HULFTの2バイトコード変換について

以下に、日本語コードセット変換と中国語コードセット変換の場合に分けて、HULFTにおける2バイトコード変換について示します。

図1.10 2バイトコード変換(日本語コードセット変換の場合)

図1.11 2バイトコード変換(中国語コードセット変換の場合)

詳細ホスト情報の転送コードセットに、相手ホストでファイル転送に使用しているコードセットを指定することで、2バイトコードの変換が行えます。

表1.11 に、詳細ホスト情報の転送コードセットに指定できるコードセットの種類について示します。

表1.11 詳細ホスト情報の「転送コードセット」に指定できるコードセットの種類

言語

転送コードセット

備考

日本語コードセット変換

J

JEF

MSP、XSP、およびKで使用されているコードセット

I

IBM漢字

z/OSおよびIBMiで使用されているコードセット

K

KEIS

VOS3で使用されているコードセット

N

NEC漢字

ACOSで使用されているコードセット

S

Shift-JIS

UNIX/Linux、NonStop、およびWindowsで使用されているコードセット

E

EUCーJP

UNIX/LinuxおよびNonStopで使用されているコードセット

8

UTF-8

zOS、IBMi、UNIX/Linux、NonStop、およびWindowsで使用されているコードセット

中国語コードセット変換

C

IBM簡体字

IBMiで使用されているコードセット

G

GB18030

UNIX/Linux、NonStop、およびWindowsで使用されているコードセット

8

UTF-8

zOS、IBMi、UNIX/Linux、NonStop、およびWindowsで使用されているコードセット

 

日本語コードセット変換の場合、以下の条件をすべて満たす場合は、2バイトコードの変換は行いません。

  • 配信側ホストと集信側ホストのシステム動作環境設定の転送コードセットの設定が同一

  • 配信側ホストと集信側ホストのシステム動作環境設定の日本語規格(JIS年度)の設定が同一

= 備考 =

転送コードセットに指定したコードセットが90JIS(JIS X 0208-1990)に準拠している場合、日本語規格(JIS年度)には83JISを設定してください。

日本語規格(JIS年度)の詳細は、「日本語規格(JIS年度)」を参照してください。

中国語コードセット変換の場合、配信側ホストと集信側ホストの転送コードセットが同一の場合は、2バイトコードの変換は行いません。

 

転送コードセットの詳細は、「転送コードセット」を参照してください。