本メールはHULFT技術サポート契約締結ユーザーの皆様を対象に発信させていただいております。
当メールの配信停止及び変更につきましては、文末にご案内しております。
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HULFT for Mainframeにて発生する問題について
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HULFT for Mainframe において、下記の不具合が発見されましたので、ご報告申し上げます。
下記内容をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。
1.発生現象
HULFT 暗号化方式を使用して転送する場合、集信ファイルのデータが不正に化けて
しまう場合があります。
また、転送処理は正常に終了するため、履歴などで事象の発生を確認する事が出来ません。
※HULFT 暗号化方式を使用しない場合、本現象は発生しません。
2.発生原因
HULFT 暗号化方式の復号処理実行の判定に、初期化していないメモリを参照する
フラグを使用していました。
そのため、復号不要の判定条件に合致する値がメモリ上で最初から挿入されていた
場合に誤判定が発生し、暗号化されたデータをそのまま集信ファイルに出力していました。
3.発生条件
下記の全ての項目を満たした場合、非常に稀に不具合が発生することがあります。
・HULFT for Mainframe にて集信
・HULFT 暗号化方式を使用
4.対象製品・バージョン
・HULFT7
HULFT7 for MSP Ver.7.0.1~Ver.7.3.1
HULFT7 for XSP Ver.7.0.1~Ver.7.3.1
HULFT7 for zOS Ver.7.0.1~Ver.7.3.1
・HULFT6
HULFT for Mainframe Type MSP Ver.6.0.1~Ver.6.3.4
HULFT for Mainframe Type XSP Ver.6.0.2~Ver.6.3.4
HULFT for Mainframe Type OS390 Ver.6.0.0~Ver.6.3.4
HULFT for Mainframe Type VOS Ver.6.0.1~Ver.6.3.3
・HULFT6e
HULFT for Mainframe Type OS390-E Ver.6.0.3~Ver.6.3.4
・HULFT-SAN
HULFT-SAN for Mainframe Type OS390 Ver.6.0.5~Ver.6.3.4
HULFT-SAN for Mainframe Type MSP Ver.6.0.5~Ver.6.3.4
HULFT-SAN for Mainframe Type XSP Ver.6.0.5~Ver.6.3.4
HULFT-SAN for Mainframe Type VOS Ver.6.0.5~Ver.6.3.3
5.回避方法
・HULFT7の場合
対象製品を、正式対応版(Ver.7.3.1A)へマイナーリビジョンアップしてください。
・HULFT6の場合
対象製品を、正式対応版(Ver.6.3.4A)へマイナーリビジョンアップしてください。
※VOS版をご利用の場合は、正式対応版(Ver.6.3.3A)へマイナーリビジョンアップしてください
・HULFT-SANの場合
対象製品を、正式対応版(Ver.6.3.4A)へマイナーリビジョンアップしてください。
※VOS版をご利用の場合は、正式対応版(Ver.6.3.3A)へマイナーリビジョンアップしてください
6.正式対応版の提供について
本障害の正式対応版については、2015年10月5日(月)リリースを予定しております。
弊社ダウンロードサイトよりダウンロードをお願いいたします。
※VOS版については、リリース日が決まり次第、改めてお知らせします。
以上
※当ご案内は弊社WEBサイトに掲載しているPDFでもご案内しております。
http://www.hulft.com/news/info/uploadfile/docs/information_20150813.pdf