HULFT Technical Support & FAQ

【重要なお知らせ】HULFT8 for zOS にて発生する問題について

本メールはHULFT技術サポート契約締結ユーザーの皆様を対象に発信させていただいております。
当メールの配信停止及び変更につきましては、文末にご案内しております。

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 【重要なお知らせ】HULFT8 for zOS にて発生する問題について
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HULFT8 for zOS において、下記の不具合を検出しましたので、ご報告申し上げます。
以下の内容をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。


1.発生現象

 導入マニュアル(1版~3版)のバージョンアップ手順に従い、HULFT Ver.8未満から 
 Ver.8.1.0へバージョンアップ導入した場合(VERUP6またはVERUP7の導入作業用JCL 
 メンバーを使用してバージョンアップした場合)、HULFT Ver.8未満のEBCDICユーザ 
 テーブル雛形JCLを使用してEBCDICユーザテーブルの設定を行うと、HULFTロード 
 モジュールの内容が破壊され、下記の事象が発生します。 

 ①配信処理でEBCDICからShift-JISコードに変換した場合 
 ・EBCDICユーザテーブル1が有効になりません(コード変換エラー)。 
 ・EBCDICユーザテーブル2~3を使用した場合、EBCDICのデータが化けて変換されます。 
 ・IBMカナ文字拡張(H)を選択した場合、EBCDICのデータが化けて変換されます。 
 ・操作ログ出力時、システム動作環境の操作ログEBCDICコード(OPLEBCDIC)にIBMカナ 
  文字拡張(H)を設定していた場合、操作ログに出力されたデータ内容が化けて変換 
  されます。 

 ②配信処理でEBCDICからEUCコードに変換した場合 
 ・EBCDICユーザテーブルが有効になりません(コード変換エラー)。 

 ③集信処理でEUCからEBCDICコードに変換した場合 
 ・EBCDICユーザテーブルが有効になりません(コード変換エラー)。 

 ④EUCの機種で結合した結合ファイルを、結合ファイル分解プログラム(XRBREAK)で、 
  EBCDICユーザテーブルを使用して変換した場合 
 ・EBCDICユーザテーブルが有効になりません(コード変換エラー)。 


2.発生原因

 下記の原因で発生します。 

 ①導入マニュアル(1版~3版)の「バージョンアップ」の手順に誤りがあります。 
  EBCDICユーザテーブルを設定する際、HULFT Ver.8未満で作成したEBCDICユーザ 
  テーブルを使用できるように記載されています。 

 ②アドミニストレーションマニュアル(1版~3版)の「EBCDICユーザテーブルの設定 
  について」に記載されているJCL例は、ロードモジュールの変位に誤りがあります。 

 ③バージョンアップ導入時に使用する雛形JCL(VERUP6、VERUP7)で導入を行うと、 
  提供媒体からEBCDICユーザテーブル雛形JCLを復元することができません。 
  EBCDICユーザテーブルを設定する際、HULFT Ver.8未満で作成したEBCDICユーザ 
  テーブルを使用できるように記載されています。 


3.発生条件

 導入マニュアル(1版~3版)のバージョンアップ手順に従い、HULFT Ver.8未満から 
 Ver.8.1.0へバージョンアップ導入した場合(VERUP6またはVERUP7の導入作業用JCL 
 メンバーを使用してバージョンアップした場合)、下記の条件をすべて満たすと 
 発生します。 

 ・HULFT Ver.8未満で利用していたEBCDICユーザテーブル雛形JCLを使用して、 
  EBCDICユーザテーブルを設定する。 
 ・HULFT8 for zOS側でEBCDICユーザテーブルを使用したコード変換を行う。 

 操作ログの発生条件は、上記条件の状態で下記の条件をすべて満たすと発生します。 

 ・操作ログ出力選択(OPLSELECT)に1~3を設定する。 
 ・操作ログEBCDICコード(OPLEBCDIC)にIBMカナ文字拡張(H)を設定する。 

 お客様のHULFT運用において、EBCDICユーザテーブルを使用しているかどうかの 
 ご確認、および修復につきましては、HULFT.comに掲載されております下記PDF内の 
 「別紙」を参照してください。 

 HULFT.com 「HULFT8 for zOS にて発生する問題について」 
 http://www.hulft.com/news/info/uploadfile/docs/information_20160803_1.pdf


4.対象製品・バージョン

 HULFT8 for zOS Ver.8.1.0 
 ※Ver.8未満は対象外です。 


5.正式対応版の提供について

 本障害の正式対応版として、HULFT8 for zOS Ver.8.1.1をリリースいたしました。 
 最新のマニュアルやモジュールを入手する場合は、弊社ダウンロードサイトより 
 ダウンロードをお願いいたします。 
 ※リビジョンアップ版のご提供には、サポート契約の締結が必要となります。 

 当ご案内はHULFT.comにも掲載しております。 
 http://www.hulft.com/news/info/uploadfile/docs/information_20160803_1.pdf
                                        以上

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