転送共通でオブジェクトストレージの認証情報を登録したい
デフォルト設定でストレージ認証情報のデフォルト情報を登録する例を説明します。
ここでは、クラウドストレージDBのストレージ認証情報のデフォルト情報にAmazon S3を使用するための認証情報を登録して、個別設定を行わなかった場合に共通で使用される認証情報を設定する例を紹介します。
Amazon S3を例としていますが、オブジェクトストレージに合わせたコマンドを使用することで、ほかのオブジェクトストレージでも登録できます。
Amazon S3のストレージ認証情報のデフォルト情報を以下のとおり登録する手順を説明します。
| デフォルト情報の項目名 | 設定値 | 登録有無 | 
|---|---|---|
| AWSアクセスキー | ABCDEFGH | ◎ | 
| AWSシークレットアクセスキー | 123456789 | ◎ | 
| セッショントークン | 未設定 | ― | 
| IAMロール有効化 | 未設定 | ― | 
| スイッチロールARN | 未設定 | ― | 
| 外部ID | 未設定 | ― | 
| ロールセッション名 | 未設定 | ― | 
| ◎ | : | 設定値を登録する項目 | 
| ― | : | 設定値を登録しない項目 | 
ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンドで、AWSアクセスキーとAWSシークレットアクセスキーの設定値を登録します。
utls3infoadd -t auth --default --access-key ABCDEFGH --secret-access-key 123456789
Amazon S3でのストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンドの詳細は、「ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンド(Amazon S3)」を参照してください。
以下のリストが表示されます。
$ utls3infoadd -t auth --default --access-key ABCDEFGH --secret-access-key 123456789 The default information for Storage Authentication Information will be changed. Access Key: ABCDEFGH Secret Access Key: 123456789 Session Token: Use the default value. Enable IAM Role: Use the default value. Switch Role ARN: Use the default value. External ID: Use the default value. Role Session Name: Use the default value.
AWSアクセスキーとAWSシークレットアクセスキーの設定値が、指定した値に変更されたことを確認します。
ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンドで「-f」または「--force」を指定しなかった場合、以下の確認メッセージが表示されます。
Are you sure to register? [y/n]:
確認メッセージの表示後に、“y”または”Y”を入力し、ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンドを実行します。
これで、AWSアクセスキーとAWSシークレットアクセスキーのデフォルト情報の登録が完了しました。
ストレージ認証情報のデフォルト情報の使用方法については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。
他のオブジェクトストレージでのコマンドの詳細は以下を参照してください。
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                                                Azure Blob Storageの場合 
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                                                Google Cloud Storageの場合