転送先(バケット)ごとのタイムアウト値を登録したい

個別設定で集信ストレージ管理情報を登録する例を説明します。

ここでは、クラウドストレージDBの集信ストレージ管理情報にストレージタイムアウトの時間を登録して、転送先ごとにストレージタイムアウトを設定する例を紹介します。

ストレージタイムアウトを例としていますが、他の転送関連情報でもこの例と同じ方法で登録できます。

 

集信ストレージ管理情報のストレージタイムアウトの設定値を以下のとおり登録する手順を説明します。

表D.1 集信ストレージ管理情報の設定値の例

集信ストレージ管理情報の項目名

設定値

登録有無

集信ストレージ管理情報ID

bucket01

バケット名

未設定

ストレージタイムアウト

600(秒)

1転送あたりの最大並列数

未設定

パートサイズ

未設定

:

設定値を登録する項目

:

設定値を登録しない項目

= 備考 =

集信ストレージ管理情報IDには、バケット名を指定することをお勧めします。集信履歴には、集信管理情報のファイル名に指定した集信ストレージ管理情報ID、つまりバケット名が表示されます。

ストレージ管理情報の登録コマンドで、ストレージタイムアウトの設定値を登録します。

utlgsinfoadd -t rcv --id bucket01 --timeout 600

ストレージ管理情報の登録コマンドの詳細は、「ストレージ管理情報の登録コマンド」を参照してください。

注意

オプションで指定しなかった項目は、未設定(Use the default value.)が設定されます。

未設定(Use the default value.)の場合、デフォルト情報に登録されている値が使用されます。

集信ストレージ管理情報のデフォルト情報の値を確認する場合は、「クラウドストレージDBの情報リストの表示コマンド」を参照してください。

以下のリストが表示されます。

$ utlgsinfoadd -t rcv --id bucket01 --timeout 600
The Receive Storage Management Information "bucket01" will be registered.
Bucket:            Use the default value.
Timeout:           600
Parallels:         Use the default value.
Part Size:         Use the default value.

ストレージタイムアウトの設定値が、"600"秒に登録されたことを確認します。

ストレージ管理情報の登録コマンドで「-f」または「--force」を指定しなかった場合、以下の確認メッセージが表示されます。

Are you sure to register? [y/n]:

確認メッセージの表示後に、“y”または”Y”を入力し、ストレージ管理情報の登録コマンドを実行します。

これで、ストレージタイムアウトの時間が登録され、オブジェクトストレージへアップロードする設定が完了しました。