固定長ファイル読み取り処理

オペレーション名

固定長ファイル読み取り

機能概要

固定長ファイルを読み取ります。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

= 備考 =

変数の使用については、「変数」を参照してください。

基本設定

項目名

必須/省略可

変数の使用

説明

備考

名前

必須

使用不可

スクリプトキャンバス上での名前を入力します。

 

必須設定

項目名

必須/省略可

変数の使用

説明

備考

ファイル

必須

使用可

読み取りを行う固定長ファイルパスを入力します。

[参照]ボタンをクリックするとファイルチューザーが起動し、ファイルの選択ができます。

注意

フォーマット

必須

使用不可

データ形式リソースに登録されている固定長ファイルフォーマット定義を選択します。

= 備考 =

設定方法については、「固定長ウィザード」を参照してください。

[追加]

新規にデータ形式リソースを追加します。

[編集]

> HULFT INTEGRATE > データ形式で、データ形式リソースの設定を編集することができます。

 

プロパティアクション

項目名

説明

備考

プレビュー

プレビューアを起動して、[ファイル]で指定したファイルの内容を表示します。

  • 指定したファイルが存在しない場合、または[ファイル]に変数が設定されている場合は無効になります。

  • [エンコード]で指定したエンコードで表示されます。

  • ファイル内容の編集はできません。

  • プレビューアで表示できるファイルのサイズは最大1MBです。ファイルサイズが1MBを超える場合、ファイルの先頭から1MB分が表示されます。

固定長ウィザードの起動

固定長ウィザードを起動します。詳細は「固定長ウィザード」を参照してください。

 

読み取り設定

項目名

必須/省略可

変数の使用

説明

備考

エンコード

必須

使用可

読み取るファイルのエンコードを選択または入力します。

入力する場合は、Java SE Runtime Environment 8でサポートされているエンコードを指定します。

= 備考 =

詳細については、「Supported Encodings」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.html)を参照してください。

  • ファイル系コネクターなどの[エンコード]で選択されるデフォルトのエンコードはUTF-8です。

改行コード

必須

使用不可

改行コードを選択します。

[NONE]
[CR]
[LF]
[CR+LF]

(デフォルト)

  • 2023年2月26日以前から固定長コネクターを使用して[AUTO]を指定していた場合、[LF]の設定で処理が行われています。

    スクリプトを更新するときは[LF]を指定しなおしてください。

サプレス文字のみのフィールドを空文字として取得

省略可

使用不可

フィールドのデータがサプレス文字と同じ文字のみで構成されている場合、空文字とnullどちらを取得するかを選択します。

[チェックあり]

空文字として取得します。

[チェックなし]

(デフォルト)

nullとして取得します。

 

サプレス文字のみの数値型フィールドをサプレス文字1桁として取得

省略可

使用不可

数値型のフィールドのデータが数値のサプレス文字と同じ文字のみで構成されている場合、数値のサプレス文字1桁として取得するかどうかを選択します。

[チェックあり]

1桁のサプレス数値として取得します。

[チェックなし]

(デフォルト)

nullまたは空文字として取得します。

注意
  • チェックを入れない場合にnullと空文字どちらを取得するかは、[サプレス文字のみのフィールドを空文字として取得]の選択に依存します。

  • チェックを入れた場合でも、対象の数値フィールドのサプレス文字が数値ではない場合、[サプレス文字のみのフィールドを空文字として取得]の選択に依存して、nullまたは空文字として取得します。

  • 数値(ゾーン10進)型・数値(パック10進)型はnullまたは空文字として取得することはできません。

データ処理方式

項目名

必須/省略可

変数の使用

説明

備考

データ処理方式

必須

使用不可

データ処理方式を選択します。

[スクリプトの設定を使用する]

(デフォルト)

スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をコネクターに使用します。

[大容量データ処理を行わない]

大容量データ処理を行いません。

[大容量データ処理を行う]

大容量データ処理を行います。

 

コメント

項目名

必須/省略可

変数の使用

説明

備考

コメント

省略可

使用不可

このコネクターの簡単な説明を記述することができます。

 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

[フォーマット]の設定により、カラム数が異なります。

= 備考 =

スキーマ構造については、「テーブルモデル型 」を参照してください。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。

= 備考 =

詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

PSPでの使用について

PSPで使用できます。

= 備考 =

PSPについては、「パラレルストリーミング処理」を参照してください。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名

説明

備考

count

読み取ったデータの件数が格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

注意

PSPでは値が格納されません。

message_category

エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

message_code

エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

message_level

エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

error_type

エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

  • エラーの種類は、以下のような形式となります。

    例:「java.io.FileNotFoundException」

error_message

エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

error_trace

エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。

  • デフォルト値はnullです。

nullと空文字について

  • フィールドのデータがサプレス文字と同じ文字のみで構成されている場合、取得したデータはnullまたは空文字となります。

    nullと空文字どちらを取得するかは、[サプレス文字のみのフィールドを空文字として取得]での選択に依存します。

     

    ただし、[フィールド型]が「数値」であり、サプレス文字も数値である場合、[サプレス文字のみの数値型フィールドをサプレス文字1桁として取得]にチェックを入れることによって、1桁のサプレス文字として取得することができます。

     

    例:(フィールドの長さはすべて「5」)

    フィールド型

    サプレス文字

    フィールドの値

    [サプレス文字のみのフィールドを空文字として取得]

    [サプレス文字のみの数値型フィールドをサプレス文字1桁として取得]

    取得した値

    文字列

    a

    aaaaa

    チェックなし

    チェックなし

    null

    文字列

    a

    aaaaa

    チェックあり

    チェックなし

    空文字

    数値

    0

    00000

    チェックなし

    チェックなし

    null

    数値

    0

    00000

    チェックあり

    チェックなし

    空文字

    数値

    0

    00000

    チェックなし

    チェックあり

    0

    数値

    a

    aaaaaa

    チェックなし

    チェックあり

    null

    数値

    a

    aaaaaa

    チェックあり

    チェックあり

    空文字

  • 入力データに構造定義で定義されたレコードが存在しない場合、そのレコードに含まれる各フィールドのデータはnullとなります。

メッセージコード、例外メッセージ、制限事項

コネクター

メッセージコード

例外メッセージ

制限事項

固定長 コネクターのメッセージおよび制限事項

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