管理情報バックアップユーティリティ
システム動作環境設定に指定したディレクトリに、システム管理情報のバックアップファイルを作成します。
サーバのOSがUNIXまたはLinuxの場合、このユーティリティは、HULFT-HUB Serverのインストール実行者だけが実行できます。
本ユーティリティで作成するバックアップファイルは、管理情報パラメータ生成ユーティリティ(utlhubigen)またはHULFT-HUB Managerの管理情報収集配布画面で参照するファイルです。システムのバックアップとリストアには使用できません。
システムのバックアップとリストアについては「HULFT-HUB Server 導入マニュアル」を参照してください。
(2) パラメータ説明
- -f
-
更新の有無にかかわらずバックアップを作成(省略可)
指定した場合、更新の有無にかかわらずバックアップを取得します。
省略した場合、前回のバックアップ以降に更新されたシステム管理情報のみバックアップを取得します。
注意同じ日付で取得されているバックアップがあった場合、-fの有無で動作が異なります。
- -f指定時
-
: ユーティリティ実行時の情報でバックアップが上書きされます。
- -f省略時
-
: エラーになります。
- -a
-
すべての管理情報をバックアップの対象に指定(省略可)
-aを指定した場合と省略した場合で、バックアップの対象となる管理情報を以下の表に示します。
管理情報 ファイル名 -a指定時 -a省略時 SRV
(*2)
MGR
(*3)
代替管理情報
hub_Agent.db
○
ユーザ情報
hub_User.db
○
○
業務権限情報
hub_Authority.db
○
○
業務グループ情報
hub_BusinessGroup.db
○
○
クライアント業務グループ情報
hub_ClientGroup.db
○
収容クライアント情報
hub_Client.db
○
転送情報
hub_TransferData.db
○
○
○
○
転送詳細条件
hub_TransferCondition.db
○
○
○
○
転送先ホスト情報
hub_TransferHost.db
○
○
○
○
ホストグループ情報
hub_HostGroupData.db
○
隣接サーバ情報
hub_NeighborServer.db
○
経路情報
hub_TransferRoute.db
○
クライアント状態管理
hub_ClientState.db
○
蓄積環境設定
hub_HubMailBox.db
○
○
ジョブフロー管理情報 (*1)
jf_manage_info.db
○
接続許可情報
hub_ConnectionFilter.db
○
○
クライアントシステム動作環境設定
hub_ClientConfig.db
○
クライアントインストール情報
hub_ClientInstall.db
○
配信管理情報
hub_Send.db
○
○
○
○
集信管理情報
hub_Receive.db
○
○
○
○
転送グループ情報
hub_TransferGroupData.db
○
○
○
○
詳細ホスト情報
hub_ReferHost.db
○
○
○
○
ジョブ管理情報
hub_JobData.db
○
○
○
○
フォーマット情報
hub_FormatData.db
○
○
○
○
マルチフォーマット情報
hub_MultiData.db
○
○
○
○
スケジュール情報
hub_Schedule.db
○
○
○
○
メール連携情報
hub_Mail.db
○
○
○
○
XML変換情報
hub_Xml.db
○
○
ファイルトリガ情報
hub_FileTrigger.db
○
○
○
○
*1 : HULFT-HUB Server for UNIX/Linux-ENT の場合にのみ該当します。 *2 : 管理情報パラメータ生成ユーティリティ(utlhubigen)でバックアップファイルからパラメータファイルを作成可能かどうかを表します。 *3 : HULFT-HUB Managerの管理情報収集配布画面でバックアップファイルから管理情報を取得可能かどうかを表します。
(3) 完了コード
- 0
-
: 正常にバックアップされました。
- 10
-
: オプションの指定に誤りがあります。
- 11
-
: 終了指示を検知しました。
- 12
-
: メモリの確保に失敗しました。
- 13
-
: システムエラーが発生しました。
- 20
-
: 同一日付のバックアップデータが存在します。
- 101~
-
: SQLエラーが発生しました。
(4) ユーティリティ使用上の注意点
ユーティリティを使用する上での動作環境については、「ユーティリティ(コマンド)実行時の注意点」を参照してください。
管理情報のバックアップ処理中に管理情報の更新を行なうと、更新途中の状態でバックアップされてしまう可能性があります。
本ユーティリティで作成したバックアップを削除するときは、必ず管理情報バックアップ削除ユーティリティ(utlhubbackuprm)を使用してください。OSコマンドなど他の手段で削除すると、HULFT-HUB Serverが管理している情報と整合性が取れなくなります。
(5) バックアップした管理情報の利用方法
ユーティリティを使用して、バックアップした管理情報からテキスト形式のパラメータファイルを生成できます。詳細は「管理情報パラメータ生成ユーティリティ」を参照してください。生成したパラメータファイルの利用方法は「管理情報バッチ登録ユーティリティ」を参照してください。
HULFT-HUB Managerの管理情報収集配布画面を利用して、バックアップした管理情報を取得し、再配布することもできます。詳細はHULFT-HUB Managerのオンラインヘルプを参照してください。