基本のタスク

データ連携処理を自動化するうえで必要な、基本的なタスクについて説明します。

各タスクで作成する項目の詳細は、「用語集」を参照してください。

各タスクの詳細

データ連携プロセスの作成準備として、以下に説明する初期設定を行う必要があります。

 

ユーザー管理

管理者は、HULFT Squareにアクセスするユーザーおよびそのユーザーに許可する操作を、ユーザー管理を通じて設定する必要があります。以下の操作を行って、ユーザー、グループ、およびポリシーを設定します。

  • グループを作成する

    ナビゲーションメニュー:

    > ユーザー管理 > グループ

    ユーザーを管理するためのグループを作成します。

     

  • ユーザーを招待する

    ナビゲーションメニュー:

    > ユーザー管理 > ユーザー

    ユーザーを招待し、グループに追加します。

     

  • ポリシーを作成する

    ナビゲーションメニュー:

    > アクセス管理 > ポリシー

    ポリシーを作成し、そのポリシーに必要な権限を追加します。グループページで、作成したポリシーをグループに適用することができます。

詳細は「ユーザーおよびグループを設定してみよう」を参照してください。

 

資産管理

データ連携プロセスを実行するには、サービス、リソース、プロファイルなどの資産を準備する必要があります。

これらの資産を適切に設定します。管理者と、適切な権限を持つユーザーが資産の設定を行うことができます。

 

  • ストレージを設定する

    ナビゲーションメニュー:

    > サービス > ストレージ

    必要に応じてファイルまたはディレクトリーを追加します。

     

  • HULFT Integrateサービスを作成する

    ナビゲーションメニュー:

    > サービス > HULFT Integrate

    データ連携の実行環境を作成します。

     

  • HULFT Transferサービスを作成する(任意)

    ナビゲーションメニュー:

    > サービス > HULFT Transfer

    ファイル転送の実行環境を作成します。

     

  • VPCエンドポイントを作成する(任意)

    ナビゲーションメニュー:

    > ネットワーク > VPCエンドポイント

    転送の方向がアウトバウンドの場合、VPCエンドポイントを作成します。

     

  • コネクションリソースを作成する(任意)

    ナビゲーションメニュー:

    > HULFT INTEGRATE > コネクション

    データソースへのコネクションを作成します。他にも、スキーマや変数などの必要なリソースを作成できます。

    = 備考 =

    コネクションリソースは、DataSpider Servistaでは"グローバルリソース"と呼ばれています。

    スキーマリソースは、DataSpider Servistaでは"グローバルスキーマ"と呼ばれています。

     

  • プロファイルを作成する(任意)

    ナビゲーションメニュー:

    > システム > プロファイル

    プロファイルは、特定のリソース構成を管理する場合、または構成を切り替える場合に作成します。構成の切り替え方法については、「開発環境、本番環境でプロファイルを切り替えてみよう」を参照してください。

     

これで、データ連携プロセスを作成できます。

ETLプロセスの作成

データ連携のためのETLスクリプトを作成し、作成した資産と関連付けてETLスクリプトを自動化します。

 

(1) プロジェクトを作成する

ナビゲーションメニュー:

> HULFT INTEGRATE > プロジェクト

ETLスクリプトを管理するためのプロジェクトを作成します。

 

(2) スクリプトを作成する

ナビゲーションメニュー:

> HULFT INTEGRATE > プロジェクト

作成したプロジェクトを選択し、プロジェクトを開くアイコンを選択してデザイナーを開きます。デザイナーで、ETLスクリプトを作成できます。

 

(3) ジョブを作成する

ナビゲーションメニュー:

> HULFT INTEGRATE > プロジェクト

データ連携プロセスを実行するには、ジョブとしてプロジェクトをデプロイする必要があります。プロジェクトを選択し、ジョブを新規作成アイコンを選択します。プロセスを自動化するために必要な以下の項目を指定します。

  • ジョブの種類

  • 実行するスクリプト

  • プロファイル(リソース)

  • サービス

 

(4) イベントログを確認する

ナビゲーションメニュー:

> サービス

ジョブを実行した後に、スクリプト実行とファイル転送に関係するイベントの詳細を表示することができます。

ナビゲーションメニュー:

> ジョブ

ジョブの実行ステータスを確認できます。

ジョブによって実行されたスクリプトの詳細を表示できます。

 

チュートリアル」を参照してください。便利で実用的なユーザーシナリオが紹介されています。