構成図の説明

構成図には、構成リストと連動して、ネットワークの構成がグラフィカルに表示されます。左向きのアイコンはサーバ、右向きのアイコンはクライアントです。

【備考】  
アイコンの下にはサーバやクライアントのホスト名が表示されます。ホスト名の表示方法は、HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「構成図上ホスト表示名」の設定に依存します。
サーバの名前が表示しきれない場合、サーバのシステム動作環境設定で確認できます。
クライアントの名前が表示しきれない場合、収容クライアント設定で確認できます。

HULFT-HUB Serverのアイコン

自動または手動で最新の情報に更新する際に、サーバの状態を取得し、対応したアイコンに更新します。

<表>サーバの状態/種類

HULFT-HUB Server Ver.2 HULFT-HUB Server Ver.3 サーバの状態 説明
稼動中(エラーなし)

HULFT-HUB Managerから接続中のサーバです。 *1

サーバを経由する転送でエラーが発生していない場合は黄色のアイコンで表示されます。

情報未取得

HULFT-HUB Managerの構成図に登録した直後のサーバです。

HULFT-HUB Managerからログインに成功すると、アイコンにバージョンの表記が追加されます。

非稼動

以下の理由で稼動状態が不明なサーバは灰色のアイコンで表示されます。

•サーバが停止している *2

•HULFT-HUB Managerと接続が解除されている *2

•ログインサーバと同じユーザID、パスワードでログインできない *3

稼動中(エラーあり)

HULFT-HUB Managerから接続中のサーバです。 *1

サーバを経由する転送でエラーが発生している場合は赤いアイコンで表示されます。

代替

代替サーバはオレンジアイコンで表示されます。詳細は、代替サーバの設定を参照してください。

管理外

HULFT-HUBシステムの管理外にあるサーバです。

管理外サーバの管理情報や履歴情報を参照することはできませんが、管理外サーバへ転送を中継することはできます。

*1: HULFT-HUB Managerから接続したログインサーバと、ログインサーバから間接的に接続したサーバです。
*2: アイコンを右クリックしてコンテキストメニューの[再接続]をクリックすると、稼動中のアイコンになる場合があります。詳細は再接続の説明を参照してください。
*3: 同一ユーザIDでパスワードのみ異なる場合は、コンテキストメニューの[再接続]をクリックするとログインダイアログが表示されるので、適切なパスワードを入力すると接続できます。

転送エラー表示の解消

稼動中(エラーあり)のアイコンを、稼動中(エラーなし)のアイコンに戻すには、以下の2通りの方法があります。

  1. エラーを解消した後、稼動中(エラーあり)のアイコンを選択して[表示]メニューの[エラー確認]をクリックすると、稼動中(エラーなし)のアイコンになります。
  2. サーバがHULFT HUB Server Ver.3.0.0以降の場合、HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「転送エラー解消表示」を“する”に設定すると、転送エラーが解消された後で自動または手動で最新の情報に更新した際に稼動中(エラーなし)のアイコンに戻ります。

    転送エラーが解消されたとみなす条件については、サーバのシステム動作環境設定の「転送エラー解消確認区分」を参照してください。

クライアントのアイコン

HULFT-HUB Managerは、クライアントの状態を監視し、構成図のアイコンの色を変えて通知します。この機能に対応するクライアントは、Ver.6以降です。

【備考】 クライアントの状態を監視する機能は、HULFT-HUB Manager動作環境設定の「管理画面リフレッシュ有無」を“リフレッシュしない”にすると無効になります。

クライアントの種類

クライアントには、管理対象クライアントと管理対象外クライアントがあります。

クライアントの種類は登録時に選択します。登録後に変更することはできません。

種類 説明
管理対象クライアント HULFT-HUBシステムで管理情報を管理するクライアントです。
管理対象外クライアント HULFT-HUBシステムで管理情報を管理しないクライアントです。
  管理対象外(中継あり)クライアント 管理対象外クライアントのうち、HUB経由の転送と直接転送を行うクライアントです。
管理対象外(中継なし)クライアント 管理対象外クライアントのうち、HUB経由の転送を行わず、直接転送のみを行うクライアントです。
【注意】  
管理対象外クライアントは、ログインサーバがHULFT-HUB Server Ver.3以降の場合のみ登録できます。
  ログインサーバがHULFT-HUB Server Ver.3未満の場合は、管理対象外クライアントを登録することはできません。
HULFT BB Client、HULFT PPP、およびHULFT Ver.4以下は管理対象外(中継なし)クライアントとしてのみ登録できます。

Ver.8のクライアント

Ver.8のクライアントが稼動中かどうかは、クライアントの要求受付プロセスの状態で判断しています。要求受付プロセスが起動している場合は稼動中(カラー表示)、要求受付プロセスが起動していない場合は停止中(黒色表示)となります。管理対象外クライアントは、灰色表示されます。

 

