HULFT Technical Support & FAQ


こんにちは。HULFT テクニカルサポートセンターです。

「HULFT」の旧バージョン(6、7)の通常サポートが続々と終了していることは以前お伝えしましたが、
(https://www.hulft.com/tech-support/advantage/Recommendation_of_version_upgrade)
いざ最新バージョンの8に移行しようと思っても、稼働中のシステムとの兼ね合いや、
最新バージョンにどんなメリットがあるのか等、お悩みになることもあるかと思います。

そこで今回は、これまのHULFTで実装されてきた新機能・改善機能の実績や、HULFT8からの新オプション
「HULFT クラウドストレージオプション」を活用した、DX時代に不可欠な最新バージョンの魅力を
皆様にお伝えしたいと思います。

新機能・改善機能の推移

次の図は、2008年にHULFT7がリリースされてからHULFT8までの、新機能と改善機能の推移(累計)になります。
(Windows OS 2020年8月時点)。


2008年にHULFT7がリリースされた当時は、まだまだオープンシステム・オンプレ環境が多く、
社内での適切な環境管理が必須となっていました。また、運用の自動化・集約化も大事な課題でした。

その後2010年代に突入し、SaaSやクラウド環境が主流となるとともにビジネス環境の変化は
ますます激しくなり、データ流通量の爆発的な拡大や種類の多様化にも俊敏かつ柔軟に対応できる
クラウドサービスの活用が求められるようになりました。
また同時に、従来とは異なる種類のデータに対応し、DXの基盤となるクラウドストレージサービスを
新しく構築することが求められるようになりました。
そこで今回は、このような時代背景のもと誕生した、HULFT クラウドストレージオプションについて
ご紹介いたします。

HULFT クラウドストレージオプション

HULFT クラウドストレージオプションは、HULFT(※)のオプション製品となります。
当オプションを導入することで、HULFTを使用した業務データの連携ネットワークの連携先に
クラウドストレージを加えることができるようになりました。
使い慣れたHULFTの仕組みはそのままに、連携先にクラウドストレージ(Amazon S3やAzure Blob Storage、
Google Cloud Storage)が加わることで、DX時代の新たなビジネス用途に柔軟に対応することが可能です。
(※)Windows, Linuxのみ

例えば、以下のようなお悩みに対応します。


①社内システムのクラウド化を推進しており、オンプレミスのデータをクラウドに連携したい

→ クラウドストレージオプションで、既存のHULFT運用を拡張。
  既存のHULFT運用を拡張するだけでクラウドストレージを介したデータ共有が可能。
  大規模なデータもHULFTネットワークで安全に連携できます。



②取引先から受領したファイルを、自社システムのクラウドストレージに自動的に格納したい

→ ファイルの受領からクラウドストレージのアップロードをシームレスに実現。
  取引先からHULFT転送を利用してファイルを受領後、クラウドストレージオプションを利用すれば
  オンメモリでアップロードすることが可能です。



③社内に分散しているデータをクラウドストレージに集約。データレイクとしてBI分析に活用したい。

→ データ活用の仕組みをクラウドストレージで実現。
  BI分析には、データの収集・集約が必要不可欠です。データ活用の仕組みとしてクラウドストレージを
  利用する場合、クラウドストレージオプションで開発および運用保守の負担を軽減します。



まとめ

クラウドストレージ上のデータをHULFTネットワークに接続して安全に直接ファイル転送できるため、
HULFTの利便性をクラウドストレージ転送にも適用することが可能です。
時代の流れに適応し、HULFTデータ連携に新たな価値を提供するHULFT8、および
HULFT クラウドストレージオプションをぜひご検討ください!

 HULFT8へのバージョンアップの手順はこちら
 https://www.hulft.com/support/versionup

 HULFT クラウドストレージオプションはこちら
 https://www.hulft.com/software/hulft-8/hulft-cso

バージョンアップについてのお問合せ先は?

▼HULFT8への移行についてのお問合せ先は以下よりお願いいたします。
info@hulft.com