして提供しています。 |
- HULFTと同形式ではなく、HULFT Squareのイベントログとして提供しています。 |
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システム運用支援の機能 |
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動作言語および日付形式の選択 |
- 言語の日英切り替えに対応しています。日付形式は選択できません。 |
△ hullang = ENG、datefmt = 2で固定です。 |
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メッセージ送信 |
- |
△ 配信時にはメッセージを動的に設定できません。 集信時にはmsg0とmsg1のみ可能です。 |
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メール連携 |
- メール連携情報という管理情報はありません。HULFT Squareのメール送信オペレーションを併せて実行させることで同等機能が可能です。 |
- メール連携情報という管理情報はありません。HULFT Squareのメール送信オペレーションを併せて実行させることで同等機能が可能です。 |
- |
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ジョブ起動 |
- ジョブやスクリプトを組み合わせることで同等の機能が使用可能です。ただし、外部コマンドなどは使用できません。 |
- ジョブやスクリプトを組み合わせることで同等の機能が使用可能です。ただし、外部コマンドなどは使用できません。 |
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スケジューラ機能 |
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- |
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ジョブ実行結果通知 |
- ジョブやスクリプト、通知機能を組み合わせることで同等の機能が使用可能です。 |
- ジョブやスクリプト、通知機能を組み合わせることで同等の機能が使用可能です。(*1) |
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集信後ジョブ結果参照要求 |
- |
- |
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リモートジョブ実行 |
- REST APIジョブにより同等の機能が使用可能です。 |
- HULFT Squareに登録されているジョブであれば、REST API ジョブから呼び出すことが可能ですが、HULFT Transfer アプリケーションのファイル転送を呼び出すことはできません。 |
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ファイルトリガ |
- ファイルジョブにより同等の機能が使用可能です。 |
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ファイルレコード編集機能 |
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- |
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複数ファイル結合機能 |
- |
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転送状況表示 |
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HULFT APIの提供 |
- |
- |
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リモート生存監視 |
- |
- |
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転送テスト |
- |
- |
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転送設定の自動最適化 |
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セキュリティ |
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データ検証機能 |
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転送グループチェック |
- |
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操作ログの出力 |
- 監査やイベントログが出力可能ですが、HULFTの機能とは完全に同一ではありません。 |
- 監査やイベントログが出力可能ですが、HULFTの機能とは完全に同一ではありません。 |
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暗号化 |
- 高強度暗号強制モードはありません。 C4S暗号はありません。 HULFT暗号を明示的に指定することはできません。 |
- C4S暗号はありません。 HULFT暗号を明示的に指定することはできません。 |
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未登録ホストからの要求受付設定機能 |
- |
- |
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登録済みホストからの要求受付設定機能 |
- |
- |
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その他の機能 |
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システム動作環境設定の問い合わせ機能 |
- |
- |
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システム動作環境設定の再設定機能 |
- |
- |
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HULFT8 Script |
- Data Integration機能で同等の機能を提供しています。 |
- Data Integration機能で同等の機能を提供しています。 |
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: |
サポートしています。 |
△ |
: |
一部の機能をサポートしています。 |
- |
: |
サポートしていません。代替機能がある場合は記載しています。 |
*1 |
: |
集信完了通知を正常時ジョブ完了に設定した際の動作について 全て > HULFT Transfer アプリケーションページのトリガ条件で設定されたスクリプトの実行に失敗しても HULFT転送は正常終了します。 集信後のスクリプト実行の成否については、ジョブ実行通知(hulsndrc)を用いて配信側のHULFTへ通知されます。 ジョブ実行通知の確認の仕方については「ジョブ実行結果通知サービスの設定」を参照してください。 HULFT Transfer Applicationから送られるジョブ実行通知の内容は以下のとおりです。
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コード変換機能について
HULFT Transfer Appのコード変換機能の仕様や留意事項についての詳細は、HULFT8のマニュアルを参照してください。
-
テンプレート機能はサポートしていません。
-
フォーマット、マルチフォーマット機能はサポートしていません。
暗号オプションについて
HULFT Transferアプリケーションの暗号オプションの仕様や留意事項についての詳細は、HULFT8のマニュアルを参照してください。
-
HULFT暗号オプションが導入されているHULFT for Linux Ver.8.5.2相当として読み進めてください。