中継/同報設定情報の編集
転送マップ上でサーバをクリックすると、転送情報フレームに指定したサーバの中継/同報設定情報が表示されます。
中継/同報設定情報では、以下の情報を設定できます。
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転送方法が“同報”の場合、中継/同報設定で同報配信の情報を設定します。
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転送方法が“中継”の場合、中継/同報設定で転送を中継するための情報を設定します。
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蓄積設定では、蓄積動作に関する情報を設定します。
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ジョブフロー設定では、蓄積後にジョブフローと連携する場合の情報を設定します。
各項目の詳細は管理情報リファレンスの転送情報を参照してください。
同報設定
同報転送の場合、[中継/同報設定]をクリックすると転送定義フレームで同報配信の転送詳細条件を設定できます。
<表>中継/同報設定(同報)の項目
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 指定 |
---|---|---|---|---|
転送区分 | 経路設定によって“HUB同報”または“HUB経由HULFT同報”と表示されます。 | ― | 変更不可 | ― |
ファイルID | 転送するファイルを認識するためのID | ― | 変更不可 | ― |
転送元ホスト名 | 配信側のホスト名 *1 | ― | 変更不可 | ― |
ファイル表示名 | ファイルIDリスト上に表示される任意の名前を指定します。 | 文字 | 256バイト以内 | 任意 |
異常時の扱い | 同報配信中にエラーが発生した場合、その他の転送先ホストへの配信処理の扱いを指定します。 | ― | リストから選択 | 必須 |
異常扱いの条件 | 同報配信中にエラーが発生した場合、配信側ホストへ転送異常を返送する条件を指定します。 | ― | リストから選択 | 必須 |
コメント | 転送条件に対するコメントを指定します。 | 文字 | 60バイト以内 | 任意 |
*1: HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「IDの表示方法」の指定により、表示方法が異なります。
中継設定
中継転送の場合、[中継/同報設定]をクリックすると転送定義フレームで転送を中継するための転送詳細条件を設定できます。
<表>中継/同報設定(中継)の項目
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 指定 |
---|---|---|---|---|
転送区分 | “中継”と表示されます。 | ― | 変更不可 | ― |
ファイルID | 転送するファイルを認識するためのID | ― | 変更不可 | ― |
転送元ホスト名 | 配信側のホスト名*1 | ― | 変更不可 | ― |
ファイル表示名 | ファイルIDリスト上に表示される任意の名前を指定します。 | 文字 | 256バイト以内 | 任意 |
コメント | 転送条件に対するコメントを指定します。 | 文字 | 60バイト以内 | 任意 |
*1: HULFT-HUB Managerの動作環境設定の「IDの表示方法」の指定により、表示方法が異なります。
蓄積設定
[蓄積設定]をクリックすると、「転送区分」が“同報”と“中継”のどちらの場合でも、転送ごとの蓄積動作を設定できます。
<表>蓄積設定の項目
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 指定 |
---|---|---|---|---|
蓄積条件 |
転送データを蓄積するかどうかを指定します。 ・蓄積しない ・転送不能時に蓄積する ・転送と蓄積を同時に行う ・蓄積後に送出する ・蓄積のみ行う ・システムに依存する |
― |
リストから 選択 |
必須 |
継続条件 |
異常発生時に処理を継続するか中断するかを指定します。 ・異常発生時に転送と蓄積を継続する ・転送異常発生時に蓄積を継続する ・蓄積異常発生時に転送を継続する ・異常発生時に転送と蓄積を中断する ・システムに依存する |
― |
リストから 選択 |
必須 |
蓄積ファイル 削除基準 |
蓄積完了または送出完了したデータを削除するタイミングを指定します。 ・削除しない ・転送または送出完了時に直ちに削除する ・蓄積完了から一定期間経過後に削除する ・送出完了から一定期間経過後に削除する ・システムに依存する |
