各項目の説明

システム動作環境設定の各項目について説明します。HULFTを導入したときの初期設定を、使用するシステムの環境に合わせて変更してください。()内はタグ名です。

= 備考 =

本章におけるタグの「(省略可)」とは、以下のいずれかを意味します。

  • タグをコメントアウトした場合

  • タグ自体を記載しない場合

また、省略可能なタグについて、タグの省略時の動作は初期値の有無により動作が異なります。

  • 初期値が存在する場合、初期値で動作します。

  • 初期値が存在しない場合、タグは無視されます。

各タグの初期値については、「システム動作環境設定一覧」を参照してください。

配信プログラムのジョブ名(START-TASK)

配信処理を配信プログラムへ依頼するために、配信プログラムのジョブ名を指定します(省略可)。

配信ワークファイルのUNIT名(UNIT)

配信ワークファイルを動的に作成する際のDASDユニットグループ名を指定します(省略可)。

集信ポートNo.(PORTNO)

HULFT管理画面の転送状況一覧画面およびHULFT Manager管理画面の転送状況一覧画面に、集信状況を表示させるためのポート番号を指定します(省略可)。

集信プログラムを起動した際のポート番号を指定してください。

状況表示選択に“1”を設定した場合のみ使用されます。

配信起動タスク数(TASK-CNT)

配信プログラムから同時に起動される配信子タスクの最大値(配信多重度)を指定します(省略可)。

配信処理では、同時に配信するファイル数が多いほど、システムや回線の負荷が大きくなります。現在使用しているシステムの状態に合わせて適切な値を指定してください。

配信用ファイルI/Oバッファ数(SNDBNO)

配信ファイル、またはワークファイル転送時に作成される配信ワークファイルのI/Oに使用するメモリバッファ数を指定します(省略可)。

バッファ数を増やした場合、その増分だけメモリが必要になりますので、配信プログラムのジョブに割り当てるREGIONを増やす必要があります。

集信用ファイルI/Oバッファ数(RCVBNO)

集信ファイル、または複数集信時および集信管理情報の異常時の処置に“復元”を設定した場合に作成される集信ワークファイルのI/Oに使用するメモリバッファ数を指定します(省略可)。

バッファ数を増やした場合、その増分だけメモリが必要になりますので、集信プログラムのジョブに割り当てるREGIONを増やす必要があります。

TCP/IPのアドレススペース名(TCPIP)

HULFTが起動されるCommunications Serverのアドレススペース名を指定します(省略可)。指定するアドレススペース名は、Communications Serverの起動ジョブ(スターテッドタスク)名です。

= 備考 =

集信プログラムまたは要求受付プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「TCP/IPのアドレススペース名」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

配信子タスクのアベンド処理(TASK-ABEND)

配信子タスクが異常終了した場合の親タスクの扱いを指定します(省略可)。

ABEND

: 子タスクと一緒に親タスクも終了

CONTINUE

: 子タスクのみ終了

自ホスト名(HOST-NAME)

相手ホストに通知する自ホスト名を指定します(省略可)。

相手ホストの詳細ホスト情報に登録するホスト名は、本項目に合わせてください。自ドメイン名(DOMAIN)が設定されているときは使われません。

自ドメイン名(DOMAIN)

相手ホストに通知する自ドメイン名を指定します(省略可)。

自ホスト名に9バイト以上のホスト名を指定したい場合に指定します。

相手ホストの詳細ホスト情報に登録するホスト名は、本項目に合わせてください。

自ホスト名または自ドメイン名の小文字・大文字選択(HSTCHA)

相手ホストに通知する自ホスト名または自ドメイン名を、小文字にするか大文字にするかを指定します(省略可)。

L

: 小文字で通知

U

: 大文字で通知

データ件数チェック(DATACHK)

配信側ホストで配信したデータ件数と集信側ホストで受信したデータ件数のチェックを行うか行わないかの指定をします(省略可)。

Y

: 件数をチェックする

N

: 件数をチェックしない

“Y”を指定すると、配信側ホストで配信したデータ件数と集信側ホストで受信したデータ件数のチェックを行い、同一件数でなければ配信側ホストではエラーとなります。

ただし、Ver.6よりデータ件数チェックは集信側ホストで行うので、相手ホストのバージョンがVer.6以降の場合は使用できません。

接続エラー時のリトライ回数(RETRY)

相手ホストとの接続エラー時に行う接続処理のリトライ回数を指定します(省略可)。ここで設定した回数は、集信多重度オーバー時のリトライ回数としても使用されます。

再配信待ちキューの削除条件(RESENDDEL)

配信要求が実行されたとき、または送信要求を受け付けたときに、指定されたファイルIDと同じファイルIDの再配信待ちレコードが配信制御ファイルに存在していた場合の削除条件を指定します(省略可)。

0

: ファイルIDが一致する再配信待ちレコードを削除

1

: ファイルIDおよびホスト名が一致する再配信待ちレコードを削除

2

: ファイルID、ホスト名、および配信対象となっているデータ・セット名が一致する再配信待ちレコードを削除

3

: ファイルID、ホスト名、および配信対象となっているデータ・セット名が一致する再配信待ちレコードのうち、ダイレクト転送の再配信待ちレコードを削除(ワークファイル転送の再配信待ちレコードは削除しない)

9

: 該当するファイルIDの再配信待ちレコードを残す

注意
  • 旧互換のために再配信待ちファイルの削除有無(QDEL)も使用できますが、Ver.6.3以降では本項目の使用をお勧めします。再配信待ちファイルの削除有無(QDEL)と本項目との設定値の関係は以下のようになります。

    表3.7 設定値の関係

    QDELの設定値

    対応する本項目の設定値

    Y

    0

    N

    9

  • 再配信待ちファイルの削除有無(QDEL)再配信待ちキューの削除条件(RESENDDEL)の両方を設定した場合、後に記述した定義カードが使用されます。

配信ワークファイルの第一修飾子(PREFIX)

配信ワークファイルを作成するときの配信ワークファイル名の第一修飾子を指定します(省略可)。

集信ワークファイルの第一修飾子(RPREFIX)

複数集信を行う場合の集信ワークファイル名の第一修飾子を指定します(省略可)。

配信ファイルのシフトコードの扱い(RECLEN)

テキスト転送で配信データのシフトコードを削除した場合、レコード長を保持するかしないかを指定します(省略可)。

Y

: シフトコードを削除し、レコードの末尾にシフトコード分のスペースを付加

N

: シフトコードを削除し、レコード長を短縮

この設定は、配信側変換のときのみ有効です。集信側変換のときは、レコード長は短縮されます。

シフトコードの変換規則については「コード変換 マニュアル」を参照してください。

圧縮用ワークファイルのブロック長(CMPBLK)

