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当メールの配信停止及び変更につきましては、文末にご案内しております。
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HDC-EDI Managerを長期間安定運用するための注意事項
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HDC-EDI Managerの長期間連続運用により、データベース領域不足が発生する場合があります。
HDC-EDI Managerの安定運用を継続するための注意事項について、以下の通りご案内申し上げます。
1.対象製品
HDC-EDI Manger Ver.2.0.0以降
2.注意事項
【事象】
HDC-EDI Base / HDC-EDI Manager(以後HDC-EDIと表記)を長期間連続で運用した場合に、
HDC-EDIで使用しているデータベース領域不足が発生し、
HDC-EDIが正常に動作しなくなる場合があります。
【原因】
データベース領域には設定情報のほか、HDC-EDIサーバで行われた
送信元・送信先の各トランザクション履歴を関連付けするための情報[連携管理情報]が蓄積されます。
この情報を削除せず蓄積し続けることでデータベース領域が不足し、
処理状況や履歴を出力・参照できなくなることが原因です。
※連携管理情報は、1レコードあたり約550 byteの領域が必要です(この値は今後のアップデートで予告なく
変更される可能性があります)。
3.予防方法
データベース領域不足の発生を予防するために、データベース領域を随時拡張するか、
定期的に連携管理情報の削除を実施してください。
また、連携管理情報のレコード削除を行うと削除領域の断片化が発生する可能性があります。
レコード削除時はインデックスの再創生(REBUILD) を実施することを推奨します。
<連携管理情報の削除方法>
EDIDeleteLinkDb [-from 削除対象開始日] -to 削除対象終了日
※連携管理情報削除コマンドの詳細については、「HDC-EDI Manager Ver.2」の
「管理者マニュアル(HDCEDIMG2ADM.COM.pdf)」をご参照ください。
<インデックスの再創生方法(Oracle DBの例)>
ALTER INDEX IDX_RENKEI_MANAGEMENT_INFO001 REBUILD ONLINE;
ALTER INDEX IDX_RENKEI_MANAGEMENT_INFO002 REBUILD ONLINE;
ALTER INDEX IDX_RENKEI_MANAGEMENT_INFO003 REBUILD ONLINE;
ALTER INDEX IDX_RENKEI_MANAGEMENT_INFO004 REBUILD ONLINE;
ALTER INDEX IDX_RENKEI_MANAGEMENT_INFO005 REBUILD ONLINE;
4.事象発生時の復旧方法
HDC-EDIの運用中に、データベース領域不足が発生した場合には、以下の手順で復旧が可能です。
(1)不要な連携管理情報の削除もしくはデータベース領域の拡張
(2)連携管理情報を削除した場合はインデックスの再創生(推奨)
(3)送信元よりファイルを再送
※詳細は弊社WEBサイトに掲載しているPDFでもご案内しております。
http://www.hulft.com/news/info/uploadfile/docs/information_20140801.pdf