― |
リストから 選択 |
必須 |
蓄積完了時、配信への転送結果通知 |
「蓄積条件」が“転送不能時に蓄積する”、“転送と蓄積を同時に行う”、“蓄積後に送出する”の場合に、蓄積完了時に配信側に通知する転送結果を指定します。 ・常に転送完了を返す ・集信への転送結果に依存する ・システムに依存する |
― |
リストから 選択 |
必須 |
データ検証 |
配信側のデータと蓄積したデータの一致を検証するかしないかを指定します。 ・する ・しない HUB Server V2.2以降、配信側クライアントVer.7以降、および集信側クライアントVer.7以降の場合、指定可能となります。 「蓄積条件」を“蓄積しない”に設定した場合、「データ検証」は“しない”が表示され、指定不可となります。 |
― |
リストから 選択 |
必須 |
保管期限 |
蓄積完了または送出完了したデータが保管される期限を指定します。「蓄積ファイル削除基準」が“・・・一定期間経過後に削除する”の場合に指定します。 ・期間: 指定した日数を経過すると削除されます。 ・毎週: 毎週、指定した曜日に削除されます。 ・毎月: 毎月、指定した日または曜日に削除されます。 |
― |
“期間” “毎週” “毎月” から選択 |
任意 |
保管世代管理 |
転送データが送られてきた場合に、同一ファイルIDのデータが保管期限内にあるときの動作を指定します。 ・世代管理しない ・保管世代数で制限する ・未送出世代数で制限する ・システムに依存する |
― |
リストから 選択 |
必須 |
保管世代管理数 | 「保管世代管理」が“世代管理しない”以外の場合に、保管する世代の最大数を指定します。 | 数字 | 1~9999 | 任意 |
追越禁止 |
転送データの追越を禁止するかしないかを指定します。 ・しない ・する ・システムに依存する |
― | ― | 必須 |
未送出データ不在時の送信要求の扱い |
蓄積データに、未送出データが存在しない場合の送信要求の扱いについて指定します。 ・配信側まで中継する ・エラーとする ・システムに依存する |
― | リストから選択 | 必須 |
転送間隔 |
蓄積データを送出する際に、1ブロック(転送ブロック長×転送ブロック数)を送出してから次のブロックを送出するまでの間隔をミリ秒単位で指定します。 この項目は、配信側が管理対象外クライアント(中継あり)の場合のみ表示されます。 |
数字 | 0~32760 | 必須 |
以下の項目については、サーバの蓄積環境設定でも指定できます。
- 蓄積条件
- 継続条件
- 蓄積ファイル削除基準
- 蓄積完了時、配信への転送結果通知
- 保管世代管理
- 保管期限
- 追越禁止
- 未送出データ不在時の送信要求の扱い
転送情報の蓄積設定は転送ごとに設定する情報ですが、サーバの蓄積環境設定はHULFT-HUB Serverごとに設定する情報です。
転送情報の蓄積設定で“システムに依存する”を選択した項目は、サーバの蓄積設定で設定された値が使用されます。
“システムに依存する”以外を選択した項目は、転送情報の蓄積設定で設定した値が使用されます。
【注意】 | |||||||
• | 「蓄積条件」が“転送不能時に蓄積する”の場合は、「蓄積ファイル削除基準」は“転送または送出完了時に直ちに削除する”で動作します。 | ||||||
• | 「追越禁止」の設定は、経由するすべてのHUB Serverに対して行う必要があります。 | ||||||
• | ジョブフロー設定で、蓄積後正常時ジョブフローID、蓄積後異常時ジョブフローIDを設定した場合、「蓄積条件」および「蓄積ファイル削除基準」には以下の値のみ設定可能です。 | ||||||
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ジョブフロー設定
[ジョブフロー設定]をクリックすると、蓄積完了後にジョブフローと連携する場合の情報を設定できます。
[一覧]ボタンをクリックすると、ジョブフロー情報選択画面を使用して一覧からジョブフローIDを選択できます。
<表>ジョブフロー設定の項目
項目名 | 説明 | 書式 | 制限 | 指定 |
---|---|---|---|---|
蓄積後正常時ジョブフローID | 蓄積が正常終了した後に連携するジョブフローのID | 英数字 | 16バイト以内 | 任意 |
蓄積後異常時ジョブフローID | 蓄積が異常終了した後に連携するジョブフローのID | 英数字 | 16バイト以内 | 任意 |
完了通知 |
完了を通知するタイミングを指定します。 ・蓄積完了 ・ジョブフロー完了 |
― | ラジオボタンで選択 | 必須 |