ワークファイル転送でファイルの圧縮を設定した場合のブロック長を指定します(省略可)。

配信前ジョブのタイムアウト(JOBTIME)

配信前ジョブが実行された場合のタイムアウト時間を“0”~“1440”までの分単位で指定します(省略可)。

配信前ジョブのタイムアウトの有効個所については、「タイムアウトの設定について」を参照してください。

ソケットリード待ち時間(TIMEOUT)

相手ホストと通信時のリード待ち時間を秒単位で指定します(省略可)。

リード待ち時間を指定すると、相手ホストとの通信中に無通信状態となった場合にも指定時間で通信を強制切断できます。

同期転送時のキャンセルの扱い(SCANMODE)

同期転送を指定して同報配信を行った際に、正常終了した転送とキャンセルによって異常終了した転送の両方が存在する場合、どちらの終了を配信要求プログラム(XRSNDGO)の完了コードとするかを指定します(省略可)。

N

: 配信要求プログラム(XRSNDGO)は正常終了(完了コード「0000」)

A

: 配信要求プログラム(XRSNDGO)は異常終了(完了コード「0079」)

集信多重時のオーバーリトライ(RCVOVER-RTY)

配信側ホストが集信側ホストの集信多重度を超えて接続した場合、集信多重度オーバーエラーとするか自動的にリトライを行うかを指定します(省略可)。

再接続時のリトライ回数と待ち時間は、接続エラー時のリトライ回数自動再配信時または接続エラー時のリトライ間隔が使用されます。

0

: 集信多重度オーバーエラーとなる

1

: 自動リトライする

配信後クリアの扱い(CLEARMODE)

ワークファイル転送時の配信ファイルのクリア処理または削除処理の実行タイミングを指定します(省略可)。

B

: 配信ワークファイル作成後にクリアまたは削除

A

: 配信処理が正常終了した後にクリアまたは削除

配信転送後異常時の処置(ENDERRMODE)

配信ファイルの処理で異常終了が発生したときに、配信処理全体を正常終了として扱うか異常終了として扱うかを指定します(省略可)。

0

: 異常終了とし、異常時ジョブを実行

1

: 正常終了とし、正常時ジョブを実行

対象となる異常終了は、以下です。

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“C(クリア)”を指定し、クリアが異常終了

  • 配信管理情報の配信ファイルの扱い(CLEAR)に“D(削除)”を指定し、削除が異常終了

状況表示選択(STATUSDISPLAY)

HULFT管理画面の転送状況一覧画面に表示する転送状況の種類を指定します(省略可)。

0

: 配信状況のみを表示

1

: 配信状況および集信状況を表示

“1”を設定した場合、集信ポートNo.の設定に従って自ホストの集信プログラムに接続し集信状況を取得します。

転送グループチェック(TGRPCHK)

集信時の転送グループのチェック処理を指定します(省略可)。

配信側ホストのホスト名と集信管理情報の転送グループIDに登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。

0

: チェックしない

1

: 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックし、設定されていない場合はチェックしない

2

: 集信管理情報に転送グループIDが設定されている場合はチェックし、設定されていない場合はエラーとする

ホストチェック(HSTCHK)

集信時の詳細ホスト情報のチェック処理を指定します(省略可)。

配信側ホストのホスト名と詳細ホスト情報に登録してあるホスト名をチェックし、登録されていない場合はエラーとすることができます。

0

: チェックしない

1

: チェックする

ログ削除しきい値(LOGDELTHRESHOLD)

集配信履歴ファイルに蓄積する履歴レコードの最大件数を指定します(省略可)。

設定したしきい値を超えた場合には、ログ保持件数に設定した分の最新日付履歴レコードを保持して、それ以外の履歴レコードを削除します。ログ削除しきい値が“0”の場合、履歴レコードは削除されません。設定したしきい値は、履歴ごと(配信履歴、集信履歴、または要求受付履歴)に適用されます。

詳細は、「履歴の自動削除による運用」を参照してください。

ログ保持件数(LOGKEEPCOUNT)

ログ削除しきい値を超えた場合の履歴レコードを削除する処理で、最低限保持しておきたい最新日付履歴レコード件数を指定します。ログ削除しきい値を設定した場合は省略不可です。

ログ保持件数ログ削除しきい値より少ない値を指定してください。大きい値を設定した場合は、ログの自動削除は行われません。ログ削除しきい値が“0(初期値)”の場合、履歴レコードの削除は行われないためログ保持件数の値は使用されません。

設定した保持件数は、履歴ごと(配信履歴、集信履歴、または要求受付履歴)に適用されます。

詳細は、「履歴の自動削除による運用」を参照してください。

EBCDICコード間変換(EBCDIC)

EBCDICコード間の変換を行うか行わないかを指定します(省略可)。

0

: EBCDICコード間の変換をしない

1

: EBCDICコード間の変換をする

注意

EBCDICコード間変換の設定は、ワークファイル転送時の配信側変換においては適用されません。

パック・ゾーン変換(PSCHG)

フォーマット転送時またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)の変換規則を指定します(省略可)。

0

: モード0

1

: モード1

B

: モードB

F

: モードF

9

: モード9

S

: モードS

N

: モードN

パック・ゾーンの変換規則についての詳細は、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

ASCII用符号部(PSASCII)

フォーマット転送時またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をWin-UX系機種のデータに変換する場合の符号部を指定します(省略可)。

この設定は、パック・ゾーン変換(PSCHG)が“S(モードS)”のときのみ有効です。

ASCII用符号部の変換規則についての詳細は、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

表3.8 ASCII用符号部

設定値

ゾーン部

サイン部

1

3

4

5

2

3

3

7

EBCDIC用符号部(PSEBCDIC)

フォーマット転送時またはマルチフォーマット転送時、サイン付内部10進数(P)とサイン付外部10進数(S)をMF-IBMi系機種のデータに変換する場合の符号部を指定します(省略可)。

この設定は、パック・ゾーン変換(PSCHG)が“S(モードS)”のときのみ有効です。

EBCDIC用符号部の変換規則についての詳細は、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

表3.9 EBCDIC用符号部

設定値

ゾーン部

サイン部

1

F

C

D

2

F

F

D

外字テーブル使用(GAIJIFILE)

外字テーブル変換の処理を指定します(省略可)。

0

: 外字テーブルを参照し、外字コードは該当コードに変換

1

: 優先的に外字テーブルを参照し、該当コードに変換

“1”を指定する際は、HULFT Ver.6.0.3以降で作成された外字テーブルを使用してください。HULFT Ver.6.0.3未満で作成された外字テーブルを使用している場合は、外字テーブルを再度作成してください。

