HULFT Transferジョブ
メインカテゴリーのHULFT Transferジョブページでは、HULFT Transferサービスを利用するジョブを作成します。
ジョブとは、HULFT Squareで作成したプロジェクトやスクリプト、各種設定情報を紐づけ、パッケージ化して管理するものです。
HULFT Transferジョブでは、ファイル転送処理と連動するスクリプトの実行タイミングや実行環境、および転送設定などの情報を紐づけます。
HULFT Transferサービスによる集信機能を利用する場合は、使用する機能や運用にあわせて必ずHULFT Transferジョブを作成してください。
ジョブを作成したユーザーがジョブ(スクリプト)の実行者になります。
ユーザーはHULFT Transferジョブにワークスペースを指定することで他のユーザーまたはグループと共有することができます。
ワークスペースを使用して設定を共有する方法については、「チームメンバーと設定を共有してみよう」を参照してください。
ここでは、HULFT Transferサービスを利用するジョブの作成や設定時のポイントについて解説します。
チュートリアル
ジョブの作成や設定手順を含むHULFT Square全体の操作フローについては、以下のチュートリアルを参考にしてください。
ジョブを作成する前に実施しておくべきこと
ジョブの作成では、設定済の各種情報を紐づけるため、ジョブを作成する前に以下の設定が完了している必要があります。
ジョブ作成前に必要な準備作業 |
ジョブ作成に必要な設定情報 |
参照先 |
|
---|---|---|---|
1. |
HULFT Transferサービス(HULFT Receiver)の設定 |
使用するHULFT Transferサービス(サービス名) |
|
2. |
HULFT Transfer詳細ホスト情報の設定 |
相手ホストのホスト名 |
|
3. |
HULFT Transfer集信管理情報の設定 |
使用するHULFT Transfer集信管理情報の識別名(ファイルID) |
|
4. |
プロファイルの設定 |
使用するプロファイルの情報(プロファイル名) |
プロファイル |
5. |
プロジェクト/集信後に実行されるスクリプトの作成 |
使用するプロジェクトおよびスクリプトの情報(プロジェクト名/スクリプト名/スクリプト変数名) |
ジョブの作成前に、上記設定が完了しているかを確認し、完了していない設定があれば設定を行ってください。
ジョブを新規作成または更新すると、HULFT Transfer集信管理情報およびそれに紐づくHULFT Transfer詳細ホスト情報は、ジョブに指定したHULFT Transferサービス(HULFT Receiver)に取り込まれます。
HULFT Transfer集信管理情報またはそれに紐づくHULFT Transfer詳細ホスト情報のいずれかを変更した場合は、HULFT Transferサービスに取り込み直す必要があるため、ジョブを更新してください。
ジョブの作成や設定のポイント
ジョブの作成や設定時のポイントを設定ページごとに説明します。
HULFT Transferジョブ
ナビゲーションメニューの > ジョブ > HULFT Transferジョブを選択すると表示されます。
新たにジョブを作成してセットアップしたり、設定済の情報を更新したりできます。

- (1) 追加
-
HULFT Transferジョブを新規作成するには、このアイコンを選択します。
このアイコンを選択した後に表示される画面については、「HULFT Transferジョブ > 新規作成」を参照してください
- (2) 設定リスト
-
作成済のジョブ(HULFT Transfer)の情報が表形式で表示されます。
ステータスは、以下のように表示されます。
:
HULFT Transferジョブが起動中であることを示します。
:
HULFT Transferジョブが停止中であることを示します。
ステータス以外の各項目の詳細は、「HULFT Transferジョブ > 新規作成」の説明を参照してください。
= 備考 =HULFT Transferジョブは5,000個を超えて登録可能ですが、ワークスペースごとの表示は最大5,000個までとなります。ワークスペースを複数選択した場合、5,000個を超える分は表示されません。
- (3) アクションメニュー
-
作成済のジョブに対する操作を行う場合に選択します。
を選択すると、以下の操作メニューが表示されます。
- 情報
-
選択中のHULFT Transferジョブに関する詳細情報が表示されます。詳細情報の編集および削除もできます。
このメニュー項目を選択した後に表示される画面については、「HULFT Transferジョブ > HULFT Transferジョブ名」を参照してください。
- ジョブを有効化/無効化
-
選択中のHULFT Transferジョブの有効/無効を切り替えます。
- 削除
-
選択中のHULFT Transferジョブを削除します。
HULFT Transferジョブページで、追加を選択すると表示されます。
ウィザード形式のページで、作成するジョブの情報を順番に設定できます。
手順全般

- 名前
-
作成するジョブの名称を指定します。
- ワークスペース
-
HULFT Transferジョブを共有するために、共有したいユーザーおよびグループが指定されたワークスペースを選択します。
- プロファイル
-
HULFT Transferジョブに使用されるリソースを読み込むためのプロファイルを選択します。
- 説明
-
作成するジョブに対する説明コメントを指定します。
- 次へ
-
次のページを表示します。
手順集信

- 集信管理情報
-
このジョブと紐づける、HULFT Transfer集信管理情報の名称を指定します。
- トリガー イベント
-
このジョブと紐づけるスクリプトを実行するタイミングを選択します。
- すべて
-
ファイル転送の結果にかかわらず、ファイル転送のイベントが発生すれば実行
- 集信成功
-
ファイル転送の結果が成功であれば実行
- 集信失敗
-
ファイル転送の結果が失敗であれば実行
- Transfer service
-
このジョブと紐づけるHULFT Transferサービス(HULFT Receiver)の名称を指定します。
- 次へ
-
次のページを表示します。
手順プロジェクト

- プロジェクト
-
ファイル転送と連動して実行するスクリプトを管理するプロジェクトの名称を選択します。
- バージョン
-
指定したプロジェクトのバージョンを選択します。
- スクリプト
-
ファイル転送と連動して実行するスクリプトの名称を選択します。
スクリプトの指定後、スクリプト依存関係の設定が必要です。
詳細は「スクリプト依存関係」を参照してください。
- パラメーターをスクリプト変数と関連付け
-
以下のパラメーターとスクリプト変数を関連付けることができます。
- 転送ホスト
-
相手ホストのホスト名が格納されるスクリプト変数を選択します。
- ファイルID(集信)
-
HULFT Transfer集信管理情報の名前が格納されるスクリプト変数を選択します。
- 集信ファイル
-
集信ファイル名がフルパスで格納されるスクリプト変数を選択します。
- 完了コード
-
スクリプトの実行と連動する転送ステータスのコードが格納されるスクリプト変数を選択します。
- 詳細コード
-
スクリプトの実行と連動する転送ステータスの詳細コードが格納されるスクリプト変数を選択します。
- 次へ
-
次のページを表示します。
手順スクリプト実行のためのサービス

- スクリプト実行のためのサービス
-
指定したスクリプトを実行するHULFT Integrateサービスを選択します。
- 次へ
-
次のページを表示します。