開発準備

事前準備

データ連携プロセスを行う前に必要となる準備について説明します。

データ連携の基本的な概念や用語についての詳細は、以下の参照先をご確認ください。

内容

参照先

Data Integrationに関する基本的な用語の解説

Data Integrationでできること

プロジェクトについて

プロジェクト

スクリプトについて

スクリプト

データ連携の流れについて

ETLプロセスの作成

開発標準の設定

データ連携プロセスにおいて、開発を始める前に開発標準を設定することは、成果物に一定の統一性をもたらし、品質、生産効率、保守性などの向上を目指す上でとても重要な要素となります。

開発を始める前に、以下の各項目に対してどのように作業するのか決定しておくことをお勧めします。

プロジェクトやスクリプトの構成

  • プロジェクトの処理単位

  • スクリプトの処理分割単位

  • プロジェクト間およびスクリプト間の値の受け渡し方法

  • 1スクリプト内のコンポーネントアイコン数

 

プロジェクト内のスクリプト数が多くなりすぎると、プロジェクトの保存やスクリプトのロードに時間がかかる場合があります。

そのため、状況に合わせてプロジェクトを分割することをお勧めします。

また、1スクリプト内のコンポーネントアイコン数が多くなると、可読性が落ちてメンテナンスに支障をきたしたり、メモリ使用量が多くなりHULFT Squareの負担が大きくなったりする場合があります。

そのため、スクリプト呼び出し処理などを使用して、処理ごとにスクリプトを分割することをお勧めします。1スクリプト内のコンポーネントアイコンの推奨最大数は100個です。

開発および本番環境

  • 開発および本番稼働の実行時のログレベル

  • 開発および本番稼働時に使用するコネクションリソースのプロファイル

= 参照 =
  • ログレベルの詳細については、「ログレベル」を参照してください。

  • プロファイルの詳細については、「プロファイル」を参照してください。

ファイルの保管場所

  • 読み込みおよび書き込みを行うファイルの保管場所

命名規約

  • プロジェクト名

  • 環境変数名

  • スクリプト名

  • スクリプト変数名

  • コンポーネント名

  • コネクションリソース名

  • グローバルスキーマ名

  • プロファイル名

  • ジョブ名

注意

使用禁止文字については、「使用禁止文字について」を参照してください。

スクリプトのデザイン

  • フローのレイアウト

    フローは横に流れるように引くのか、縦に流れるように引くのかなどを決定する

     

  • コンポーネントのレイアウト

    コンポーネント間の配置間隔や、どのグリッドを表示して配置するのかなどを決定する

     

  • マッピングキャンバスでのロジックのレイアウト

    ロジック間の配置間隔や、どのグリッドを表示して配置するのか、レイヤの分け方などを決定する

     

その他

  • 例外監視の方法および例外処理時の動作

  • コメントおよびメモの表記

= 補足 =

プロジェクトに最適な開発標準を適宜設定してください。

推奨最小構成

推奨環境は変更になる可能性があります。

 

HULFT Square Designer(以降、デザイナー)を使用するために必要なディスプレイ環境は以下のとおりです。

24ビットカラー

解像度

1280x960ピクセル以上

デザイナーの実行環境

推奨環境は変更になる可能性があります。

 

デザイナーを使用するためには、以下の実行環境が必要です。デザイナーを初めて起動する前に、インストールしてください。

  • Microsoft .NET Framework 4.7以上

    .NET Frameworkは、Microsoftのダウンロードページよりダウンロードしてください。

  • HULFT Square Designer.exe