外字テーブルについての詳細は、「外字テーブルについて」を参照してください。

外字の変換についての詳細は、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

外字未登録時の処理(GAIJIERR)

JISの第一水準および第二水準以外のコードで、外字テーブルにも登録されていないコードに対する処理を指定します(省略可)。

0

: デフォルトコードに変換

1

: エラーとする

動的指定時のダイレクト転送の扱い(DYNAMIC-DIRECT)

以下の条件をすべて満たす場合に、ダイレクト転送で配信するか、ワークファイル転送で配信するかを指定します(省略可)。

  • 配信要求プログラムで配信ファイルを動的に指定

  • 配信管理情報の転送方法の設定が“D(直接)”

  • 配信ファイルを指定するDDステートメントのDISPパラメータに“SHR”を指定

Y

: ダイレクト転送で配信

N

: ワークファイル転送で配信

配信ファイル・集信ファイルのUNIT名(INIT-UNIT)

配信ファイルおよび集信ファイルを動的に割り当てる際のDASDユニットグループ名を指定します(省略可)。

ワークボリュームモード(WORKVOLMODE)

配信ワークファイルを格納するボリューム通番の扱いを指定します(省略可)。

0

: システムのワークボリューム通番に格納

1

: 配信ファイルと同じボリューム通番に格納

= 備考 =
  • 配信ファイルがVSAM編成ファイルの場合は、ワークボリュームモードに“1”が設定されている場合も、配信ワークファイルはシステムのワークボリューム通番に格納されます。

  • ワークボリュームモードに“1”が設定されている場合、配信管理情報の装置台数の設定は無効となります。

  • 配信管理情報のワークボリューム通番(WORK-VOL)にワークボリュームを指定した場合、ワークボリュームモードの値は無効となります。

JESコマンドの頭文字(JESC)

HULFTが発行するJESコマンドの頭文字を指定します(省略可)。

後続ジョブ付加ステップのSTEPLIB設定1(JLIB1,JLIB2,JLIB3)

HULFTは配信後ジョブ、集信後ジョブ、および複数集信時のジョブに、ジョブ・ステップ(XRJINTまたはXRMRG)を自動的に組み込みます。自動的に組み込まれたジョブ・ステップにSTEPLIBを追加したい場合、ロードモジュールライブラリ名のみ指定します(省略可)。操作ログ自動切り替え機能を使用する場合は、JLIB1にHULFTロードモジュールライブラリを指定します(省略不可)。

STEPLIBには3つのライブラリを指定できます。

ライブラリ名はz/OSの命名規約に従って指定します。

= 備考 =

後続ジョブ付加ステップのSTEPLIB設定1を使用する場合は、JLIB1、JLIB2、JLIB3の順に設定してください。

後続ジョブ付加ステップのSTEPLIB設定2(JELIB1,JELIB2,JELIB3)

HULFTは配信前ジョブ、配信後ジョブ、および集信後ジョブに、ジョブ・ステップ(XRJEND)を自動的に組み込みます。自動的に組み込みこまれたジョブ・ステップにSTEPLIBを追加したい場合、ロードモジュールライブラリ名のみ指定します(省略可)。

STEPLIBには3つのライブラリを指定できます。

ライブラリ名はz/OSの命名規約に従って指定します。

= 備考 =

後続ジョブ付加ステップのSTEPLIB設定2を使用する場合は、JELIB1、JELIB2、JELIB3の順に設定してください。

配信ファイルのリトライ回数(SNDRETRY)

配信ファイルを割り当てたときに、他ジョブで使用されているなどの理由により排他エラーとなった場合の割り当て処理のリトライ回数を指定します(省略可)。

配信プログラムJCL内のDDステートメントで配信ファイルを指定した場合はリトライの動作が異なります。詳細は、「ファイルオープンおよびロックに関係する設定」を参照してください。

配信ファイルのリトライ間隔(SNDRTIME)

配信ファイルを割り当てたときに、他ジョブで使用されているなどの理由により排他エラーとなった場合の割り当て処理のリトライ間隔を秒単位で指定します(省略可)。

配信プログラムJCL内のDDステートメントで配信ファイルを指定した場合はリトライの動作が異なります。詳細は、「ファイルオープンおよびロックに関係する設定」を参照してください。

EUCコード変換時のスペースコードの扱い(EUCSP)

IBM漢字の全角スペースをEUC-JPに変換する場合の変換規則を指定します(省略可)。

0

: “0x2020”に変換

1

: “0xA1A1”に変換

KEIS全角スペースモード(KEISSPMODE)

KEISの全角スペースコードの変換規則を指定します(省略可)。

0

: 全角スペースコードを“0x4040”に変換

1

: 全角スペースコードを“0xA1A1”に変換

自動再配信リトライ回数(SOCKERR-AUTORETRY)

配信処理中または集信処理中に通信異常が発生した場合に、自動再配信を試みる回数を指定します(省略可)。

“0”を指定した場合、自動再配信は行いません。転送エラーで再配信待ちとなります。

自動再配信時または接続エラー時のリトライ間隔(RETRYTIME)

自動再配信時または相手ホストとの接続(CONNECT)に失敗した際のリトライ間隔を秒単位で指定します(省略可)。

この値は、集信多重度オーバー時のリトライ間隔としても使用されます。

メッセージ動的パラメータ指定(MSGDYNPARM)

メッセージを受信したときに、メッセージを置き換える対象を指定します(省略可)。

管理情報内のメッセージ指定(「&MSG0」~「&MSG5」および「&MSGL0」~「&MSGL1」)を送信側で指定したメッセージ内容に置き換えるかどうかを設定します。

0

: すべての管理情報およびジョブ起動情報で指定されたJCL内のメッセージの置き換えをしない

1

: すべての管理情報のメッセージの置き換えをし、ジョブ起動情報で指定されたJCL内のメッセージの置き換えはしない

2

: すべての管理情報のメッセージの置き換えをせず、ジョブ起動情報で指定されたJCL内のメッセージの置き換えはする

3

: すべての管理情報およびジョブ起動情報で指定されたJCL内のメッセージの置き換えをする

集信タスク名(RECV-TASK)

集信プログラムのジョブ名を指定します(省略可)。

暗号化方式(CIPHERTYPE)

配信時および集信時に使用する暗号化方式を指定します(省略可)。

0

: HULFT暗号化方式を使用

1

: 暗号オプションの暗号化方式を使用

要求受付同期待ちモード(REQWAITMODE)

送信要求コマンドで同期転送待ち時間の指定があった場合に、その時間を有効にするか、または無効にして無限待ちとするかを指定します(省略可)。

0

: 同期転送待ち時間を無効にし、無限待ちとする

1

: 送信要求コマンドで指定された同期転送待ち時間を有効にする

ユーザ固有メッセージ(CONSMSG)

