管理情報パラメータ生成ユーティリティ
HULFT-HUB Serverが管理するHULFTの管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成します。
(1) 使用方法
utlhubigen -h hostname[:servicename] -f filename [-c {e | s | 8}] [-b yyyymmdd] [-j] -i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID | tran:ID}
utlhubigen -f filename [-c {e | s | 8}] [-b yyyymmdd] [-j] -i {user:ID | group:ID}
utlhubigen -f filename [-c {e | s | 8}] [-b yyyymmdd] [-j] -i {thst:ID | hmb:ID | cfilter:ID}
(2) パラメータ説明
- -h hostname[:servicename]
-
クライアント名(省略可)
クライアントの管理情報を出力する場合、どのクライアントの管理情報を出力するか指定します。サーバの転送情報を出力する場合、配信側クライアントを指定します。
管理対象クライアントを“ホスト名:サービス名”の形式で指定してください。
クライアントの管理情報またはサーバの転送情報を指定する場合は省略できません。
サービス名が設定されていないホストを指定する場合、「:」を含むサービス名の指定を省略して、ホスト名のみ指定します。
= 備考 =サービス名を省略することで、同一ホスト名の複数のホストを対象とすることはできません。
- -f filename
-
パラメータファイル名(省略不可)
生成するパラメータファイル名を256バイト以内の英数字で指定します。絶対パスで指定してください。
- -c {e | s | 8}
-
文字コード(省略可)
パラメータファイルの文字コードを指定します。
省略した場合は、HULFT-HUB Serverのシステム動作環境設定の「漢字コード種(KnjCode)」が使用されます。
注意HULFT-HUB Server for Windowsでは“-c 8”(UTF-8)のみ指定できます。
“-c”パラメータを省略した場合は、Windowsのシステムロケールに合わせてコードセットを自動的に決定します。 - -b yyyymmdd
-
バックアップ日付(省略可)
バックアップされた管理情報からパラメータを生成する場合に、対象となるバックアップの日付を指定します。
省略した場合は現在の管理情報が対象となります。
注意管理情報バックアッププロセスまたは管理情報バックアップユーティリティ(utlhubbackup)でバックアップを実行した日付を指定してください。
管理情報バックアップユーティリティ(utlhubbackup)については、「管理情報バックアップユーティリティ」を参照してください。
- -j
-
タイトル行の日本語出力(省略可)
指定すると、各管理情報のタイトル行は日本語で出力されます。
省略すると、各管理情報のタイトル行は英語で出力されます。
注意“-j”パラメータは、システム動作環境設定の「HUB動作言語(HubLang)」を“ja”(日本語)に設定した場合に指定できます。
- -i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID | tran:ID}
-
出力する管理情報(省略不可)
パラメータファイルに出力するクライアントの管理情報またはサーバの転送情報を指定します。
- snd
-
: 配信管理情報
- rcv
-
: 集信管理情報
- job
-
: ジョブ起動情報
- hst
-
: 詳細ホスト情報
- tgrp
-
: 転送グループ情報
- fmt
-
: フォーマット情報
- mfmt
-
: マルチフォーマット情報
-
: メール連携情報
- sch
-
: スケジュール情報
- trg
-
: ファイルトリガ情報
- tran
-
: 転送情報
「:」に続けて、生成対象のIDを指定します。
詳細ホスト情報のIDは68バイト以内の英数字で指定します。
転送情報のIDは50バイトで指定します。
メール連携情報のIDは、クライアントがHULFT8の場合は50バイト以内、HULFT8未満の場合は16バイト以内で指定します。
それ以外のIDは、クライアントがHULFT8の場合は50バイト以内、HULFT8未満の場合は8バイト以内の英数字で指定します。
配信管理情報と集信管理情報のIDは、大文字、小文字の区別はありません。
「*(アスタリスク)」を使用して複数IDを指定できます。「*」指定は全件、前方または後方一致の指定が可能です。アスタリスクを使用する場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります(例 "snd:ABC*")。
= 備考 =「-i {snd:ID | rcv:ID | job:ID | hst:ID | tgrp:ID | fmt:ID | mfmt:ID | mail:ID | sch:ID | trg:ID | tran:ID}」を繰り返すことにより、複数のパラメータを出力することができます。
- -i {user:ID | group:ID}
-
出力する管理情報(省略不可)
パラメータファイルに出力するサーバのユーザ情報または業務グループ情報を指定します。
- user
-
: ユーザ情報
- group
-
: 業務グループ情報
「:」に続けて、生成対象のIDを指定します。
ユーザ情報または業務グループ情報のIDは3~32バイト以内の英数字で指定します。
「*(アスタリスク)」を使用して複数IDを指定できます。「*」指定は全件、前方または後方一致の指定が可能です。アスタリスクを使用する場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります(例 "user:ABC*")。
また、ユーザ情報または業務グループ情報を指定した場合、指定したユーザIDまたは業務グループIDと関連する業務権限情報も同時に出力されます。
= 備考 =「-i {user:ID | group:ID}」を繰り返すことにより、複数のパラメータを出力することができます。
- -i {thst:ID | hmb:ID | cfilter:ID}
-
出力する管理情報(省略不可)
パラメータファイルに出力する転送先ホスト情報、蓄積環境設定、または接続許可情報を指定します。
- thst
-
: 転送先ホスト情報
- hmb
-
: 蓄積環境設定
- cfilter
-
: 接続許可情報
「:」に続けて、生成対象のIDを指定します。
転送先ホスト情報の場合、IDとしてホスト名を指定します。
蓄積環境設定の場合、IDとして生成する蓄積環境設定の設定対象ホスト(クライアントまたはサーバ)のホスト名とサービス名を「ホスト名:サービス名」の形式で指定します。
接続許可情報の場合、IDとして生成対象の接続許可情報のネットワークアドレスを指定します。ネットワークアドレスは18バイト以内の英数字で指定します。(-i cfilter:xxx.xxx.xxx.xxx/xx)
「*(アスタリスク)」を使用して複数のIDを指定できます。「*」指定は全件、前方または後方一致の指定が可能です。アスタリスクを使用する場合は、「"(ダブルクォーテーション)」で囲む必要があります(例:"hmb:*"と指定すると、すべてのクライアントとサーバの蓄積環境設定が出力されます)。
= 備考 =「-i {thst:ID | hmb:ID | cfilter:ID}」を繰り返すことにより、複数のパラメータを出力することができます。
(3) 完了コード
- 0
-
: 正常に処理されました。
- 10
-
: オプションの指定に誤りがあります。
- 12
-
: メモリの確保に失敗しました。
- 13
-
: システムエラーが発生しました。
- 40
-
: 該当のクライアントは管理対象外です。
- 50
-
: 該当のクライアントは存在しませんでした。
- 100
-
: 管理情報は存在しませんでした。
- 101~
-
: SQLエラーが発生しました。
(4) ユーティリティ使用上の注意点
ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。
出力されるパラメータファイルの記述形式については、「管理情報バッチ登録ユーティリティ」を参照してください。
また、本ユーティリティでクライアントの管理情報をパラメータファイルに出力する場合、指定したクライアントが以下のいずれかの場合はエラーになります。
-
管理対象外クライアント
-
仮登録クライアント(登録時にクライアントが未起動だった場合など)