Salesforceアダプタ - 仕様制限

全アダプタ共通の仕様制限については、「アダプタ使用ガイド - 共通事項」を参照してください。

共通

過去データ同期の動作仕様

過去データ同期では、アイテムの日付ではなくデータの更新日時が基準になります。
読み取り範囲は、同期実行時刻を基準に[過去のデータの同期]で設定された日数分さかのぼります。
例えば、[過去のデータの同期]に「1」と設定して 9:00 に実行した場合、1日前の 9:00 以降に更新されたアイテムを読み取ります。

スケジュール同期

Salesforce上の「行動」が、PIMSYNC上での「スケジュール」に該当します。

同期項目について

同期対象の項目、対応するPIMSYNC項目、および項目ごとの仕様制限は以下です。
PIMSYNC項目についての詳細は、「PIMSYNC項目について」を参照してください。
同期対象項目 PIMSYNC項目 制限事項 補足
件名 [件名]
  • Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペースは削除されて書き込まれます。
 
場所 [場所]
  • Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペースは削除されて書き込まれます。
 
開始/終了 [開始時刻]・[期間]
  • 開始時刻と終了時刻から[期間]を算出します。
  • 特にありません。
 
終日行動 [終日設定]
  • 特にありません。
 
説明 [詳細]
  • リッチテキストに対応していません。
  • Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペース・改行は削除されて書き込まれます。
 
非公開 [公開レベル]  
公開方法 [公開方法]
  • 「予定あり」の場合、[予定あり]になります。
  • 「外出中」の場合、[外出中]になります。
  • 「空き時間」の場合、[予定なし]になります。
  • 特にありません。
 
繰り返し [繰り返し]
  • 「定期的な行動を作成」を選択している場合、繰り返しスケジュールとなります。
 

非公開スケジュールの同期

Salesforceの仕様上、[公開レベル]が非公開のスケジュールはSalesforceへ同期できません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
非公開スケジュールをSalesforceへ同期したい場合、Salesforceアダプタをユーザーごとに認証する方式に切り替えることで同期できるようになります。

複数日スケジュールの同期

[期間]が14日間より長い複数日のスケジュールは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
例:

複数日繰り返しスケジュールの同期

[期間]が24時間以上の繰り返しスケジュールは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
例: この繰り返しスケジュールは[期間]が24時間以上であるため、上記の条件に該当します。

毎年の繰り返しスケジュールの同期

繰り返し間隔が2年以上の毎年の繰り返しスケジュールは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
例:

繰り返し設定の変更

通常のスケジュールを繰り返しスケジュールに変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
繰り返しスケジュールを通常のスケジュールに変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。

繰り返し開始日の変更

繰り返し開始日時が同期タスク実行日時以前である繰り返しスケジュールの繰り返し開始日時を変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
例:

Salesforce上のスケジュール

同期タスク実行日時

更新イベント

このスケジュールは他のアプリケーションで繰り返し開始日時を同期タスク実行日時以前に変更した更新イベントであるため、上記の条件に該当します。

繰り返し終了日の変更

繰り返し終了日が同期タスク実行日時以降である繰り返しスケジュールの繰り返し終了日を同期タスク実行日時以前に変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上書き込みができません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。
例:

Salesforce上のスケジュール

同期タスク実行日時

更新イベント

このスケジュールは他のアプリケーションで同期タスク実行日時以降の繰り返し終了日を同期タスク実行日時以前に変更した更新イベントであるため、上記の条件に該当します。

繰り返し開始時刻の変更によるスケジュールの重複

同期実行日を含む繰り返しスケジュールの開始時刻を同期実行時刻の前から後に変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上同期実行日のスケジュールの重複が発生します。

例:

Salesforce上のスケジュール

同期タスク実行日時

更新イベント

このスケジュールは他のアプリケーションで開始時刻を同期タスク実行時刻以後に変更した更新イベントであるため、2011/11/2(水)のスケジュールが重複します。

繰り返し開始時刻の変更によるスケジュールの消去

同期実行日を含む繰り返しスケジュールの開始時刻を同期実行時刻の後から前に変更した更新イベントは、Salesforceの仕様上同期実行日のスケジュールの消去が発生します。

例:

Salesforce上のスケジュール

同期タスク実行日時

更新イベント

このスケジュールは他のアプリケーションで開始時刻を同期タスク実行時刻以前に変更した更新イベントであるため、2011/11/2(水)のスケジュールが消えます。

繰り返し回数の上限

繰り返しスケジュールの書き込み時、繰り返し回数が一定以上のスケジュールは回数をSalesforce上の上限に変更して書き込みます。
繰り返し回数の上限は以下の通りです。

繰り返し単位 繰り返し回数の上限
毎日 100回
毎週 53回
毎月 60回
毎年 10回

会議スケジュールの参加者の情報

Salesforceの会議スケジュールの参加者を同期先の[詳細]の末尾に文字列情報として反映する機能を有効にした場合、参加者の情報は以下のように追記されます。
設定方法については、「運用ガイド - プロパティリファレンス」を参照してください。

ToDo同期

Salesforce上の「ToDo」が、PIMSYNC上での「ToDo」に該当します。

同期項目について

同期対象の項目、対応するPIMSYNC項目、および項目ごとの仕様制限は以下です。
PIMSYNC項目についての詳細は、「PIMSYNC項目について」を参照してください。
同期対象項目 PIMSYNC項目 制限事項 補足
件名 [件名]
  • Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペースは削除されて書き込まれます。
 
期日 [期限]
  • 特にありません。
 
優先度 [優先度]
  • 「High」の場合、[高]となります。
  • 「Normal」の場合、[標準]となります。
  • 「Low」の場合、[低]となります。
  • 特にありません。
 
状況 [ステータス]・[終了日]
  • 「Not Started」の場合、[未開始]となります。
  • 「In Progress」の場合、[作業中]となります。
  • 「Completed」の場合、[完了]となります。
  • 「Waiting on someone else」の場合、[待機中]となります。
  • 「Deferred」の場合、[保留]となります。
「Completed」に更新した日時を[終了日]として読み取ります。
  • 特にありません。
 
コメント [詳細]
  • リッチテキストに対応していません。
  • Salesforceの仕様上、先頭と末尾のスペース・改行は削除されて書き込まれます。
 

定期的なToDoについて

定期的なToDoの読み取りはできません。
同期タスク実行時に以下のエラーが発生します。