複数のHULFTが起動されている場合に、コンソールに表示されたメッセージをどのHULFTが出力したのか判別するためのメッセージを指定します(省略可)。

指定したメッセージは、メッセージ番号とメッセージ本文の間に付加されます。配信処理、集信処理、および要求受付処理で共通して使用されます。詳細は、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

9バイト以上のメッセージを設定した場合は、9バイト目以降が無視されます。

デファードマウント(DEFER)

MTから配信を行う際に、装着の据え置きを行うか指定します(省略可)。

装着の据え置きを行った場合、システムによりMTが割り当てられますが、ボリュームのマウントはファイルのオープン時まで延期されます。

装着の据え置きをキャンセルする場合は、配信キャンセルコマンドの「ABSTP」を指定してキャンセルしてください。

0

: 装着の据え置きをしない

1

: 装着の据え置きをする

ジョブ名(JOBNM)

HULFT管理画面から要求を発行する際に起動されるジョブのジョブ名を指定します(省略可)。指定を省略した場合は、HULFT管理画面からの要求の発行は、JESコマンド経由で発行されます。

= 備考 =

ジョブ名クラスメッセージクラスジョブオペランド1、およびジョブオペランド2の使用方法についての詳細は、「HULFT管理画面での要求の発行について」を参照してください。

クラス(CLASS)

ジョブ名で指定したジョブを実行する場合、または操作ログ自動切り替え機能を使用する場合の実行クラスを指定します(省略可)。

指定を省略した場合は、Aクラスで実行されます。

メッセージクラス(MSGCLASS)

ジョブ名で指定したジョブの実行結果を出力する場合、または操作ログ自動切り替え機能を使用する場合のクラスを指定します(省略可)。

指定を省略した場合は、Bクラスに出力されます。

ジョブオペランド1(JOBOP1)

ジョブ名で指定したジョブのJOBステートメントのJOBオペランドの後に付加されるJCLオペランドを指定します(省略可)。

操作ログ自動切り替え機能を使用する場合も有効となります。

指定を省略した場合は、JCLにオペランドは付加されません。

ジョブオペランド2(JOBOP2)

ジョブ名で指定したジョブのJOBステートメントの2行目に追加されるJCLオペランドを指定します(省略可)。

操作ログ自動切り替え機能を使用する場合も有効となります。

指定を省略した場合は、JCLにオペランドは付加されません。

シリアル番号(SERIALNO)

導入製品のシリアル番号を指定します。

ハイフンを含めた場合は15バイト、ハイフンを含めない場合は13バイトの数字を指定します。

誤ったシリアル番号を指定または指定を省略すると、HULFTは動作しません。

プロダクトキー(PRODUCTKEY)

導入製品のプロダクトキーを指定します。

ハイフンを含めた場合は29バイト、ハイフンを含めない場合は25バイトの英数字を指定します。

誤ったプロダクトキーを指定または指定を省略すると、HULFTは動作しません。

要求受付ホストチェック(APTHSTCHK)

サービスの要求を受け付ける際、要求を発行したホストが詳細ホスト情報に登録されていない場合の動作を指定します(省略可)。

0

: 要求受付処理を続行

1

: 要求を発行したホストからの接続を拒否し、エラーとする

対象となるサービスは、以下のサービスです。

  • 送信要求(SEND)

  • 再送要求(RESEND)

  • 集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)

  • ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)

  • リモートジョブ実行(HULRJOB)

= 備考 =
  • この項目は非推奨です。

    サービス要求を発行したホストが詳細ホスト情報に登録されていない場合の要求受付可否は、以下の項目で指定してください。

    • 「未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(ALLOWSNDREQ)」

    • 「未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(ALLOWPOSTRJOBRSLT)」

    • 「未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可 (ALLOWJOBRSLTNTFY)」

    • 「未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(ALLOWRMTJOBEXE)」

  • この項目に“1”を設定した場合は、上記の項目の設定にかかわらず未登録ホストからのサービス要求を拒否します。

    この項目に“0”を指定した場合は、上記の項目の設定に従って動作します。

ユーザID・パスワードチェック(USRIDCHKMODE)

HULFT Managerから接続する場合に適用するユーザチェックを指定します(省略可)。

0

: HULFTユーザチェックを適用

1

: RACFユーザチェックを適用

HULFTのユーザ定義ファイルに登録したユーザIDおよびパスワードを使用してユーザ認証を行う場合は、“0(HULFTユーザチェックを適用)”を指定します。OSによって提供されるRACFに登録したユーザIDおよびパスワードを使用してユーザ認証を行う場合は、“1(RACFユーザチェックを適用)”を指定します。

注意

RACFユーザチェックを適用するには、対象のホストにRACFが導入されており、かつHULFT Managerからの接続時にRACFが稼動していることが前提です。

電文転送タイプ(PROCTRANSTYPE)

データ転送方法を指定します(省略可)。

N

: 異常検知優先モード

配信時および集信時ともに、異常検知優先モードで動作します。データ転送方法、転送異常検知のタイミング、およびキャンセル受付のタイミングは、HULFT Ver.7未満のHULFTと同じです。

S

: 配信速度優先モード

配信時は転送速度優先モード、集信時は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、およびキャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。集信側ホストの転送が転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードが適用されます。

R

: 集信速度優先モード

集信時は転送速度優先モード、配信時は異常検知優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、およびキャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。配信側ホストの転送が転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードが適用されます。

A

: 集配信速度優先モード

配信時および集信時ともに、転送速度優先モードで動作します。HULFT Ver.7未満の転送方法と比べ、配信時および集信時のリソースの使用率が変化し、転送異常検知のタイミング、およびキャンセル受付のタイミングが遅くなる場合があります。相手ホストの転送が転送速度優先モードでない場合は、異常検知優先モードが適用されます。

JCLライブラリのリトライ回数(JCLRETRY)

以下を実行するときに、JCLライブラリが他のジョブなどで使用され、排他エラーとなった場合のリトライ回数を指定します(省略可)。

  • 配信前ジョブ

  • 配信後ジョブ

  • 集信後ジョブ

  • リモートジョブ実行

JCLライブラリのリトライ間隔(JCLRTIME)

以下を実行するときに、JCLライブラリが他のジョブなどで使用され、排他エラーとなった場合のリトライ間隔を秒単位で指定します(省略可)。

  • 配信前ジョブ

  • 配信後ジョブ

  • 集信後ジョブ

  • リモートジョブ実行

操作ログ出力選択(OPLSELECT)

操作ログを出力するかどうか指定します(省略可)。

0

: 操作ログを出力しない

1

: ファイルアクセスログのみ出力

2

: コマンド実行ログのみ出力

3

: ファイルアクセスログとコマンド実行ログの両方を出力

コマンド実行ログ出力先データセット名1(OPLCMD1)

