HULFT管理画面からの管理情報の登録
HULFTでファイル転送を行うには、配信側ホストと集信側ホストのそれぞれに同一の“ファイルID”を登録します。“ファイルID”は50バイト以内の英数字で指定します。HULFTはファイルIDに関連付けられた管理情報をもとにファイル転送を行います。
ファイルIDは1ファイルごとに配信側ホスト(配信管理情報)および集信側ホスト(集信管理情報)に登録する必要があります。

図5.3 ファイルIDの関連イメージ
このファイルIDの他にも管理情報の登録が必要となりますが、これらの管理情報もIDで管理されています。ファイル転送を行う際に配信側ホストおよび集信側ホストで最低限必要な管理情報は以下のとおりです。また、ファイル転送に必要な管理情報の詳細は、「アドミニストレーション マニュアル」を参照してください。
配信側HULFT
配信管理情報(配信ファイルID)
詳細ホスト情報(集信側ホストのホスト名)
転送グループ情報(転送グループID)
集信側HULFT
集信管理情報(集信ファイルID)
詳細ホスト情報(配信側ホストのホスト名)
転送グループ情報(転送グループID)
当疎通テストは、同一マシン内、同一HULFTでのファイル転送になりますので、以下の4つの情報の登録が必要です。
各情報の登録順序および登録するIDは以下のとおりとします。
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「詳細ホスト情報の登録」(自ホスト名)……………“ZOS”
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「転送グループ情報の登録」(転送グループID)……“GRP01”
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「配信管理情報の登録」(配信ファイルID)…………“LOOPTEST”
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「集信管理情報の登録」(集信ファイルID)…………“LOOPTEST”
本書では自ホスト名を“ZOS”としていますが、この名前は環境に合わせて変更してください。
ここでは、HULFT管理画面のシステム管理メニューを使用して各情報を登録します。
HULFT管理画面の起動方法および操作方法は、「HULFT管理画面の起動と確認」を参照してください。