【公式】HULFT IoT EdgeStreaming アダプタリファレンス_2022年4月1日_第2版発行
保持レジスタ読み取り
Modbusプロトコルに対応した機器の保持レジスタから値を読み取ります。
保持レジスタ読み取り処理画面は、デザイナ画面でスクリプトキャンバスを表示した状態から以下の順番でクリックし、コンポーネントアイコンをスクリプトキャンバスにドラッグ&ドロップして表示します。
-
ツールパレット-産業用機器-Modbus-保持レジスタ読み取り

図5.5 保持レジスタ読み取り処理画面
(1) 項目一覧
保持レジスタ読み取り処理に設定する項目の一覧です。
項目名 |
初期値 |
設定値 |
省略 |
備考 |
|
---|---|---|---|---|---|
名前 |
|
半角英数字、一部の記号(*1) |
× |
半角アルファベットから始まる値 |
|
必須設定 |
|||||
|
接続先 |
|
|
× |
|
スレーブID |
01 |
01~FF |
× |
16進数を選択 |
|
インターバル |
1 |
0.01~1314000.0 |
× |
単位:秒 |
|
対象 |
(*2) |
|
× |
|
|
開始アドレス |
|
0~65535 |
× |
整数値で設定 |
|
レジスタ数 |
1(*3) |
1~125 |
× |
一覧から選択 |
|
データ型 |
符号付き16ビット整数型 |
|
× |
一覧から選択 |
|
名前 |
|
|
× |
|
|
コメント |
|||||
|
コメント |
|
文字 |
〇 |
|
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
「_(アンダーバー)」のみ指定可能です。 |
*2 |
: |
保持レジスタ読み取りの対象としてチェックがついています。 |
*3 |
: |
データ型で選択した値によって初期値が変わります。 |
(2) 各項目の説明
保持レジスタ読み取り処理に設定する項目について説明します。
それぞれの設定を変更した後、完了ボタンをクリックすると設定が保存されます。
取消ボタンをクリックすると、変更した内容が破棄されます。
- 名前
-
保持レジスタ読み取り処理のコンポーネント名
半角英数字、「_(アンダーバー)」で指定してください。
また、半角アルファベットから始まる値で指定してください。
必須設定
- 接続先
-
Modbusの接続先
保持レジスタ読み取りを行うModbusの接続先を選択してください。
追加をクリックすると、Modbus TCP接続設定画面が表示されます。
Modbus TCP接続設定画面についての詳細は「Modbus TCP接続設定」を参照してください。
一覧の編集をクリックすると、リソース一覧の編集画面が表示されます。
リソース一覧の編集画面についての詳細は「リソース一覧の編集」を参照してください。
- スレーブID
-
スレーブID
保持レジスタ読み取りを行うスレーブIDを選択してください。
- インターバル
-
保持レジスタ読み取りを行うインターバル(秒)
保持レジスタ読み取りを行うインターバルを“0.01”~“1314000.0”の間の数値で指定してください。
- 対象
-
対象のレジストリの選択
レジスタマップの追加後に保持レジスタ読み取りを行う対象のレジストリにチェックをつけてください。
上へボタンまたは下へボタンをクリックすると選択範囲を移動します。
追加ボタンまたは削除ボタンをクリックするとレジスタマップを追加および削除します。
ファイルからレジスタマップを読み込むで以下の形式のファイルからレジスタマップを読み込むことができます。
-
.xlsx
-
.csv
レジスタマップの入力方法については「(3) レジスタマップの入力例」を参照してください。
-
- 開始アドレス
-
開始アドレス
保持レジスタ読み取りを行う開始アドレスを、“0”~“65535”の間の数値で指定してください。
- レジスタ数
-
レジスタ数
保持レジスタ読み取りを行うレジスタを選択してください。
- データ型
-
保持レジスタ読み取りを行うデータのデータ型
保持レジスタ読み取りを行うデータのデータ型を以下から選択してください。
-
符号付き16ビット整数型
-
符号無し16ビット整数型
-
符号付き32ビット整数型
-
符号無し32ビット整数型
-
符号付き64ビット整数型
-
符号無し64ビット整数型
-
単精度実数
-
倍精度実数
-
文字列(ASCII)
-
- 名前
-
レジスタの名前
保持レジスタ読み取りを行うレジスタの名前を指定してください。
コメント
- コメント
-
保持レジスタ読み取り処理に対するコメント
コメントを入力できます。
ファイルからレジスタマップを読み込むで読み込むことができるファイルの入力例を説明します。
csv形式の場合は、カンマ区切りで開始アドレス、データ型、名前を入力します。
xlsx形式の場合は、セル区切りで開始アドレス、データ型、名前を入力します。
空行は入れないでください。

図5.6 xlsx形式のレジスタマップの入力例
1) コメント行
行の先頭に「#」をつけることで、コメント行になります。
2) 開始アドレス
開始アドレスを入力します。
3) データ型
データ型を以下の形式で入力します。
-
符号付き16ビット整数型の場合
sint16
-
符号無し16ビット整数型の場合
uint16
-
符号付き32ビット整数型の場合
sint32
-
符号無し32ビット整数型の場合
uint32
-
符号付き64ビット整数型の場合
sint64
-
符号無し64ビット整数型の場合
uint64
-
単精度実数の場合
float32
-
倍精度実数の場合
float64
-
文字列(ASCII)の場合
string
4) 名前
レジスタの名前を入力します。
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