コマンド実行ログファイル1のデータ・セット名を指定します。操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“2”または“3”を設定した場合は省略できません。

コマンド実行ログファイル2と切り替えて運用します。重複しない名前を指定してください。

コマンド実行ログ出力先データセット名2(OPLCMD2)

コマンド実行ログファイル2のデータ・セット名を指定します。操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“2”または“3”を設定した場合は省略できません。

コマンド実行ログファイル1と切り替えて運用します。重複しない名前を指定してください。

ファイルアクセスログ出力先データセット名1(OPLFILE1)

ファイルアクセスログファイル1のデータ・セット名を指定します。操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“1”または“3”を設定した場合は省略できません。

ファイルアクセスログファイル2と切り替えて運用します。重複しない名前を指定してください。

ファイルアクセスログ出力先データセット名2(OPLFILE2)

ファイルアクセスログファイル2のデータ・セット名を指定します。操作ログ出力選択(OPLSELECT)に“1”または“3”を設定した場合は省略できません。

ファイルアクセスログファイル1と切り替えて運用します。重複しない名前を指定してください。

操作ログユーザ指定文字(OPLCHARACTER)

同一環境に複数のHULFTが起動されている場合に、どのHULFTの操作ログかを識別するための文字列を指定します(省略可)。

9バイト以上の文字列を設定した場合は、9バイト目以降が無視されます。

省略した場合は何も表示されません。

操作ログEBCDICコード(OPLEBCDIC)

操作ログのEBCDICコードの種類を指定します(省略可)。

A

: EBCDICカナ文字

B

: EBCDIC英小文字

E

: IBM英小文字

F

: IBM英小文字拡張

H

: IBMカナ文字拡張

注意
  • 本項目は、旧互換のための項目です。HULFT Ver.8.1以降では、HULFTキャラクタセット(HULCHARSET)の使用をお勧めします。

  • 操作ログEBCDICコードを設定した場合、HULFTキャラクタセットではなく、操作ログEBCDICコードの設定値が使用されます。

コマンド実行ログバックアップ出力先ボリューム名(OPLCMDBKVOL)

コマンド実行ログのバックアップファイルを出力するボリューム名を指定します。

コマンド実行ログの切り替えを行う場合は、省略できません。

ファイルアクセスログバックアップ出力先ボリューム名(OPLFILEBKVOL)

ファイルアクセスログのバックアップファイルを出力するボリューム名を指定します。

ファイルアクセスログの切り替えを行う場合は、省略できません。

操作ログ出力先データセットのUNIT名(OPLUNIT)

以下の項目で設定したデータ・セットのユニットグループ名を指定します(省略可)。

  • コマンド実行ログ出力先データセット名1

  • コマンド実行ログ出力先データセット名2

  • ファイルアクセスログ出力先データセット名1

  • ファイルアクセスログ出力先データセット名2

コマンド実行ログバックアップ出力先データセット名(OPLCMDBK)

コマンド実行ログのバックアップファイルの世代管理ファイル名を指定します。

コマンド実行ログの切り替えを行う場合は、省略できません。

ファイルアクセスログバックアップ出力先データセット名(OPLFILEBK)と重複しない名前を指定してください。

ファイルアクセスログバックアップ出力先データセット名(OPLFILEBK)

ファイルアクセスログのバックアップファイルの世代管理ファイル名を指定します。

ファイルアクセスログの切り替えを行う場合は、省略できません。

コマンド実行ログバックアップ出力先データセット名(OPLCMDBK)と重複しない名前を指定してください。

操作ログ自動切り替えジョブ名(OPLBKJOBNM)

操作ログの自動切り替えを行うジョブのジョブ名を指定します。

操作ログの自動切り替え機能を使用する場合は省略できません。

コード変換後データ長チェック(CNVLENCHK)

詳細ホスト情報の転送コードセット(KCODETYPE)に“8(UTF-8)”が設定されているホストに対してテキスト転送で配信側変換する際、1レコード分のコード変換後のデータ長が32750バイトを超えた場合の動作を指定します(省略可)。

0

: 32750バイトまででカットし、処理を続行

1

: エラーとする

HULFT動作言語(HULLANG)

HULFTが動作する言語を指定します(省略可)。

ENG

: 英語

JPN

: 日本語

日付形式(DATEFMT)

HULFTが使用する日付形式を指定します(省略可)。

1

: YYYY/MM/DD

2

: MM/DD/YYYY

3

: DD/MM/YYYY

設定後、HULFTの常駐ジョブ(配信プログラム、集信プログラム、および要求受付プログラム)、およびHULFT管理画面を再起動すると、以下で使用される日付形式が切り替わります。

  • HULFT管理画面

  • ログの出力結果

  • コマンドの出力結果

  • 環境変数

注意

日付形式(DATEFMT)を変更した場合、コマンドのパラメータに入力する日付は、この項目で設定した形式で入力してください。

ソケット送信バッファサイズ(SNDSOCKSIZE)

ソケット通信を行うときの、送信サイズを指定します(省略可)。

“0”を設定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。

ソケット受信バッファサイズ(RCVSOCKSIZE)

ソケット通信を行うときの、受信サイズを指定します(省略可)。

“0”を設定すると、環境(OS)に設定されている値で動作します。

配信処理番号しきい値(SND-SEQNO-THRESHOLD)

配信処理番号をリセットするためのしきい値を指定します(省略可)。

配信処理番号がしきい値を超えた場合、配信処理番号がリセットされます。

ただし、配信待ちレコードが存在するときはリセットされません。

“0”を設定した場合、配信処理番号は自動でリセットされません。配信処理番号または再配信処理番号のリセットコマンドを実行して、定期的に手動でリセットしてください。

配信処理番号が最大値に達すると、配信時にエラーとなります。

再配信処理番号しきい値(RESND-QUELISTNO-THRESHOLD)

再配信処理番号リセットするためのしきい値を指定します(省略可)。

再配信処理番号がしきい値を超えた場合、再配信処理番号がリセットされます。

ただし、再配信待ちレコードが存在する場合はリセットされません。

“0”を設定した場合、再配信処理番号は自動でリセットされません。配信処理番号または再配信処理番号のリセットコマンドを実行して、定期的に手動でリセットしてください。

再配信処理番号が最大値に達すると、再配信時にエラーとなります。

転送動作モード(TTMODE)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

HULFTが“0(連動モード)”で動作するか、“1(テストモード)”で動作するかを指定します。

0

: 連動モード

1

: テストモード

集信結果制御(TTRCVOMIT)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、集信側ホストが転送テスト機能に対応していないときは、集信側ホストの転送確認を行えません。その場合に、異常終了とするか、正常終了とするかを指定します。

