本メールはHULFT技術サポート契約締結ユーザーの皆様を対象に発信させていただいております。
当メールの配信停止及び変更につきましては、文末にご案内しております。
===============================================================
【重要なお知らせ】DataSpiderの集計処理の出力が本来の集計結果と
異なる問題について(2016/12/21改訂版)
===============================================================
このたび、DataSpider におきまして、集計処理を使用して一定件数以上の
データを集計した場合に、本来の集計結果と異なる値が出力される問題が
あることが判明しました。
本件に関しまして、事象の詳細や今後の対応についてお知らせいたします。
DataSpider で 発生条件に該当するお客様は、以下に記載しました内容に
ついてご確認をお願いいたします。
■対象製品及びバージョン
・DataSpider Servista Basic Server Package 4.0SP1 ~ 4.0SP3
・DataSpider Servista Advanced Server Package 4.0SP1 ~ 4.0SP3
・DataSpider Servista Select 4.0SP1 ~ 4.0SP3
・DataSpider for Tableau 4.0SP1
※下記対象機能は DataSpider 4.0SP1 から搭載された機能のため、
上記バージョン以外の DataSpider には影響はございません。
■対象機能
・集計処理
■発生条件
以下の条件をすべて満たした場合に、事象が発生します。
・CPU (コア)数が 2 つ以上の環境で、DataSpiderServer を使用している
・集計処理の入力データに指定したコンポーネントで、1000 件以上のデータを
読み取っている
・集計処理のプロパティにある、集計設定タブの関数に、以下の関数を
1 つも含まない設定をしている
- 最初の値
- 最後の値
- 最初の非NULL値
- 最後の非NULL値
■事象
以下の関数で、本来の出力結果と異なる値が出力されます。
また、集計処理自体はエラーになりません。
【本来の出力結果より小さな値が出力される関数】
・合計値
・最大値(数値)
・最大値(日付/時間)
【本来の出力結果より大きな値が出力される関数】
・最小値(数値)
・最小値(日付/時間)
■回避策
集計設定タブの集計対象設定にて以下の設定を追加してください。
集計処理の内部処理が変わり事象を回避できます。
【設定詳細】
(1) 集計対象設定の最後に列を追加してください。
(2) 追加した列で以下の設定をしてください。
列名:任意の列名やカラムを指定してください。
関数:以下のいずれかを設定してください。
- 最初の値
- 最後の値
- 最初の非NULL値
- 最後の非NULL値
■今後の対応
上記問題を修正したパッチモジュールを、12月26日にリリース予定です。
修正パッチモジュールは、4.0 SP1、4.0 SP2、4.0 SP3 に適用いただけます。
ご不明な点がございましたらお手数ですが保守窓口までお問い合わせを
いただきますよう、お願いいたします。
当ご案内はHULFT.comにも掲載しております。
▽こちらをクリック