HULFT10 Smart ProxyとHULFTとの通信

配信元となるHULFT10から、HULFT10 Smart Proxy(WSS)を経由して、集信先となるHULFT10に通信する場合の設定手順と実行手順について説明します。

図4.5 HULFT10 Smart ProxyとHULFTとの通信

設定手順

HULFT10 Smart ProxyとHULFTが通信するための設定手順は以下のとおりです。

  1. 事前準備

    事前準備として、以下の設定を完了していることを前提としています。

  2. 配信側HULFTの管理情報の設定

    配信の要求を発行する側のHULFTに、以下の管理情報を設定します。

     

    詳細ホスト情報

    PROXY サーバ名

    : Web サーバー(Nginx)のホスト名

    PROXY ポートNo.

    : Web サーバー(Nginx)のstream TCP 受付ポート番号

    HULFT7通信モード

    : 無効(N)

     

    システム動作環境設定

    高強度暗号強制モード

    : 無効(0)

     

    その他の設定は任意です。

     

  3. 集信側HULFTの管理情報の設定

    集信側のHULFTに、以下の管理情報を設定します。

     

    詳細ホスト情報

    PROXY サーバ名

    : Web サーバー(Nginx)のホスト名

    PROXY ポートNo.

    : Web サーバー(Nginx)のstream TCP 受付ポート番号

    HULFT7通信モード

    : 無効(N)

     

    システム動作環境設定

    高強度暗号強制モード

    : 無効(0)

     

    その他の設定は任意です。

     

 

以上で、HULFT10 Smart ProxyとHULFTが通信するための設定が完了しました。

実行手順

要求を発行し確認するまでの手順は以下のとおりです。

  1. 事前準備

    配信要求の発行の前に以下を確認してください。

    • HULFT10 Smart Proxy(WSS)が起動していない場合は起動します。

      HULFT10 Smart Proxy(WSS)を起動方法については、「HULFT10 Smart Proxyの起動と終了」を参照してください。

    • 詳細ホスト情報のPROXY サーバ名およびPROXY ポートNo.にWeb サーバー(Nginx)の値を設定します。

  2. 要求を発行

    各要求の発行については、以下を参照してください。

  3. 配信要求の結果を確認

    配信要求の結果はHULFTの配信履歴で確認できます。

    HULFTの配信履歴については、以下を参照してください。

    HULFT10 for Windows オペレーション マニュアル : 配信状況を確認する

    HULFT10 for Linux/AIX オペレーション マニュアル : 配信状況や集信状況を確認する

    HULFT10 for IBMi オペレーション マニュアル : 配信状況や集信状況を確認する

    HULFT10 for zOS オペレーション マニュアル : 配信状況および集信状況を確認する