0

: 転送異常として終了

1

: 配信側ホストの確認のみで正常扱い

集信ファイル出力(TTRCVFILOUTPUT)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、集信ファイルの出力を行うかどうかを指定します。

0

: 集信ファイルを出力しない

1

: 集信ファイルを出力する

配信前ジョブ実行(TTPRESNDJOB)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、配信前ジョブを実行するかどうかを指定します。

0

: 配信前ジョブを実行しない

1

: 配信前ジョブを実行する

2

: 配信前ジョブにTYPRUN=SCANを付加して実行する

= 備考 =

“2”を指定した場合、配信前ジョブに指定したジョブの、JCLのJOBステートメントのパラメータの末尾に「,」(カンマ)が付加され、その次の行に、「TYPRUN=SCAN」が付加されます。

配信後ジョブ実行(TTSNDJOB)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、配信後ジョブを実行するかどうかを指定します。

0

: 配信後ジョブを実行しない

1

: 配信後ジョブを実行する

2

: 配信後ジョブにTYPRUN=SCANを付加して実行する

= 備考 =

“2”を指定した場合、配信後ジョブに指定したジョブの、JCLのJOBステートメントのパラメータの末尾に「,」(カンマ)が付加され、その次の行に、「TYPRUN=SCAN」が付加されます。

注意
  • 転送テスト機能を利用した転送の場合、配信後ジョブの実行結果を出力するには、転送履歴出力(TTSNDRCVLOG)に“1(配信履歴および集信履歴を出力する)”を指定する必要があります。

  • “2”を設定して配信後ジョブを実行した場合、配信後ジョブ実行履歴は以下のように出力されます。

    • ジョブ起動情報に複数のメンバーが指定されている場合、先頭のメンバーの実行結果のみが出力される。

    • 配信後ジョブ実行履歴のステータスに“0(実行待ち)”が出力される。

  • 配信後ジョブの実行結果を確認する場合は、OSのジョブログを参照してください。

集信後ジョブ実行(TTRCVJOB)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、集信後ジョブを実行するかどうかを指定します。

0

: 集信後ジョブを実行しない

1

: 集信後ジョブを実行する

2

: 集信後ジョブにTYPRUN=SCANを付加して実行する

= 備考 =

“2”を指定した場合、集信後ジョブに指定したジョブの、JCLのJOBステートメントのパラメータの末尾に「,」(カンマ)が付加され、その次の行に、「TYPRUN=SCAN」が付加されます。

注意
  • 転送テスト機能を利用した転送の場合、集信後ジョブの実行結果を出力するには、転送履歴出力(TTSNDRCVLOG)に“1(配信履歴および集信履歴を出力する)”を指定する必要があります。

  • “2”を設定して集信後ジョブを実行した場合、集信後ジョブ実行履歴は以下のように出力されます。

    • ジョブ起動情報に複数のメンバーが指定されている場合、先頭のメンバーの実行結果のみが出力される。

    • 集信後ジョブ実行履歴のステータスに“0(実行待ち)”が出力される。

  • 集信後ジョブの実行結果を確認する場合は、OSのジョブログを参照してください。

転送履歴出力(TTSNDRCVLOG)

転送テスト機能を使用する場合に指定します(省略可)。

ファイル転送をテスト動作で行う場合、集信履歴と配信履歴を出力するかどうかを指定します。

0

: 配信履歴および集信履歴を出力しない

1

: 配信履歴および集信履歴を出力する

子タスクID出力(OUTSTSKID)

コンソールメッセージに子タスクIDを出力するかどうかを指定します(省略可)。

N

: 出力しない

Y

: 出力する

子タスクIDを出力すると、配信機能、集信機能、および要求受付機能の各処理(子タスク)について、メッセージを識別できます。また、複数行にわたって表示されたコンソールメッセージを紐付けることができます。

配信プログラム、集信プログラム、および要求受付プログラムが出力するコンソールメッセージの場合、子タスクIDは出力されません。子タスクIDの替わりに、スペースが出力されます。

詳細は、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

コンソールメッセージ出力選択(CNSSELECT)

配信処理、集信処理、および要求受付処理で出力されるコンソールメッセージを、旧来型メッセージで出力するか拡張型メッセージで出力するかを指定します(省略可)。

0

: 旧来型メッセージ

1

: 拡張型メッセージ

“0(旧来型メッセージ)”を設定した場合、管理情報の各IDは、8バイトまでしかメッセージに表示されません。

“1(拡張型メッセージ)”を設定した場合、管理情報の各IDは、50バイトまでメッセージに表示されます。

拡張型メッセージのメッセージ番号およびメッセージ内容は旧来型メッセージと異なります。

 

また、旧来型メッセージを設定した場合は一部のメッセージでメッセージ番号が出力されませんが、拡張型メッセージを設定するとすべてのメッセージでメッセージ番号が出力されます。メッセージ番号の出力の対象となるメッセージは、以下のサービスのメッセージ、配信後ジョブ起動時のメッセージ、および集信後ジョブ起動時のメッセージです。

  • 送信要求(SEND)

  • 再送要求(RESEND)

  • 集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)

  • ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)

  • リモートジョブ実行(HULRJOB)

  • HULFT Manager(HULADMIN)

拡張型メッセージと旧来型メッセージのメッセージの違いについては、「エラーコード・メッセージ」を参照してください。

利用期間ライセンスキー(TERMLICENSEKEY)

導入するHULFT製品が製品版(期間限定ライセンス)の場合に、利用期間ライセンスキーを指定します。

期間限定ライセンスをご利用の場合は省略できません。

ハイフンを含めて29バイト、ハイフンを含めないで25バイトの英数字を指定します。

誤ったライセンスキーを指定するとHULFTは動作しません。

HULFTキャラクタセット(HULCHARSET)

使用しているエミュレータのCCSID(コード化文字セット識別コード)の値を指定します(省略可)。

本項目で指定した値は、HULFTで使用するメッセージやコメントのCCSID(コード化文字セット識別コード)として使用されます。

転送コードセット(CS4TRNSFR)

配信ファイルまたは集信ファイルのコード変換で使用するコードセットを指定します(省略可)。

I

: IBM漢字

8

: UTF-8

注意

転送コードセットに“8(UTF-8)”を設定した場合、HULFT for zOSではコード変換が行えません。

相手ホストでコード変換を行うように設定してください。

UTF-8を設定した場合の注意事項については、「コード変換 マニュアル」を参照してください。

環境変数の頭文字選択(INDOPTVAR)

配信前ジョブ、配信後ジョブ、および集信後ジョブに指定する一部の環境変数で、どの文字を頭文字として扱うかを指定します(省略可)。

0

: 0xE0

1

: 0x50(&)

