転送状況図の説明

転送状況図には、配信側ホストから集信側ホストまでの転送経路を表示するとともに、転送状況や転送結果がグラフィカルに表示されます。

HUB転送では、転送経路となったサーバごとに記録されている転送状況や履歴が表示されます。

なお、配信側、集信側のクライアントの履歴や転送状況については、クライアント状況照会の各画面から確認できます。

 

配信側クライアント

配信側クライアントを表すアイコンです。

アイコンの上にホスト名が表示されます。

【備考】  
HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「IDの表示方法」の指定により、表示方法が異なります。
配信側クライアントとサーバの接続に失敗したり、未登録のクライアントからの接続拒否を中断した場合など、ホスト名が特定できない時には、ホスト名は“???”と表示されます。

コンテキストメニュー

【注意】 配信側クライアントが管理対象外クライアントの場合、これらの操作は実行できません。

配信履歴一覧

配信側クライアントの配信履歴一覧画面が表示します。

配信キャンセル

実行中の配信をキャンセルします。

集信側クライアント

集信側クライアントを表すアイコンです。

アイコンの上にホスト名が表示されます。

【備考】  
HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「IDの表示方法」の指定により、表示方法が異なります。
配信側クライアントとサーバの接続に失敗したり、未登録のクライアントからの接続拒否を中断した場合など、ホスト名が特定できない時には、ホスト名は“???”と表示されます。

コンテキストメニュー

【注意】 集信側クライアントが管理対象外クライアントの場合、これらの操作は実行できません。

集信履歴一覧

集信側クライアントの集信履歴一覧画面を表示します。

集信キャンセル

実行中の集信要求をキャンセルします。

サーバ

HUB転送の場合に、転送経路上のサーバを表すアイコンです。

アイコンの上にホスト名が表示されます。

ホスト名が太字のサーバは、転送モニタ画面を開くときに選択されたサーバを示しています。

【備考】 HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「IDの表示方法」の指定により、表示方法が異なります。

蓄積状況

蓄積を行った場合、蓄積したサーバのアイコンの下に、蓄積状況が表示されます。

<表>蓄積状況の表示内容

表示内容 背景色 説明
蓄積中 緑色 現在蓄積処理を行っている状態
蓄積完了 緑色 データがサーバに蓄積されている状態
削除 黒色 蓄積データが正常に削除された状態
蓄積異常(XXXX) 赤色 蓄積処理が異常終了した状態

蓄積異常の場合には、後ろに詳細コードが表示されています。詳細コードについては、転送状況図の下に表示される転送エラー内容詳細一覧で内容を確認できます。

ジョブフロー実行状況

ジョブフローを実行した場合、蓄積状況の下に、ジョブフロー実行状況が表示されます。

<表>ジョブフロー実行状況の表示内容

表示内容 背景色 説明
ジョブフロー起動失敗 赤色 ジョブフローの起動に失敗した状態
ジョブフロー実行中 青色 ジョブフローを実行中の状態
ジョブフロー正常完了 緑色 ジョブフローの実行が正常に終了した状態
ジョブフロー異常完了 赤色 ジョブフローの実行が異常終了した状態

ジョブフロー起動失敗およびジョブフロー異常完了の場合は、転送状況図の下に表示される転送エラー内容詳細一覧で内容を確認できます。

転送状況

経路の下に、転送状況や転送結果が表示されます。

<表>転送状況の表示内容

表示内容 背景色 説明

転送中

送出中

青色

現在ファイル転送を行っている状態

接続元ホストとコネクションが確立してから解放されるまでの間を示します。

送出多重度空待ち 青色 送出多重度が最大数に達した状態
送出順序待ち 青色 送出の順番を待っている状態
保留解除待ち 青色 送出が保留されている状態

転送完了

送出完了

黒色 ファイル転送が正常に終了した状態

転送異常(XXXX)

送出異常(XXXX)

赤色 ファイル転送が異常終了した状態

宛先変更完了

宛先追加完了

黒色 宛先の変更または追加が正常に終了した状態

転送異常および送出異常の場合には、後ろに完了コードが表示されています。完了コードについては、転送状況図の下に表示される転送エラー内容詳細一覧で内容を確認できます。

コンテキストメニュー

送出要求

HUBに蓄積していたデータをクライアントに送り出します。

送出キャンセル

送出要求をキャンセルします。

ジョブフロー結果詳細

ジョブフローモニタ詳細画面を表示し、実行されたジョブフローIDの詳細な情報を表示します。

管理外サーバを経由した場合の表示について

転送モニタを参照するために選択されたサーバから集信側クライアントまでの経路に管理外サーバがあった場合、転送状況図は管理外サーバまでで終わり、その先は表示されません。

転送経路の一部が不明だった場合の表示について

転送モニタを参照するために選択されたサーバから、ファイル転送を中継するサーバの一部が不明であった場合、点線の矢印()で表示されます。不明な理由としては、次のような場合があります。

  • 途中のサーバで保存されていた転送結果が既に削除されていた場合
  • 途中のサーバが起動していなかった場合(転送完了後の転送モニタ参照時)
  • 管理対象外クライアントへのファイル転送の場合
  • 参照権限のないサーバを経由したファイル転送の場合
  • 転送中の場合
  • 隣接サーバがある状態でプレイバック機能([戻る]ボタン、または[進む]ボタン)を使用した場合

【備考】 ファイル転送中に転送異常が発生した場合、中継のサーバで転送経路を切り替えてファイル転送する場合があるため、集信クライアントに接続されるまで最終経路は表示されません。

HUB同報配信時の転送状況図の表示について

HUB同報配信を行った場合、転送状況図には、同報配信を行ったサーバから転送先ホストへ矢印が分岐して表示されます。