HULFT Technical Support & FAQ

SalesforceのTLS1.0暗号化接続無効化によるDataSpider Servista製品への影響について

投稿日時:2016/09/15 09:51

お客様各位

2016年9月14日

株式会社 セゾンテクノロジー
HULFT事業部

SalesforceのTLS1.0暗号化による接続の無効化に関する
DataSpider Servista Salesforceアダプタへの影響について

セールスフォース社よりTLS1.0暗号化によるSalesforceへの接続の無効化に関しまして、2017年3月4日に本番組織に適用されることが発表されました※1。
DataSpider Servista 3.2 SP3以前ではTLS1.0暗号化を使用してSalesforceに接続しており、TLS1.0暗号化接続が無効化された場合は影響を受けますので、今後必要となる対応につきまして以下にご案内いたします。
Salesforceアダプタをお使いのお客様、また、今後ご使用を検討されているお客様は、ご確認くださいますようお願いいたします。

1. 対象製品及びバージョン
- DataSpider Servista Advanced Server Package 2.1.0 - 3.2 SP3
- DataSpider Servista Basic Server Package 2.1.0 - 3.2 SP3
- DataSpider Servista Select 2.4.3 - 3.2 SP3
※ 3.2 SP4以降ではTLS 1.2に対応済のため、TLS 1.0無効化の影響を受けません。

2. 影響範囲
- Salesforceアダプタ
- Salesforce Bulkアダプタ
- Salesforce Metadataアダプタ
- Log Manager for Salesforce

3. 今後の対応
現在ご使用中のバージョンにより、必要な対応が異なります。

①DataSpider Servista 3.2または3.1をご使用中のお客様
TLS1.0の上位規格であるTLS1.2暗号化で接続するパッチ※2を提供しております。
パッチモジュールは以下の通りです。
- DataSpider Servista 3.1 SP5用[DSS31SP5_151113_09]
- DataSpider Servista 3.2 SP3用[DSS32SP3_151113_02]

②DataSpider Servista 3.0以前をご使用中のお客様
DataSpider Servista 3.0以前で使用しているJavaは、TLS1.0のみに対応しており、TLS1.1以上の暗号化に対応することができません。
そのためDataSpider Servista 3.2へのアップグレード※2をご検討ください。
なお、TLS1.0暗号化での接続を継続したままTLS1.0暗号化による接続が、無効化された場合、Salesforceに接続できなくなるものと考えられます。

■補足
※1
TLS1.0暗号化によるSalesforceへの接続の無効化の実施スケジュールに関しては、以下のページを参照しております。

https://help.salesforce.com/apex/HTViewSolution?id=000221207
※ セールスフォース社のページとなります

※2
パッチモジュールおよびバージョンアップモジュールにつきましては、保守契約締結中のお客様は弊社ホームページよりダウンロードいただくことが可能です。

以上