互換性を保つため、初期値は“0(0xE0)”です。

ただし、0xE0の文字は、使用しているエミュレータのCCSIDの値により表示が異なるため、“1(0x50(&))”を指定して動作させることを推奨します。

本タグは、メッセージ(「&MSG0」~「&MSG5」)、拡張メッセージ(「&MSGL0」~「&MSGL1」)を環境変数に指定する場合は、使われません。

本タグの影響範囲は、「ジョブ実行」を参照してください。

配信起動モード(SND-START-MODE)

配信待ちレコードおよび再配信待ちレコードを残して配信プログラムを起動するか、または削除してから配信プログラムを起動するかを指定します(省略可)。

WARM

: WARMスタート

配信待ちレコードまたは再配信待ちレコードを残したまま配信プログラムを起動します。

COLD

: COLDスタート

再配信待ちレコードと、その配信ワークファイルを削除してから配信プログラムを起動します。

COLD2

: COLDスタート2

配信待ちレコードと、その配信ワークファイルを削除してから配信プログラムを起動します。

COLD3

: COLDスタート3

配信待ちレコードおよび再配信待ちレコードと、それらの配信ワークファイルを削除してから配信プログラムを起動します。

= 備考 =

配信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータを指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

接続待ち最大数(LISTEN)

集信プログラムおよび要求受付プログラムが同時に受け付けることができる接続の最大数を指定します(省略可)。

この値を超えて同時に接続が行われた場合、接続側でエラーが発生します。同時に通信ができる最大数ではないので注意してください。

“0”を指定した場合は、OSの環境設定のSOMAXCONNの値で動作します。

注意

指定した値がOSの環境設定のSOMAXCONNの値を超えていた場合、SOMAXCONNの値で動作します。

集信アプリ名(RCV-APPLNM)

PORT管理ファイル(HULFT.PROFILE.TCPIP)で設定した集信アプリケーション名を指定します(省略可)。

英大文字で始まる8バイト以内の英数字で指定します。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信アプリケーション名」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信多重度(RCV-MAXCON)

同時に集信を行うことができる集信子タスクの数を指定します(省略可)。

“1”~“100”の範囲で指定します。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信多重度」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信レコード長のチェック(RCV-RECCHK)

受信したデータのレコード長が集信ファイルのレコード長を超えた場合、処理を異常として終了させるかどうかを指定します(省略可)。

Y

: レコード長をオーバーしたら異常終了

N

: レコード長をオーバーしても継続

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信レコード長のチェック」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信ファイル使用時の扱い(RCV-FILE-WAIT)

集信ファイルが他の集信処理で使用中の場合、完了を待って集信を行うかどうかを指定します(省略可)。

Y

: 使用中の場合、完了を待つ

N

: 使用中の場合、異常終了

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信ファイル使用時の扱い」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信ファイルの探索対象(RCV-FILE-SEARCH)

集信データ・セット(集信ファイル)の存在をチェックするときに、ボリュームを検索するか、カタログ簿を検索するかを指定します(省略可)。

V

: ボリュームを検索

C

: カタログ簿を検索

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「データセットの探索方法」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信ファイルのリトライ回数(RCV-FILE-RETRY)

集信ファイルが他のジョブで使用中の場合のリトライ回数を、“0”~“9999”の範囲で指定します(省略可)。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信ファイルのリトライ回数」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信ファイルのリトライ間隔(RCV-FILE-RTIME)

集信ファイルが他のジョブで使用中の場合のリトライ間隔を、秒単位で“0”~“32760”の範囲で指定します(省略可)。

なお、集信ファイルのリトライ間隔を指定するには集信ファイルのリトライ回数を“1”~“9999”の範囲で指定する必要があります。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信ファイルのリトライ間隔」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信後ジョブ実行タイムアウト時間(RCV-JOBWTIME)

集信管理情報の「集信完了通知(RCVEND-NOTICE)」に“J(ジョブ完了)”が設定されている場合の集信後ジョブのタイムアウト時間を“1”~“1440”の範囲で分単位で指定します(省略可)。

タイムアウトすると集信処理から集信後ジョブが切り離され、配信側ホストにジョブタイムアウトが通知されます。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「集信後ジョブ実行タイムアウト時間」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

詰め文字の選択(RCV-CHRSET)

テキスト転送で、かつ固定長ファイルに集信するときに、レコードの後ろの余り個所に詰める文字を指定します(省略可)。

0

: NULL詰め

S

: スペース詰め

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「詰め文字の選択」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

集信ソケットリード待ち時間(RCV-TIMEOUT)

集信のソケットリード待ち時間を秒単位で指定します(省略可)。

“10”~“259200”の範囲で指定します。

= 備考 =

集信プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「ソケットリード待ち時間」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

要求受付アプリ名(APT-APPLNM)

PORT管理ファイル(HULFT.PROFILE.TCPIP)で設定した要求受付アプリケーション名を指定します(省略可)。

英大文字で始まる8バイト以内の英数字で指定します。

= 備考 =

要求受付プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「要求受付アプリケーション名」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

最大同時要求受付数(APT-MAXCON)

同時に要求を受け付ける数を指定します(省略可)。

“1”~“100”の範囲で指定します。

= 備考 =

要求受付プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「最大同時要求受付数」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

要求受付ソケットリード待ち時間(APT-TIMEOUT)

ソケットリード待ち時間を秒単位で指定します(省略可)。

“10”~“259200”の範囲で指定します。

= 備考 =

要求受付プログラムを起動するJCLの実行(EXECステートメント)パラメータで「ソケットリード待ち時間」を指定した場合は、パラメータの指定が優先されます。

未登録ホストからの送信要求・再送要求受付許可(ALLOWSNDREQ)

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの、送信要求(SEND)および再送要求(RESEND)のサービス受付可否を指定します(省略可)。

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

未登録ホストからの集信後ジョブ結果参照要求受付許可(ALLOWPOSTRJOBRSLT)

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの、集信後ジョブ結果参照要求(HULJOB)のサービス受付可否を指定します(省略可)。

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

未登録ホストからのジョブ実行結果通知受付許可(ALLOWJOBRSLTNTFY)

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの、ジョブ実行結果通知(HULSNDRC)のサービス受付可否を指定します(省略可)。

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

未登録ホストからのリモートジョブ実行受付許可(ALLOWRMTJOBEXE)

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの、リモートジョブ実行(HULRJOB)のサービス受付可否を指定します(省略可)。

Y

: サービスを受け付ける

N

: サービスの受け付けを拒否する

未登録ホストからの簡易転送受付許可(ALLOWINSTTRANS)

