HULFT for IBMi、HULFT for Linux/AIX、HULFT for NonStop、またはHULFT for Windowsで変換する場合

キャラクタータイプ(X)は、システム動作環境設定のXタイプの変換の設定値によって、以下のように変換規則が変わります。

「Xタイプの変換」が「モード0」の場合

可変長文字(M)タイプと同様のコード変換を行います。

配信側ホストの転送ファイルの文字コードは、詳細ホスト情報に登録されているコードセットを基に変換されます。

「Xタイプの変換」が「モード1」の場合

改行コードやシフトコードなどの制御コードも1バイトコードとして変換が行われます。

ASCII系コードセット間でファイルを変換する場合は変換されません。

ASCII系コードセットとEBCDIC系コードセットとの間で変換する場合は、EBCDICの文字コードとASCIIの文字コードの変換を行います。

EBCDICのコードセットは、配信管理情報または集信管理情報で登録されているEBCDICセットで設定したコードセットを基に変換されます。

EBCDIC系コードセット間で変換する場合、配信管理情報および集信管理情報のEBCDICセットに設定したコードセットを基に変換が行われます。

また、EBCDIC系コードセット間で変換する場合は、システム動作環境設定のEBCDICコード間変換に“0”が設定されていると、変換処理は行われません。

 

HULFT Ver.5と同様の変換を行いたい場合は、Xタイプの変換を「モード1」、EBCDICコード間変換を“0”に設定してください。

システム動作環境設定については、以下を参照してください。

HULFT10 for Windows アドミニストレーション マニュアル : コード変換

HULFT10 for Linux/AIX アドミニストレーション マニュアル : 属性変換関連設定

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 属性変換関連設定

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : コード変換関連設定

注意
  • EUC-JPの半角カタカナは2バイトのため、以下の条件をすべて満たす場合は正常に変換されません。

    • フォーマット情報の項目タイプがキャラクタータイプ(X)

    • システム動作環境設定のXタイプの変換が「モード1」

  • UTF-8、GB18030のコードには複数バイト文字が含まれるため、以下の条件をすべて満たす場合は正常に変換されません。

    • フォーマット転送またはマルチフォーマット転送

    • フォーマット情報の項目タイプがキャラクタータイプ(X)

    • システム動作環境設定のXタイプの変換が「モード1」

  • IBM簡体字の場合、EBCDICコード間変換の指定は無効になります。