アプリ連携
(1) アプリ連携でのエラー発生時の動作
アプリ連携では、発行するコマンドを最大3つまで指定できます。コマンドの実行でエラーが発生した場合は、エラー発生時点でイベントを終了し、後続のコマンドは実行されません。
(2) 転送後のアプリ連携
ファイル転送(アップロード)後にフォルダイベントの「アプリ連携」を行う場合の動作は以下のようになります。

図2.10 アップロード後のアプリ連携
1) アップロード処理が実行されます。
アップロードについては「アップロード処理の流れ」を参照してください。
2) HULFT-WebFileTransferはアップロード処理でデータベースに登録されたファイルを抽出し、HULFT-WebFileTransferのテンポラリ格納フォルダにテンポラリファイルを作成します。
3) HULFT-WebFileTransferは指定されたユーザアプリケーションを実行します。
ユーザアプリケーションが1) で作成したテンポラリファイルを処理するためにファイル名を取得するには、パラメータにHULFT-WebFileTransfer置換文字の「$TARGET」を指定します。
4) 連携したアプリケーションが正常終了した後、テンポラリファイルをデータベースへ反映させることができます。
詳細は「HULFT-WebFileTransfer 操作ヘルプ」を参照してください。
連携したアプリケーションが終了した後でテンポラリファイルは削除されます。
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「$TARGET」で表されるファイル名など、HULFT-WebFileTransfer置換文字の詳細は「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。
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フォルダイベント実行時のテンポラリファイルが作成されるフォルダのパスについては、「ディレクトリ構成」を参照してください。
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システム動作環境設定の「ファイル保存先」を“ディレクトリ保存”に設定している場合、操作対象となるファイルは保存先ディレクトリから取得します。
システム動作環境設定については「システム動作環境設定」を参照してください。
(3) 転送前のアプリ連携
ファイル転送(ダウンロード)時に転送前フォルダイベントの「アプリ連携」を行う場合の動作は以下のようになります。
以下の図と説明では、ダウンロード処理のうち、転送前フォルダイベントに関係する部分のみ抜き出しています。5)~6)は「ダウンロード処理の流れ」の5) ~6) に対応しています。A)が転送前フォルダイベントの処理です。
ダウンロード処理の詳細は「ダウンロード処理の流れ」を参照してください。

図2.11 アップロード後のアプリ連携
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サーバはデータベースから該当ファイルを抽出し、サーバにテンポラリファイルを作成します。
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サーバはA)でユーザアプリケーションが処理した後のテンポラリファイルをクライアントへ送信します。 |
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「$TARGET」で表されるファイル名など、HULFT-WebFileTransfer置換文字の詳細は「フォルダイベントと共通イベントの置換文字について」を参照してください。
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フォルダイベント実行時のテンポラリファイルが作成されるフォルダのパスについては、「ディレクトリ構成」を参照してください。
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システム動作環境設定の「ファイル保存先」を“ディレクトリ保存”に設定している場合、操作対象となるファイルは保存先ディレクトリから取得します。
システム動作環境設定については「システム動作環境設定」を参照してください。
新規アップロード前にアプリ連携を行う場合、アップロード先のファイルがデータベースに存在しないため、テンポラリファイルを作成できず、$TARGETはブランクになります。