詳細ホスト情報に登録されていないホストからの、簡易転送の受付可否を指定します(省略可)。

Y

: 簡易転送を受け付ける

N

: 簡易転送の受け付けを拒否する

簡易転送コード変換(INSTTRANSCODCNV)

簡易転送時に転送ファイルのコード変換を行うホストを指定します(省略可)。

S

: 配信側ホストで変換

R

: 集信側ホストで変換

簡易転送EBCDICセット(INSTTRANSEBCDIC)

簡易転送で1バイトコードを変換するときに使用する、自ホストのEBCDIC系コードセットを指定します(省略可)。

0

: 自動

A

: EBCDICカナ文字

B

: EBCDIC英小文字

C

: EBCDIC-ASCII

D

: EBCDIC-ASPEN

E

: IBM英小文字

F

: IBM英小文字拡張

G

: NECカナ文字

H

: IBMカナ文字拡張

V

: ユーザテーブル1

W

: ユーザテーブル2

X

: ユーザテーブル3

簡易転送集信ファイル名許可リストファイル(INSTTRANSDSNLST)

簡易転送で集信可能なファイル名のリストを指定したファイルのファイル名を指定します(省略可)。

省略した場合、簡易転送で集信することはできません。

簡易転送集信ファイル名許可リストファイルの詳細は「簡易転送」を参照してください。

簡易転送集信ボリューム許可リストファイル(INSTTRANSVOLLST)

簡易転送で集信可能なボリューム名のリストを指定したファイルのファイル名を指定します(省略可)。

省略した場合、簡易転送で集信することはできません。

簡易転送集信ボリューム許可リストファイルの詳細は「簡易転送」を参照してください。

簡易転送集信ファイルUNIT(INSTTRANSRCVUNIT)

簡易転送において、集信ファイルを格納するUNIT名を指定します(省略可)。

配信側ホストで集信ファイルの保存先の指定を省略した場合に使用されます。

テープ装置のUNIT名は指定できません。

簡易転送集信ファイル容量(INSTTRANSRCVSPACE)

簡易転送において、集信ファイルのスペース容量を指定します(省略可)。

SPACEパラメータを以下の形式で指定してください。

(容量,(一次要求量,増分量),未使用領域を解放するか否か)

「INSTTRANSRCVSPACE=0」と指定すると、データ・クラスに設定した値となります。

簡易転送集信ファイルDCB(INSTTRANSRCVDCB)

簡易転送において、集信ファイルのレコード形式を指定します(省略可)。

DCBパラメータを以下の形式で指定してください。

(RECFM=レコード形式,LRECL=レコード長,BLKSIZE=ブロック長)

「INSTTRANSRCVDCB=0」と指定すると、データ・クラスに設定した値となります。

簡易転送集信MF間配信属性利用(INSTTRANSMFRCVORG)

簡易転送での集信ファイルの属性選択を指定します(省略可)。

S

: 配信側属性利用

R

: 集信側属性利用

簡易転送コマンド発行用配信制御ファイル(INSTTRANSCMDQUE)

簡易転送配信要求コマンドで簡易転送を行う場合に使用する配信制御ファイル名を指定します(省略可)。

簡易転送配信要求コマンドで簡易転送を行う場合は、省略できません。

メッセージ重大度別出力要否選択(CONSOLELOG)

コンソールメッセージを出力するかどうかを、メッセージレベルごとに指定します(省略可)。

3桁に“0”または“1”で指定します。“1”を指定した場合には出力を行い、“0”を指定した場合には出力を行いません。

数値は左から「インフォメーション(ML=I)」、「ワーニング(ML=W)」、「エラー(ML=E)」です。

0

: コンソールメッセージを出力しない

1

: コンソールメッセージを出力する

上記のように指定すると、メッセージレベルの「インフォメーション」および「エラー」を出力し、「ワーニング」は出力しません。

メッセージフィルタファイル(CONS-MSGFILTER)

コンソールメッセージを出力するかどうかをメッセージ番号ごとに設定する情報を格納したメッセージフィルタファイルのファイル名を指定します(省略可)。

メッセージフィルタファイルの設定方法は、「コンソールメッセージ出力をフィルタする設定」を参照してください。

高強度暗号強制モード(STRONGKEYMODE)

高強度暗号強制モードを有効にするかどうかを指定します(省略可)。

0

: 無効

1

: 有効

注意

高強度暗号強制モードを切り替える際は、事前に必ず「暗号化」を参照してください。

システム制御ファイル名(CONTROL-FILE)

HULFTが内部的に使用するファイルのファイル名を指定します。

本タグは省略できません。

コード変換テーブルの記憶域(CODE-CONVERSION-LOCATION)

2バイトコード変換に使用するコード変換用のテーブルを、メモリ上に展開する際に使用される記憶域を指定します(省略可)。

ANY

: 64ビット・ストレージ優先

64ビット・ストレージが使用できる場合は64ビット・ストレージを使用します。64ビット・ストレージが使用できない場合は31ビット・ストレージを使用します。

どちらの記憶域も使用できない場合はエラーとなります。

64

: 64ビット・ストレージのみ

64ビット・ストレージを使用します。64ビット・ストレージが使用できない場合はエラーとなります。

31

: 31ビット・ストレージのみ

31ビット・ストレージを使用します。64ビット・ストレージが使用できない場合はエラーとなります。

なお、64ビット・ストレージを使用する場合、64ビット・ストレージへのメモリの確保が可能となるように、JCLまたはOSの設定を変更してください。

 

システムファイル出力モード(SYSFILEOUTPUTMODE)

システムファイルの出力モードを指定します(省略可)。

0

: 単一システム、または複数システム間でシステムファイルを利用する環境のファイル出力モード

1

: 単一システムでシステムファイルを利用する環境のファイル出力モード

単一システムでシステムファイルを利用する環境の場合は、“0”または“1”のどちらでも指定可能です。

単一システムでシステムファイルを利用する環境で“0”を指定すると、複数システム間のファイル共有の処理を行うため負荷が増加しますが、システムファイルへの出力を行います。

単一システムでシステムファイルを利用する環境で“1”を指定すると、複数システム間のファイル共有の処理は行わず、システムファイルへの出力を行います。

複数システム間でシステムファイルを共有して利用する環境の場合は、必ず“0”を指定してください。

“0”以外を指定した場合、システムファイルが破壊される可能性があります。

 

なお、このモードの対象となるシステムファイルは以下のファイルです。

  • 集配信管理ファイル(HULFT.FILE)

  • 詳細ホスト情報ファイル(HULFT.HOST)

  • 集配信履歴ファイル(HULFT.LOG、HULFT.LOG.PATH1、HULFT.LOG.PATH2)

  • 配信制御ファイル(HULFT.QUEUE)

  • システム制御ファイル(HULFT.SYSCNTL)