HULFT Technical Support & FAQ


こんにちは。HULFT テクニカルサポートセンターです。

前回、 「HULFT クラウドストレージオプション」を使用したファイル転送についてご紹介させていただきました。
今回は、先日(2021/10/05)リリースされた「HULFT クラウドストレージオプション(Amazon S3) Ver.8.5.3」の
新機能を利用した、よりセキュアなデータ連携についてご紹介したいと思います。

新機能について

「HULFT クラウドストレージオプション(Amazon S3) Ver.8.5.3」では、HULFT クラウドストレージオプションを
利用して転送を行う際に、接続するエンドポイントの指定が可能となりました。
従来のHULFT クラウドストレージオプションでは以下のように、HULFTとS3間のHTTPS通信によって
セキュリティを担保していました。


今回、エンドポイントの指定が可能になったことにより、AWS PrivateLink for Amazon S3 を使用した
VPC経由でのS3へのアクセスが可能になり、よりセキュアな通信が可能になりました。
従来の通信方法では、HTTPSで暗号化されているとは言えインターネット網を通過することで
構築要件から外れてしまう場合がありましたが、エンドポイントの指定により以下のような構築が可能です。


Amazon VPCとオンプレミス間の接続にAWS VPNやAWS Direct Connectといった閉域接続ネットワークを
利用することで、よりセキュアな接続が可能となります。

まとめ

「HULFT クラウドストレージオプション(Amazon S3) Ver.8.5.3」ではAWS VPCを利用した、
直接インターネット網に出ない形でのHULFTとAmazon S3間のデータ連携が可能となりました。
今後もお客様の要件により柔軟に対応しできるよう機能追加等を行っていきますので、
クラウド間データ連携に課題をお持ちのお客様は是非一度HULFT クラウドストレージオプションをお試しください!

 HULFT クラウドストレージオプションの概要、および評価版のダウンロードはこちら
 https://www.hulft.com/software/hulft-8/hulft-cso