システム動作環境設定の概要

注意

隣接サーバ情報と接続許可情報はシステム動作環境設定ファイルでは設定しません。

隣接サーバ情報の設定と確認については「隣接サーバ登録ユーティリティ」「隣接サーバリスト表示ユーティリティ」を参照してください。

接続許可情報の設定と確認については「管理情報パラメータ生成ユーティリティ」「管理情報バッチ登録ユーティリティ」を参照してください。

 

(1) ファイル名

システム動作環境設定ファイルの名称は、「hulhub.conf」です。このファイルの名称を変更することはできません。格納ディレクトリは次のとおりです。

  • サーバのOSがUNIXまたはLinuxの場合:

    環境変数「HULHUBETC」

  • サーバのOSがWindowsの場合(デフォルト):

    [%SystemDrive%:\HULFT Family\HULFT-HUB Server]\etc

(2) 設定方法

設定方法には、以下の2種類があります。

  • エディタを起動して、直接ファイルを編集する方法
  • HULFT-HUB Manager管理画面から設定する方法

ここでは、エディタを起動して設定する方法について説明します。HULFT-HUB Managerの画面を起動して設定する方法については、HULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。

(3) 反映タイミング

エディタにより、システム動作環境設定ファイルを直接編集した場合、設定した値は、HULFT-HUB Serverの次回起動時に反映されます。

HULFT-HUB Managerから設定した場合は、次の処理からHULFT-HUB Serverの動作に反映される項目と、次回起動時に反映される項目があります。反映タイミングの詳細については「表1.6 システム動作環境設定の項目一覧(識別情報定義)」から「表1.18 システム動作環境設定の項目一覧(その他の定義)」の「HUB MGR」カラムと「即時反映」カラムを参照してください。

(4) 記述フォーマット

項目を設定する行は、以下のフォーマットで記述します。1つの設定項目は、1行(改行コードを含めて512バイト以内)に記述してください。

タグ名=設定値

タグ名は、設定する項目を表す名前で、項目ごとに異なる名前を使用します。タグ名は、あらかじめ決まっており、英字の大文字と小文字を区別して認識します。未定義のタグ名を指定した場合、その行は無効とされます。

タグ名と設定値の間は、半角の「=」で区切ります。「=」の前後にスペースを入力しても構いません。

行の先頭に半角の「#」があるときは、コメント行とみなされます。空行は存在していても構いません。また、空行やコメント行は連続しても構いません。

注意

同じタグ名を2回以上指定した場合、最初の指定が有効となります。また、設定値が不正な場合、トレースファイルに警告を出力し、デフォルト値を使用します。トレースファイルについては「トレースログのフォーマットと項目説明」および「メッセージ一覧」を、デフォルト値については「表1.6 システム動作環境設定の項目一覧(識別情報定義)」から「表1.18 システム動作環境設定の項目一覧(その他の定義)」の「デフォルト値」カラムおよび「システム動作環境設定の各項目の説明」を参照してください。