HULFT10 for Container ServicesからHULFT10 Smart Proxyを経由してHULFTへ通信

配信元となるHULFT10 for Container Servicesから、HULFT10 Smart ProxyのWSSを経由して、オンプレミス環境にあるHULFT10に通信する場合の設定手順と実行手順について説明します。

図4.8 HULFT10 for Container ServicesからHULFT10 Smart Proxyを経由してHULFTへ通信

設定手順

設定手順は以下のとおりです。

  1. 事前準備

    事前準備として、以下の設定を完了していることを前提としています。

  2. 配信側HULFT10 for Container Servicesの管理情報の設定

    配信の要求を発行する側のHULFTに、以下の管理情報を設定します。

     

    詳細ホスト情報

     

    通信

    ホスト名

    : オンプレミス環境のHULFTのホスト名

    ポート番号

    : オンプレミス環境のHULFTの集信ポートNo.

     

    HULFT製品間連携

    HULFT Proxy URL

    : HULFT10 Smart ProxyのWebサーバー(Nginx)に接続するための情報

    URL形式で指定します。

    HULFT Proxy URLの設定についての詳細は、以下を参照してください。

    HULFT10 for Container Services オペレーション ガイド : 詳細ホスト情報

     

    その他の設定は任意です。

     

  3. オンプレミス環境にある集信側HULFTの管理情報の設定

    集信側のHULFTに、以下の管理情報を設定します。

     

    詳細ホスト情報

    ホスト名

    : HULCS_XXX

    XXXには、HULFT10 for Container Servicesのホスト名を指定します。

     

    基本設定

    集信ポートNo.

    : 443

    要求受付ポートNo.

    : 8443

    HULFT7通信モード

    : 無効(N)

     

    PROXY サーバ

    PROXY サーバ名

    : HULFT10 Smart ProxyのWebサーバー(Nginx)のホスト名

    PROXY ポートNo.

    : HULFT10 Smart ProxyのWebサーバー(Nginx)のstream TCP受付ポート番号

     

    システム動作環境設定

    高強度暗号強制モード

    : 無効(0)

     

    その他の設定は任意です。

     

 

以上で、HULFT10 Smart ProxyとHULFTが通信するための設定が完了しました。

実行手順

要求を発行し確認するまでの手順は以下のとおりです。

  1. 事前準備

    配信要求の発行の前に以下を確認してください。

    • HULFT10 Smart Proxy(WSS)が起動していない場合は起動します。

      HULFT10 Smart Proxy(WSS)を起動方法については、「HULFT10 Smart Proxyの起動と終了」を参照してください。

    • 詳細ホスト情報のPROXY サーバ名およびPROXY ポートNo.にWeb サーバー(Nginx)の値を設定します。

  2. 要求を発行

    各要求の発行については、以下を参照してください。

  3. 配信要求の結果を確認

    配信要求の結果はHULFTの配信履歴で確認できます。

    HULFTの配信履歴については、以下を参照してください。

    HULFT10 for Windows オペレーション マニュアル : 配信状況を確認する

    HULFT10 for Linux/AIX オペレーション マニュアル : 配信状況や集信状況を確認する

    HULFT10 for IBMi オペレーション マニュアル : 配信状況や集信状況を確認する

    HULFT10 for zOS オペレーション マニュアル : 配信状況および集信状況を確認する