ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンド(Azure Blob Storage)

Azure Blob Storageでのストレージ認証情報のデフォルト情報をクラウドストレージDBに登録します。

ストレージ認証情報のデフォルト情報の登録コマンド

utlbsinfoadd [COMMON-OPTIONS] -t auth --default [AUTH-OPTIONS]

パラメータ説明

[COMMON-OPTIONS]

ユーティリティで共通のオプションです。

-f, --force

確認の省略(省略可)

登録する情報の確認を行わずに情報が登録されます。

省略すると、ストレージ認証情報のデフォルト情報を登録する前に確認のメッセージが表示されます。

Are you sure to register? [y/n]:

“y”または”Y”を入力すると、コマンドで指定したストレージ認証情報のデフォルト情報が登録されます。

“y”または”Y”以外を入力した場合、エラーで終了されます。

[REQUIRED]

省略できないパラメータです。

-t, --type auth

情報の種別(省略不可)

auth

: ストレージ認証情報

--default

デフォルト情報の変更(省略不可)

ストレージ認証情報のデフォルト情報が登録されます。

[AUTH-OPTIONS]

ストレージ認証情報のデフォルト情報を設定するオプションです。

注意

「マネージドID有効化(--enable-managed-id)」を指定した場合、必ず「Azureストレージアカウント(--storage-account ACCOUNT)」を指定してください。また、「AzureストレージSASトークン(--storage-sas-token TOKEN)」および「Azureストレージキー(--storage-key KEY)」は指定できません。

AzureストレージSASトークンおよびAzureストレージキーのどちらかを使用する認証を「共有キー認証」と呼びます。

「共有キー」認証を行う場合、AzureストレージアカウントまたはAzureストレージSASトークンのどちらかを設定してください。

両方設定した場合は、AzureストレージSASトークンの値が使用されます。

AzureストレージSASトークンまたはAzureストレージキーを使用する認証の「共有キー認証」と「マネージドID有効化」の使用優先順位については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。

--storage-account ACCOUNT

Azureストレージアカウント(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、クラウドサービスから提供されるAzureストレージアカウントを指定します。

255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_ACCOUNT)に設定した値が使用されます。

--storage-sas-token TOKEN

AzureストレージSASトークン(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、クラウドサービスから提供されるAzureストレージSASトークンを指定します。

255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_SAS_TOKEN)に設定した値が使用されます。

--storage-key KEY

Azureストレージキー(省略可)

Microsoft Azureに接続するために、クラウドサービスから提供されるAzureストレージキーを指定します。

255バイトまでのASCII印字可能文字で指定します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時には環境変数(AZURE_STORAGE_KEY)に設定した値が使用されます。

--enable-managed-id

マネージドID有効化(省略可)

Microsoft Azureに接続する際、Azureリソース(Azure VM)のマネージドIDを使用した認証を有効にするかどうかを指定します。

パラメータを指定した場合、マネージドIDを使用した認証が有効となります。この場合、Azure Active Directory(Azure AD)に紐づけられている認証情報を使用します。

省略すると、未設定(Use the default value.)となります。未設定の場合、転送時にはマネージドIDは無効となります。

= 備考 =

HULFTおよびHULFT クラウドストレージオプションがAzureリソース(Azure VM)以外の環境にインストールされている場合、マネージドIDを有効にすると転送時にエラーとなります。

補足

  • 以下のように、パラメータと設定値の間にはスペースまたはイコール(=)のどちらでも指定できます。

      --parameter Value
      --parameter=Value

  • パラメータに「-h」または「--help」を指定すると、Usageが表示されます。