集信ストレージ管理情報の設定
Ver.8.5.1以降のHULFT クラウドストレージオプションでは、運用に合わせて集信ファイルの転送関連情報の個別設定と、デフォルト設定ができます。
集信ファイルの個別設定やデフォルト設定は集信ストレージ管理情報に設定します。
個別設定またはデフォルト情報を行う場合の、集信ストレージ管理情報の設定は以下のとおりです。
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個別設定を行う場合
クラウドストレージDBの集信ストレージ管理情報に値を設定することで、集信ファイルごとの転送関連情報の設定(個別設定)ができます。
集信管理情報のファイル名に集信ストレージ管理情報IDを指定した場合、そのIDに登録した個別設定の情報が使用されます。
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デフォルト設定を行う場合
クラウドストレージDBの集信ストレージ管理情報のデフォルト情報に値を登録することで、個別設定を行わなかった場合に共通で使用される値の設定(デフォルト設定)ができます。
集信ストレージ管理情報を設定しない場合(一部を設定しない場合を含む)、集信ファイルのアップロード時にはデフォルト情報が使用されます。
集信ストレージ管理情報およびデフォルト情報には、転送関連情報の必要な項目だけを登録することもできます。
集信ストレージ管理情報で値を登録しなかった場合、デフォルト情報に登録されている値が使用されます。
また、デフォルト情報の値を登録しなかった場合、下位互換設定の値が使用されます。
集信ストレージ管理情報およびデフォルト情報に設定できる転送関連情報は以下のとおりです。
項目名 |
省略可否 |
---|---|
集信ストレージ管理情報ID |
×(*1) |
バケット名またはコンテナ名 |
○(*1) |
ストレージタイムアウト |
○ |
1転送あたりの最大並列数 |
○ |
パートサイズ |
○ |
ストレージ認証情報ID |
○ |
○ |
: |
省略可 |
× |
: |
省略不可 |
*1 |
: |
デフォルト情報には項目がないため設定できません。 |
項目についての詳細は、「Google Cloud Storageでのユーティリティー」を参照してください。
使用リージョンでサポートしているリージョンについては、「Google Cloud Storageで動作確認を行ったリージョン」を参照してください。
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集信ストレージ管理情報IDには、バケット名またはコンテナ名を使用してください。
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集信ファイル名の集信ストレージ管理情報IDをバケット名またはコンテナ名にすることで、アップロード先のバケット名またはコンテナ名を集信履歴の集信ファイル名から確認できます。
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集信ストレージ管理情報に存在しないストレージ認証情報IDを指定した場合、読み込みエラーとなります。登録したストレージ認証情報IDを指定してください。
ストレージ認証情報の設定については、「ストレージ認証情報の設定」を参照してください。
個別設定またはデフォルト設定でタイムアウトを登録する場合のユーティリティーの使用例は、以下を参照してください。
集信ストレージ管理情報の登録および削除
集信ストレージ管理情報は、HULFT クラウドストレージオプションのユーティリティーの表示コマンドで設定内容を確認し、登録または削除を行います。
HULFT クラウドストレージオプションのユーティリティーについては「Google Cloud Storageでのユーティリティー」を参照してください。