操作ログ受付ジョブの起動

操作ログを出力するためには、操作ログ受付ジョブを起動しておく必要があります。

システム動作環境設定ファイル(HULENV)が認識できないと操作ログ受付ジョブは起動できません。また、起動時のパラメーターに誤りがあるときも操作ログ受付ジョブは起動しません。

起動時のパラメーターの中には、常駐ジョブから起動されるジョブに引き継がれるパラメーターがあります。詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : HULFTシステムの起動と停止について

システム動作環境設定ファイルについては、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : システム動作環境の設定について

プログラムインターフェイス

SBMJOB CMD(CALL PGM(ライブラリー名/HULOPLD)
    [PARM(['LIB=ライブラリー名'] ['OUTPUT=filename'])])
    JOB(HULOPLD) JOBQ(ライブラリー名/HULJOBQ)

パラメーター説明

LIB=ライブラリー名

HULFTがインストールされているライブラリー名(省略時値 HULFT)

先頭英字の10バイト以内の英数字で指定します。

OUTPUT=filename

メッセージの出力先(省略可)

ライブラリー名/ファイル名(メンバー名)」の形式で指定します。

ログファイルのレコード保持件数は無制限です。

省略するとシステム動作環境設定で設定したファイルに出力されます。

詳細は、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : メッセージログ関連設定

= 備考 =

メッセージ出力パラメーター(OUTPUT)を指定した場合のメッセージは、以下を参照してください。

HULFT10 for IBMi エラーコード・メッセージ : メッセージ

注意
  • すべての操作ログを出力するためには、操作ログ受付ジョブは配信受付ジョブ、集信受付ジョブ、要求受付ジョブより先に起動してください。

  • 操作ログを出力する場合、事前に出力先ライブラリーを作成しておく必要があります。詳細は、以下を参照してください。

    HULFT10 for IBMi アドミニストレーション マニュアル : 操作ログ出力先ライブラリの作成

  • 操作ログ受付ジョブを起動する際、操作ログ受付ジョブを起動するジョブのCCSID(コード化文字セット識別コード)を65535に設定してください。65535以外に設定すると、配信受付ジョブ、集信受付ジョブとの通信や管理情報へのアクセスなどが正しく行われない場合があります。

  • JOBMSGQFL(ジョブ・メッセージ待ち行列満杯処置)を*NOWRAPに設定すると、ジョブ・メッセージ待ち行列が満杯になったときにHULFT常駐ジョブが動作しなくなる場合があります。