<表>Ver.8のクライアントの状態

機種名 状態
管理対象 管理対象外
稼動中 停止中 中継あり 中継なし

HULFT8 for zOS

HULFT8 for MSP

HULFT8 for XSP

HULFT8 for UNIX/Linux
HULFT8 for Windows
HULFT8 for IBMi

Ver.7のクライアント

Ver.7のクライアントが稼動中かどうかは、クライアントの要求受付プロセスの状態で判断しています。要求受付プロセスが起動している場合は稼動中(カラー表示)、要求受付プロセスが起動していない場合は停止中(黒色表示)となります。管理対象外クライアントは、灰色表示されます。

 

<表>Ver.7のクライアントの状態

機種名 状態
管理対象 管理対象外
稼動中 停止中 中継あり 中継なし

HULFT7 for zOS

HULFT7 for MSP

HULFT7 for XSP

HULFT7 for UNIX/Linux
HULFT7 for Windows
HULFT7 for i5OS

Ver.6のクライアント

Ver.6のクライアントが稼動中かどうかは、クライアントの要求受付プロセスの状態で判断しています。要求受付プロセスが起動している場合は稼動中(カラー表示)、要求受付プロセスが起動していない場合は停止中(黒色表示)となります。管理対象外クライアントは、灰色表示されます。

 

<表>Ver.6のクライアントの状態

機種名 状態
管理対象 管理対象外
稼動中 停止中 中継あり 中継なし
HULFT for Mainframe Ver.6
HULFT for UNIX/Linux Ver.6
HULFT for Windows Ver.6
HULFT for OS400 Ver.6
HULFT-SAN for Mainframe Ver.6
HULFT-SAN for UNIX/Linux Ver.6
HULFT-SAN for Windows Ver.6
HULFT BB Client for Windows

Ver.5のクライアント

クライアントの稼動状態にかかわらず、常にカラー表示されます。管理対象外クライアントは、灰色表示されます。

 

<表>Ver.5のクライアントの状態

機種名 状態
管理対象 管理対象外
稼働中 停止中 中継あり 中継なし
HULFT for Mainframe Ver.5/HULFT-SAN(H) *1
HULFT for UNIX/Linux Ver.5/HULFT-SAN(H) *1
HULFT for WindowsNT/Windows Ver.5/HULFT-SAN(H)*
HULFT for OS400 Ver.5
HULFT-SAN(F)/plus (Mainframe)
HULFT-SAN(F)/plus (UNIX/Linux)
HULFT-SAN(F)/plus(Windows)
HULFT PPP Client for Windows

*1: HULFT-SAN(H)のアイコンは、Ver.5のものと同じです。

Ver.4以下のクライアント

すべてのクライアントが管理対象外となり、常に灰色表示されます。

 

<表>Ver.4以下のクライアントの状態

機種名 状態
稼動中 停止中 管理対象外
HULFT for Mainframe Ver.4以下
HULFT for UNIX/Linux Ver.4以下
HULFT for Windows Ver.4以下
HULFT for OS400 Ver.4以下
HULFT for K Ver.3以下
HULFT PPP Client for Windows

その他のアイコン

<表>その他のアイコン

アイコン 説明
表示メニューの[折りたたみ]実行後の、サーバ配下のクライアント群です。アイコン右下に、収容されているクライアントの数が表示されます。 *1
現在の所在が不明なクライアントです。構成図への登録後に、クライアントの情報が得られなくなった場合にこの表示になります。
*1: クライアントの折りたたみについては、レイアウトの変更を参照してください。
*2: クライアント保留機能については、クライアント保留を参照してください。

アイコンの背景色

操作対象

構成図上で、操作対象をクリックすると、下部画面のような表示になります。

【備考】 この操作の後、一部メニューが使用可能になります。例えば、クライアントをクリックすると、[要求発行]メニューが使用できるようになります。

ホストグループ所属

構成リスト上で、ホストグループをクリックすると、そのホストグループに所属するホストの背景色が青色になります。

クライアント保留

クライアント保留を設定すると、クライアントのアイコン上にが重ねて表示されます。

例として、HULFT7 for Windowsの場合のアイコンを示しますが、他の機種でも同様です。

状態 通常 保留中
稼動中
停止中
管理対象外
(中継あり)

表示線

 <表>表示線について

表示 名称 説明
接続線 *1 HULFT-HUB Serverが管理している、サーバとクライアントの間、サーバとサーバの間の関連を示します。
隣接サーバ情報が片方のサーバのみ登録/更新されている状態を示します。または、両サーバに隣接サーバ情報が存在していても、互いにログインできない状態を示します。 *2
経路線 [表示]メニューから[経路情報]を[表示]にすると表示されます。サーバとサーバの間に設定されている通信経路を示しています。経路の設定についてはネットワーク間の接続を参照してください。
[表示]メニューから[経路情報]を[表示]にすると表示されます。サーバとサーバの間に設定されている通信経路を示し、破線の場合は、隣接サーバ情報が片方のサーバのみ登録/更新されている状態を示します。 *2
代替線 現用サーバと代替サーバの関係を示しています。現用サーバから代替サーバへ向かって、青い破線矢印(代替線)が表示されます。詳細は代替サーバの設定を参照してください。
*1: 接続線は、マシン間の隣接状況を示すもので、実際に通信可能な状態を示しているわけではありません。
*2: 隣接サーバ情報の詳細は、管理情報リファレンスを参照してください。